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ガンガラーの谷は太古の神秘が宿るパワースポット!

那覇空港から車で約30分程の「おきなわワールド」。その敷地内にある「ガンガラーの谷」は、数十万年前まで鍾乳洞だった場所が崩れてできた森と谷なのです。その広さはなんと約4万7500平方メートル(東京ドーム、約1個分)。太古の神秘が宿るおアワースポットに足を踏み入れてみましょう!

 

ガンガラーの谷の名前の由来は?

©OCVB

「ガンガラー」という名前の由来は、昔、子供が洞窟の穴に小石を落とすと「ガン、ガン、ガン、ガラー、ガラー、ガラー!」という音が長い間続いた、ということから名づけられたそうです。

この「ガンガラーの谷」は完全予約制で、ツアーに参加した人だけが入ることのできる谷。ツアーの所要時間は約1時間20分で、コースは全長約約1キロ。土道ではありますが、歩道は確保されています。ただ、1時間以上歩くので歩きやすく、疲れにくい靴で参加されることをおススメします。

 

集合場所のケイブ(洞窟)カフェでまず感動!

ツアーの集合場所は、ガンガラーの谷の入り口にある「ケイブ(洞窟)カフェ」。このカフェが凄すぎて、ガンガラーの谷に入る前にまず感動しました。ツアーに参加しない方も、このカフェを利用することが可能です。

ここでツアーに参加するメンバーが集められ、簡単な説明を受けたあと、一人ずつに水筒が配られ、いざ冒険へ!!的に気分が盛り上がります。

 

ツアーへ出発!!

多くの植物が生息する亜熱帯の森の中には、巨大なガジュマルや、命の誕生を願う場所「イナ具洞」と「イキガ洞」、日本人のルーツと言われている約1万8000年前の「港川人」の住居跡が発掘された遺跡もあります。

ツアーガイドの方から見慣れない植物の説明を受けながら、川沿いの森を歩きます。ガジュマルは歩くのだという驚きの事実を教えられたり、他の植物についての豆知識を教えてもらったりと、歩くのが全く苦ではなく、とても楽しく歩けます。「ガジュマルが歩く」に関しては、ぜひご自身でツアーに参加し、その事実を確認してみてください!

ツアーの中盤に薄暗い鍾乳洞に入ります。ここでも一組に一個ずつ、火を灯したランタンを渡され、またもやテンションが上がります。ランタンを灯しても鍾乳洞の中は暗く、写真もうまく撮れない中、ひんやりした空気と、どこか神聖な気配が漂い、厳かな気分になりました。鍾乳洞に入るすぐ手前には女性を意味する「イナグ洞」、鍾乳洞の中には男性を意味する「イキガ洞」があり、鍾乳洞の中は、命の誕生を願う場所でもあったそうです。

鍾乳洞を出て次に姿を見せるのは、高さ20メートルもの巨大な「大主(ウフシュ)ガジュマル」。推定樹齢は150年!!その圧倒的な大きさ、木漏れ日が差し込む美しいさまは、本当に圧巻で、思わず歓声が漏れるほどです。

まるで翼を広げているかのような樹木は、森全体を守るかのような堂々とした姿で、何百年もの間成長を続け、またこれからも、何百年もの時間を森とともに生きていくのであろうその姿を、また見に来たいと思いました。

最後は、日本人のルーツであるといわれている「港川人」の遺跡が発掘された場所へと行きます。洞窟の中のような少し暗い場所です。ここで発見された人骨は、頭の先から足の先まで骨が揃い、保存状態が非常に良かったそうです。今もまだ発掘調査は続いており、シートがかけてある所もありました。

約2万年前に実際にこの地に生きていた、旧石器時代の人類が発見された同じ場所に私がいるなんて、太古のロマンを感じてしまいました。最後にこの場所でガイドの方に説明を受けツアーは終了。

そこから少し歩くと・・・突然アスファルトの地面が見えます。太古の森から突然、現実に戻されたかのような不思議な感覚を味わいます。ガンガラーの谷から出てきた場所は、「おきなわワールド」の敷地内でした。ツアーはココで解散となります。遺跡とか、鍾乳洞とかに興味がない方も、20mの大主(うふじゅ)ガジュマルを見るだけでも価値がありますよ!

ぜひ、一度ツアーに参加してみてはいかがでしょうか?

★ガンガラーの谷の公式サイトはコチラ。

★ 本物の鍾乳洞に囲まれた「CAVE CAFE(ケイブカフェ)」の記事はコチラ。

 

ガンガラーの谷

住所:沖縄県南城市玉城字前川202番地 ☎098-948-4192(予約受付9:00~18:00)


文:翠珀

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2016.10.1公開、2019.10.13更新

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