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★体験レポート ~青木さなえさん

大自然に囲まれた沖縄にはまだまだ秘境のようなスポットが残されています。そのひとつが、2008年にようやく公開された、沖縄本島南部にある「ガンガラーの谷」。数十万年もの時が創りあげた鍾乳洞が崩壊してできたこの谷間は、手つかずの自然が残る亜熱帯の森の中にあり、この谷間に広がる森を専門ガイドと共に巡るツアーがあるということで初めてやってきました。
おきなわワールド道路挟んで真向い、反対側の駐車場から「ガンガラーの谷」の案内にしたがって進んで行きます。

すると、突如目の前にピンクパープルのカーテンのようにライトアップされた迫力ある洞窟が見えるではないですか!!私たちは「わ~凄い!」とツアーに参加する前から胸が高鳴りました。

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この洞窟は、ケイブカフェと呼ばれる本物の鍾乳洞に囲まれたカフェもあるガンガラーの谷の入口にあたります。まずはカウンターでツアーの受付を済ませ、始まるまでまだ30分あったので、このカフェで沖縄の自然を活かしたアイスクリームをいただきました。本物の鍾乳洞に囲まれ、探検の前のようにテンションがあがります!

ツアー参加者はまずこの入口洞窟内でレクチャーを受けます。ガイドさんは面白おかしく、ツアー参加者を巻き込みながら、紙芝居風(?)に分かりやすくこの谷のことをお話ししてくださいました。

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港川人は、沖縄県南部の石灰岩採石場で1970年に化石人骨として発見された人類で、日本人の祖先にあたる人類とされてるそうです。彼らは、約2万年前に実際にこの地に生きていた旧石器時代の人類で、身長はおおよそ150cm前後、現代人に比べると小柄で、その骨格から、森の中を歩き回りながら狩猟採集の生活をしていたであろうと推測されています

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港川人の発見は、日本人のルーツを握る重要な手がかりとなっていて、この地沖縄で暮らしていた港川人が、海を越え日本本土に渡り、日本人の祖先となった可能性があるといわれているらしいです。さんぴん茶入りの水筒を1人一つ持って、いざ亜熱帯の森へと出発です。このサービスもありがたいですね。

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ガンガラーの谷は、ガイドと一緒に歩くツアーに参加した人だけが足を踏み入れることができるところ。東京ドームとほぼ同じ面積(約4万7500平方メートル)、数年前まで人が立ち入ることなく大自然のまま守られてた森なので、さまざまな動植物が息づいているようです。

ツアーで巡るコースは全長約1キロ。どれもこれもダイナミック。大きな竹や谷の地層の説明を受けながら、小川沿いを歩いていきます。

亜熱帯の豊かなの自然が息づく谷の森は多種多様な樹木がたくましく根を張り、大らかに枝葉を広げ、命の尊さに包まれながら、心身ともに浄化されるような感覚になります。

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しばらく行くと、数百年も前から、命の誕生と健やかな成長を願う場所として人々が訪れてきた種之子御嶽(サニヌシーウタキ)に到着します。種之子御嶽は、「イナグ洞」(女性を意味)と「イキガ洞」(男性を意味)の二つの洞窟の一帯からなり、琉球時代から信仰されている御願所(ウガンジュ)でパワースポットでもあるそうです。洞窟のなかには、乳房のかたちをした鍾乳石がいくつもぶらさがっているそうです。

イナグ洞

イナグ洞

その先には川の侵食により出来た洞窟があります。ここが「イキガ洞」。ランプを持って、探検家のごとく洞窟の中へと入っていくとイキガ洞ご神体があります。

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何万年もかけて自然が創造した鍾乳洞に人々の「命の誕生・子の健やかな成長を願う」祈りが捧げられてきたイキガ洞。ご神体に触れて拝むと子宝に恵まれるといわれているそうです。それぞれ満々洞、珍々洞と呼ばれた時期もあったそうです。

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種之子御嶽の次は、トンネルを通ります.このトンネルはおきなわワールドとガンガラーの谷の真ん中を走る道路の真下の部分。昔、この辺りの人が、洞窟に石を落とすと、ガンガラー、ガンガラーと響きながら落ちていったことからガンガラーの谷と呼ばれるようになったそうです。

トンネルを抜けると、谷の森の奥深く、鍾乳洞跡にそびえ立つ、高さ20メートルもの「大主(ウフシュ)ガジュマル」が見えてきました。圧巻です!!

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圧倒的な風格をたたえ、何百年間生きてきた今もゆっくりと成長を続け、見上げる人々を壮大な命の源で包んでくれるようです。

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このスケールの壮大さは写真では伝わりません。本当に凄い!!震えるような感動です。

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浸食された谷を抜けると、スタッフが手作りしたという森を見渡すツリーテラスの階段が見えてきました。ツリーテラスの樹上から見る森は陽光を浴びて輝き、海を望むことができます。

そして最後に向かったのが、「武芸洞」と呼ばれる発掘現場にあたるところ
数千年前の人々の生活居住跡で、風雨にさらされないこの場所は、化石の宝庫とも言われています。まだ掘り進んでいないその下には、7000年以上前の生活跡が残されているかもしれないそうです。今後も続く発掘調査で、武芸洞に眠る日本人のルーツの謎が解き明かされていくのかもしれませんね。

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おきなわワールド側に出て、ツアーは終了しました。ガイドさん、ありがとうございました。とっても楽しいツアーでした。

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文、写真:青木さなえ

体験レポーター青木さなえさんのプロフィールです!

sanaeセブンティーンの専属モデルや、CM、スチールなど、ティーンズモデルとして活躍する中、16歳の頃、日本テレビ年末ドラマ「なんて素敵にジャパネスク」新人オーディションで4万8千人の中からグランプリ受賞、ドラマデビュー。その後、TBS『土曜深夜族』エンジェルスのメンバーとしてレギュラー 出演。芝居以外にも歌・ダンス・お笑いにも活動の場を広げる。 現在、フリーになり、女優業を中心に活動中。プライベートでは世界各国を旅をし、貴重な体験を持つ。詳しくはブログ“sanakoのモト”をご覧ください

 

【ガンガラーの谷】

「CAVE CAFÉ(ケイブカフェ)」の詳細はこちらをご覧ください

■ツアー料金 ※ツアー以外での入場はできません
大人1名 : 2,000円(保護者同伴の小学生以下は無料)
学生1名 : 1,500円
10名以上の団体は1名 : 1,500円

営業時間:9:00~18:00【ツアー】10:00、12:00、14:00、16:00出発(約1時間20分)

電話番号:098-948-4192

※基本的には前日までに要電話予約ですが、空いてれば当日でも大丈夫そうです。
休業日:年中無休

所在地:沖縄県南城市玉城字前川202

交通アクセス:(1)「那覇空港」から車約30分 (観光施設「おきなわワールド」入口向かい)
(2)沖縄自動車道「南風原南IC」から車で約8分

沖縄県南城市玉城字前川202




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