南風原町の綱曳きツアーの紹介です。大綱曳きといえば那覇大綱曳きが有名ですが、実は南風原町にもちょっと変わった綱曳きツアーがあるんです。南風原町観光協会では、同じ日に行われる3~4カ所の綱曳きをバスで移動しながら順番に巡って楽しむツアーを実施しています。ツアー参加者同士で仲良く交流しながら、ガイドの説明を聞いたり地元名物のかぼちゃそばをいただいたり、通常の観光ツアーとはの違う楽しいツアーです。
沖縄県島尻郡南風原(はえばる)町は沖縄本島南部の中央部にあり、 那覇市のすぐお隣の町。高速道路や主要幹線道路が通っていて、交通アクセスも抜群です。
南風原と書いて「はえばる」と読み、その名の通り「南風が吹く豊かな土地」という意味があるそうです。
そんな南風原町は、旧暦六月二十六日のいわゆる「御願綱(うがんづな)/あみしぬ御願」という日に、南風原町の各地で綱曳きが行われます。南風原町の綱曳きは毎年、熱く激しい戦いを繰り広げる事で有名。このツアーでは、地域ごと盛んに行われている南風原の綱曳きを見学できるツアーなんです。
日時は8月17日(木)第一部と二部があります。各字の綱ひきは、夕方6時頃から深夜までの間に時間差で行なわれます。この時間差を利用して、各集落の綱ひきをバスで巡る体験・参加型ツアーなんです。
ツアースケジュールはこんな感じ!
まず食事から始まるってのが面白い(笑)この食事もご当地産のお食事なんですって。残念ながら人気ツアーなので第一部は定員に達したため受付終了です!
移動はバスなのでラクチンです!車中では、各字の綱ひきの特徴を余すことなくガイドが解説。
沖縄で最古と伝わる島尻無双の綱曳き「津嘉山」、青年会の若い力で20年ぶりに復活を果たした「照屋」、龍蛇(ジャー)が清めの火を噴く!独特の伝統を引継ぐ「兼城」、大迫力!!通称「喧嘩綱」で有名な「喜屋武」!どれも楽しそう♪
南風原の綱曳きの中でも異彩を放つ用具である龍蛇「ジャー」。兼城の綱曳きには龍と蛇の特徴を併せ持つ龍蛇(ジャー)という用具を使う、他には見られないユニークな特徴があります。ジャーの口から放たれる聖なる火は、兼城の災いや汚れを焼き清めると云われています。南風原で他に例のない、独特な情景を持つ綱曳きです。
これが龍蛇。
これは、兼城の女性神の姿が変じたものという伝説があるため、女性が触ってはいけない決まりになっています。また、自然災害などで綱を曳けない時でも龍蛇の火吹きだけは必ず行うという決まりごとも。そして龍蛇は綱曳きのあとで火をつけられ川に流します。川に流すことによって龍蛇が天に昇っていくと考えられており、古くから雨乞いの儀式だったと考えられています。
綱曳き以外にも青年会のエイサーがあったり、舞台や祭事などの場における清めの開幕舞踊で、力強い棒の舞いによって疫病・災害・悪霊を払う意味がある舞方棒(メーカタボー)があったり、獅子舞や綛掛(カシカキ)とよばれる伝統舞踊を楽しむことができるんです。
南風原町には、伝統文化が数多く残されており、現在でも地元の有志や団体が伝統を受け継いで、町内の祭りなどで実演されています。舞方棒(メーカタボー)や綛掛(カシカキ)の芸能は無形民俗文化財に指定されているんですって!
各地域に特徴のある綱曳き!バスでめぐりながら、地域の方の伝統文化を継ぐ熱い想いを身近に感じることができ、素晴らしい体験になる事間違いなしですよ~
日時 8月17日(木) 雨天決行
料金 1部4,500円(完売) 2部4,000円(17:50集合)
場所 はえばる観光案内所
予約 (一社)南風原町観光協会 はえばる観光案内所
電話 098-882-6776
※1部は津嘉山道ヅネーから見学出来るのですが、定員に達したため残念ながら受付終了です。
※兼城・照屋は同時刻開催のため、お申し込み時にどちらの見学を希望されるか伺います。(兼城の特徴は、ジャーと呼ばれる大きな龍蛇から火が放たれ、周辺で爆竹の大きな音が鳴り響く、他とは異彩を放つ独特な綱曳きです。照屋は、永い間休止していましたが、2010年に青年会の若い力で復活した力強い綱 ひきが魅力。こちらはぶつかり合いの綱ひきで、大盛り上がりを見せる綱ひきです。)
※喜屋武は深夜開催なので、22時に解散式後、任意参加でのご案内になります。
※軽装でご参加ください。
【ご予約は(一社)南風原町観光協会 はえばる観光案内所まで】
予約 (一社)南風原町観光協会 はえばる観光案内所
電話 098-882-6776