浦添市の「屋富祖(やふそ)」という街をご存知でしょうか。キャンプキンザーの正面ゲート前、那覇からちょいと足を延ばしたその町は『かつての繁華街』と言われて、ちょっと前はキャバクラ・スナック・山羊汁だけとイメージでおじさんしか立ち寄らない雰囲気が漂う通りでした。
ところがどうでしょう、最近の屋富祖といったら若者からシニアの先輩まで楽しめる、とにかく明るい最新の遊び場へと変貌しつつあるのです。
更に、浦添市をキャンプ地として利用してくれているYS(東京ヤクルトスワローズ)とYS(屋富祖のイニシャル)をかけて、YS肉すとりーとなるコラボイベントも開催していました。各店、自慢の肉料理で僕たちを魅了してくれること間違いなしです。
今回まず最初にお邪魔したのは、正しく屋富祖再ブームの火付け役の一人でもある具志堅さんのお店「おきなわばんさい」さん!
実はこの店、なにしろ入りにくい名店なのです。もちろん店の雰囲気も最高、店長も気さくで親しみやすい。じゃあ何が入りにくいかって、『入口』が分かりにくいんです。屋富祖大通りから一本外れたすじぐわぁー(細道)通称、しょん〇ん横丁入ってすぐの年季のはいったアパート風のテナント長屋、その階段を上った2階。さらに入口には看板なし(裏手にはあるけどそこからは入れません)、これを初見で突破できる強者はなかなかのもの。そんな、酒場フリークの心をくすぐる、屋富祖の名店でまずは乾杯!
お酒もなじみの泡盛から、常連さん持込のレア泡盛、日本酒、ハイボールなんでもござれ。
料理は店長自慢のおでんに、ぎょうざ、めちゃ旨県産新鮮野菜をつかった男料理。
特に、八重瀬町の朝採れ生ピーマンをつかった、みそダレピーマン(300円)が最高。
そうこうしてるうちに、店内には続々と浦添市屋富祖の兄さんたちが入店、あっという間に満席状態。
初めましてだったけど、ちょっと近めの距離感と美味しいお酒で、すぐに仲良し。常連さんもウエルカムな雰囲気でとっても楽しい1軒目。最後に2件目のおススメ店を紹介してもらっていざ、屋富祖はしご酒スタート。
住所:浦添市屋富祖2-17-2 宮城ビル2F 電話番号:080-6499-4073 営業時間:18:00~5:00 定休日:日曜日
1軒目で大きく弾みをつけて足取りは軽く、意気揚々と屋富祖の街を歩くと、確かにそこかしこに面白そうなお店が、今ままでスナックしか目に入って無かったけど、本当に屋富祖新名所説、立証!
これまた、初見者では辿り着けない険しい道。屋富祖入口から一本目を左折、コスモビルのシースルーエレベータにのって7階まであがると、これまた不思議な店構え(店の入口から見下ろす夜のキャンプキンザーも素敵)。
店内は広く、カラオケもライブステージも完備、メニューは千ベロ(1000円でおつまみ+3杯)から、鍋料理、おでんと食事メニューも豊富。
まずは迷わず千ベロへ一直線。おつまみもこれまた美味しく、カラオケを歌えばアットホームな常連さんから拍手喝采w千ベロが、2千ベロ、3千ベロ、そしてベロベロ。
店員さんもやさしく居心地が良すぎて危険なお店です。
住所:浦添市屋富祖4-5-13 コスモ17ビル7F 電話:098-878-8611 営業時間:17:00~4:00 定休日:日曜日
屋富祖入口入ってすぐの名物沖縄そば「すばや」は、長年屋富祖に愛された憩いの場、新崎さんの素適な笑顔がカウンターからお出迎え。なんと飲み屋街ならではの営業時間で22時開店。
店内には、オープン当初からの常連さんの写真屋名刺が、よくよく見たら隣に座ったおじさんの高校生時代の写真もw開店は22:00~とちょっと遅めだけで、正しく締めの一杯のお店にぴったり。
メニューは、沖縄すば、宮古すば、ソーキすば、よもぎソーキの4種類。早くいけばカウンターに『ポーク卵にぎり寿司』も、よもぎソーキとポーク卵で、もう限界にw
今回、訪問出来なかったお店は数知れず、夜はしばらく屋富祖探索が続きそうです。
住所:浦添市屋富祖4丁目6−2 営業時間:22:00~4:00 定休日:日曜日