羽田空港新飛行ルートってご存じですか?2020年に行われる東京オリンピックにも関する、東京上空の様子がガラリとかわる一大変革なのです!沖縄への、沖縄からの飛行機にも当然関係してきます。
目次
通称「羽田新ルート」とは2020年3月29日から正式に導入される、羽田空港への離発着のルートのことです。
近年増加する海外からの航空機をもっと増便するために、効率よく滑走路を使える向きに飛行機の離陸、 着陸ルートを設定することを目的に、何年も前から取り組みがなされてきました。 これまでは「都心上空を低く飛ばない」という原則で離発着は全て海の上から行われていました。 伊丹空港や福岡空港は空港の立地からして人の住んでいるエリアを低く飛んで着陸しますが、関東では初めてのことになります。
それに先立って2020年の1月下旬から同ルートを利用しての試験飛行が行われました。「あれ?飛行機やけに低くない?」って思った方も多いのではないでしょうか?」これまでは絶対に見られなかった場所で大きな飛行機をみることになります。
あえて、この「羽田新ルート」のことを沖縄リピートに書いたのは、東京上空を飛行機が飛ぶのは、沖縄への旅行が増える夏の時期だからです。
東京上空を飛行機が通って着陸するのは「南風の吹く時期」となっています。
時期でいうと3-10月くらいでしょうか??
「南風時の着陸」の大まかなルートがこちら。オレンジと紫が着陸ルートになります。蛍光の黄色が離陸です。 南方面への離陸は川崎側へ飛び立つことが多いと思われます。着陸時の目黒区、品川区あたりはかなり飛行機が近くに見えるはずですね。
飛んでみたといっても、たまたまマーコの搭乗日が、先述の「テスト飛行」の日に当たっていたんです。
機内Wi-Fiで、飛行機マニア御用達「フライトレーダー24」を覗くと、なんと新ルートをとっているではないですか!!
これが先に着陸に向かっている飛行機の実際のルートです。千葉東部をまっすっぐ北上して、東京北部でぐるっと旋回します。さらにもっと詳しく見ていくと
埼玉をかすめて、池袋付近、そして新宿、渋谷への上空へと。マーコのフライト時はまだ日没まえでしたが、完全に夜になるとこのような景色が見えることもあるそうです。
さらに空港が近づきます
目黒区品川区と南下します。この辺りではかなり陸地がみえてきます。また逆に、地上からもはっきり機影が見えてきます。
こちらは地上から見上げたところ。近い・・。
そしてマーコの乗った右の窓からは、平和島競艇、大井競馬場が見えてきます。かなり近いですね。馬が走っていたら見えるんじゃないでしょうか??
写真中央やや右にある黒い建物から右斜め手前に、白く三角のように見える建物が中野サンプラザ。まだ上空少し高く感じます。
渋谷上空です。大分高度が低くなりましたね。
こちらは川崎方面へ飛び立ちます。ただし、「南風ルート」は15:00-19:00の運用になりますので、沖縄旅行に向かう皆さんはあまり乗らないかもしれませんね。この川崎上空ルートはちょうど工業地帯を飛んでいきますので、これもこれまでみなかった景色が広がることになります。
騒音、落下物の問題なので導入が決まった今でも議論が尽きない「羽田新ルート」。さて2020年3月29日 空を見上げましょう!