沖縄ファミリーマートは4月14日から「泡盛発掘紀行」シリーズとして、「新里酒造(株)/琉球」、「(株)池原酒造/白百合」、「(株)宮の華/宮の華」を数量限定で販売しています。収益の一部は、首里城復興支援として県に寄付するそうです。今回はマニアックなラインナップですね!
沖縄には46ヵ所の泡盛酒造所があります。その酒造所の中で、昔ながらの製法にこだわり、生産量が少ないため、一部の地域でしか飲まれていない銘柄が多くあります。泡盛発掘紀行とは、その貴重な泡盛にスポットをあてて紹介していく企画なのです。
これまでは、泡盛の大瓶をみんなでシェアするというのが一般的でしたが、今回カップタイプにすることで、水割りで飲みやすく、日頃、泡盛を口にされない方でも試しやすく手に取りやすい商品となっています。女性や若年層、観光客など新たな方々に泡盛を身近に感じてもらい、一人でもみんなでも楽しめる泡盛として活躍しそうですね!
「泡盛発掘紀行」シリーズは、県産品販路拡大と地域ブランド育成を目的に2010年スタートしました。泡盛酒造所の中でも昔ながらの製法にこだわり生産量が少ないため、一部地域でしか飲用されていない銘柄にスポットを当て、酒造所の歴史やこだわりをパッケージで紹介しています。
今回発売されたカップ泡盛は、「新里酒造(株)/琉球」。
「(株)池原酒造/白百合」。
「(株)宮の華/宮の華」の3アイテムを300MLカップで販売。3種類とも水割りになっていて、アルコール度数は12度です。冷蔵庫で冷やしてそのまま飲めるので、ラクチンです。しかもこの3アイテムは、泡盛好きにとってはかなりマニアックなラインナップと感じるかも(笑)
まずは宮古島にある1948年創業の蔵元「株式会社 宮の華」。この社名には「宮古島の枯れない心の華」という意味が込められています。杜氏を含む約8割が女性の酒造所で、宮の華の泡盛は、母親が子供を産み育てるがごとく愛情を注ぎながら、熟成をを待つそうです。
で、購入した「宮の華」のカップ泡盛です。冷蔵庫で冷やしていました。300ml入りなので、結構ズッシリ。口に含み飲んだあと、しばらく口の中に甘い香りと味わいが残ります。12度に薄められた水割りなので優しい飲み口で、個人的にはもっと濃くてもいいかな~なんて思っちゃいました(笑)
お次は、沖縄最古の蔵元「新里酒造株式会社」の銘柄「琉球」。その昔、琉球王府は首里の三箇に住む30名のみに、泡盛造りを許したと言われています。新里酒造の初代「新里蒲氏」もその一人で、沖縄県内では最古の酒造所。1846年の創業以来、伝統の技と精神を受け継ぎながら、こののれんを守っています。
そして「琉球」のカップ泡盛はこちら。口当たりが柔らかくほのかに甘い泡盛です。ソフトな旨味は料理の味を損なうことがないので、食中酒としてもおすすめ。
最後は石垣島にある1951年創業の「池原酒造」の「白百合」。春先に石垣島の野に咲いている白百合を見て、白百合のように清らかな酒でありたいという思いを込めて、初代が命名。ラベルにもユリの花が描かれています。全行程を手作りで行い、銅鍋を使用した直火蒸留が特徴。100%天然醸造という昔ながらの伝統の製法を守り続けています。
が、しかし・・・。この「白百合」という泡盛は、泡盛の中でもかなりクセが強く、白百合の味を表すとき「土臭い」と表現する方が多い泡盛(笑)ハマるとクセになる泡盛ですが、苦手な方も多いようで・・・。なので今回販売されたカップ泡盛3アイテムの中に白百合があると知り、ちょっと驚いてしまいました。そしてこのカップ泡盛が一番気になっていたのも事実(笑)
まずは香りを嗅いでみましたが、やはり水割りにされているので、それほど強い土の香りもせず、香ばしい泡盛の香りです。口に含むと、コクとキレがあり、喉ごしは柔らか、そして甘やかな穀物香。これぞ泡盛って感じ。ですが、やはり私には物足りなかった(笑)でも泡盛初心者や女性にはかなりおススメです。
ぜひチャンスがあれば、飲んでみてくださいね!