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沖縄は工芸の宝庫!沖縄の染織物の歴史を紹介!

沖縄の織物は、その種類が他県と比較して数が多く、色使いや文様、技術・技法に至るまで独自の個性を確立しています。沖縄の気候風土によって豊富に入手できる植物を染料として使ったものや、沖縄の青い海や空、強烈な太陽の下で独自の色彩感覚が、沖縄ならではの染・織物として完成されています。

紅型(びんがた)

紅型は沖縄を代表する染物で、インドやジャワ更紗の技法や中国の型紙の技法、京友禅の手法なども取り入れ、18世紀中期にはその技法が確立されたと考えられています。琉球藍やフクギなどの染料の他は、中国から輸入した高価な顔料であったため、王族や士族の衣装として発達しました。沖縄といえば色鮮やかな紅型が思い浮かびますよね!

国際通りのてんぶす那覇内にある「那覇市伝統工芸館」では、琉球紅型体験ができます。詳細は公式サイトをご覧ください。

★那覇市伝統工芸館の公式サイトはコチラ

※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休業になっている可能性があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

那覇市伝統工芸館

住所:那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇2F ☎098-868-7866

読谷山花織(ゆんたんざんはなうい)

読谷山(現在の読谷村)は、古くから交易の中継地で、織物もその影響を強く受けました。読谷山花織は、直線と曲線がたくみに組み合わされ、立体に見える幾何学(きかがく)模様が特徴です。赤、黄、緑の色によって織り成される花柄模様は、首里の貴族と読谷の人々以外には着用を禁じたほど、人々を魅了したんだそう!

読谷村字座喜味にある「読谷山花織事業協同組合」では、読谷山花織体験や作品の購入ができます。詳細は公式サイトをご覧ください。

★読谷山花織事業協同組合のサイトはコチラ

※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休業になっている可能性があります。詳しくはサイトでご確認ください。

★「紋様にも意味がある?!読谷山花織伝統工芸総合センターに行ってきました!」の記事はコチラをご覧ください。

読谷山花織事業協同組合

住所:沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2974−2 ☎098-958-4674

八重山ミンサー織

ミンサー織の起源は不明ですが、遠くアフガニスタン地方に同様の織物があることから、チベットや中国を経由して琉球に伝来したという説があります。ミンサー織の「ミン」は綿、「サー」は狭を表しており、細い帯と解釈されています。「八重山ミンサー」は素材が木綿、組織が平織り、生産地が石垣市と竹富町とする織物で、最大の特徴は、五つと四つの紋様には「いつ(五)の世(四)までも末永く」という、素敵な意味が込められていること。女性から男性に贈られる帯に使われたそうです。エンゲージリングにもミンサーの紋様が入っているものもあります!

石垣島にある「みんさー工芸館」では、みんさーの手織り体験ができます。詳細は公式サイトをご覧ください。

★みんさー工芸館の公式サイトはコチラ

※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休業になっている可能性があります。詳しくはサイトでご確認ください。

みんさー工芸館

住所:沖縄県石垣市登野城909  ☎0980-82-3473

首里織

首里王府の城下町として栄えた首里では、王府の貴族、士族用に、色、柄共に、究極まで追求された格調高く、悠々として麗美な織物。紋様から絣に至るまで、多彩に織られるのが首里織の特徴で、王族や上流階級の女性たちに代々織りつがれ、首里織は分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する、少量多品種の形態。第二次世界大戦で何もかも失いながらも、受け継がれてきた首里織の伝統は、今も後継されています。

国際通りのてんぶす那覇内にある「那覇市伝統工芸館」では、首里織体験ができます。詳細は公式サイトをご覧ください。

★那覇市伝統工芸館の公式サイトはコチラ

※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休業になっている可能性があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

那覇市文化工芸館

住所:那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇2F ☎098-868-7866

喜如嘉芭蕉布(きじょかばしょうふ)

沖縄の織物の中でも歴史が古いのが「芭蕉布」。かつては沖縄全域で織られ、涼しくて丈夫であることから、庶民から士族まで幅広く着られていました。芭蕉布は、バショウ科の多年草「糸芭蕉」という植物の繊維で織られたもので、一反を織るのに40本以上の芭蕉が必要とされるそうです。糸を作り染色し、飛渡瀬足を起用に動かしながら紡いでいく織機「高機(たかばた)」で織られ、織られた芭蕉布は木灰汁で煮沸され仕上げます。これらの作業はすべて手作業。忍耐と熟練した技が必要ですね!

沖縄県国頭郡大宜味村にある「大宜味存立芭蕉布会館」では、喜如嘉の芭蕉布の芭蕉糸作り体験ができます。詳細は公式サイトをご覧ください。

★大宜味村立芭蕉布会館の公式サイトはコチラ

※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休業になっている可能性があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

大宜味村立芭蕉布会館

住所:沖縄県国頭郡国頭郡大宜味村字喜如嘉454 ☎0980-44-3033

久米島紬(くめじまつむぎ)

沖縄本島の西に浮かぶ久米島が産地である「久米島紬」は、14世紀の中ごろ、堂之比屋(どうのひや)という人物が中国にわたり、養蚕技術を持ち帰って絹織物を始めたのがきっかけといわれています。黒褐色で島の山野に自生する植物を使い、焙煎在として鉄分を多く含む田んぼの泥を使うのが特徴。全国的にみても希少価値の高い紬です。

久米島にある「久米島紬の里ユイマール館」では、久米島紬織り染め体験ができます。詳細は公式サイトをご覧ください。

★久米島紬の里ユイマール館の公式サイトはコチラ

※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、臨時休業になっている可能性があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

久米島紬の里ユイマール館(久米島紬事業協同組合)

住所:沖縄県島尻郡久米島町真謝1878-1 ☎098-985-8333 

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福岡県出身。沖縄が好きすぎて2011年に那覇市に移住。現在は、インスタグラムなどで沖縄大好きを発信中!沖縄モチーフの革小物を製作・販売するSunking LeatherCraft代表。レザーソムリエ。泡盛マイスター。

写真提供:©OCVB

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