皆さんは、沖縄独自のお茶「ぶくぶく茶」をご存知ですか?琉球王朝時代に航海安全を願って飲まれるようになったといわれる、縁起の良いお茶。そして宮廷の賓客をもてなす際に振舞われていた、歴史を持つお茶なのです。しかしお茶といっても、「ぶくぶく茶」の見た目に驚く方も多いはず!
首里城界隈を散策中に見つけたこのお店は、伝統の「ぶくぶく茶」が飲める甘味処「嘉例山房(かりぃさんふぁん)」。守礼門から徒歩約3分の場所にあります。ぶくぶく茶とは、350年前の文献にも記されているほど古くから那覇で飲まれていたお茶のことです。
お店の入り口にも「ぶくぶく茶」の説明看板がありました。このカフェラテみたいなものが「ぶくぶく茶」のようです!
色とりどりのソファーやクッション、可愛い雑貨や美しい絵画などで店内はとても賑やか。。入ってすぐがカウンター席。
階段を上がり中2階的なところには、テーブル席とテラス席があります。晴れた日はテラス席がおススメ。
沖縄の歴史本もたくさんありました!お茶を飲みながらゆっくりと沖縄の歴史本を読むのもいいかも!
メニューは、「氷ぜんざい」「かき氷」「手作りアイス」「コーヒー」「ジュース」、そして「ぶくぶく茶」。「ぶくぶく茶」は種類も豊富で、玄米さんぴん茶、薬草(13種ブレンド)、月桃やコーヒーなど、その数11種類!私は「玄米さんぴん茶」を注文。しかしお茶で1200円ってちょっとお高めですよね!興味津々です。
まず運ばれてきたのは、お椀に入った「お茶」と大きな「茶筅(ちゃせん)」。お店の方に、上澄みだけを茶筅で混ぜるようにと言われます。ぶくぶく茶って自分で作るのかしら?このお茶は泡立てるだけなので、飲まないようにとも言われます。
お店の方から「周りの器をこすらないように、上澄みだけを混ぜていると、そのうち泡が出てきますよ」といわれ、ひたすら混ぜていると、泡立ってきました!これが実に楽しい(笑)
しばらくするとお店の方が、完成したふわふわな「ぶくぶく茶」とお菓子を持ってきてくれます!え?私の泡立てているお茶はどうするの?!いえいえご安心ください。このお店の方が持ってきてくださった「ぶくぶく茶」を飲み、泡がなくなったら、自分で泡立てた「泡」をつぎ足すように言われました。
そして「ぶくぶく茶」には、沖縄の伝統お菓子「ちんびん」「フルーツ盛り」「ゼリー」と「ピーナッツの粉」が付いてきます。これなら1200円の値段にも納得ですよね(笑)「ぶくぶく茶」は、泡の上にピーナッツの粉をふりかけて、パクッとかむようにして飲みます。この「ぶくぶく茶」を一度味わうと、パフォーマンスも含めてクセになりそう!
ぜひ首里城散策に行った時には、「嘉例山房(かりぃさんふぁん)」でぶくぶく茶を体験してみて下さいね!
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日等が記載と異なる場合がございます。ご来店時は、事前に店舗へご確認をお願いします。
住所:那覇市首里池端町9 ☎098-885-5017 営業時間:11:00~19:00 火、水定休