ちょいと欲張って限られた時間での八重山諸島巡り。石垣島ー波照間島航路15:30出発に間に合うように日帰り弾丸で黒島に行ってきました。朝8時の船に乗って、黒島滞在時間4時間半。慌ただしい時間ではあるけれど、離島ならではののんびりした時間を楽しんできます。八重山諸島の離島めぐりは、気軽に行くことが出来るのでいいですよね。
石垣島8時出発のフェリーに乗り込みます。朝イチの便だからか、満席です。観光客より仕事関係の方が多いようです。
ちなみに黒島は、沖縄県の八重山諸島にある島で、沖縄県八重山郡竹富町に属します。 石垣島から南南西17kmにあり、西表島との間に位置する島。牛の牧畜が盛んで「牛の島」として知られ、島の形がハート型であることから、「ハートアイランド」とも呼ばれます。
「牛の島」と呼ばれるだけあって、牛のオブジェがお出迎え。到着してすぐに、レンタサイクル店の方が声をかけてくれたので、そのお店で借りる事に!港のすぐ前にもレンタサイクル店はありましたが、朝が早すぎて開いていませんでした。
港から真っ直ぐの道を少し歩くと、ありました。まっちゃんおばーのレンタサイクル。自転車1時間300円・1日1000円です。
お天気にも恵まれ最高のサイクリング日和です。さて、4時間半、黒島をたっぷり満喫します。黒島は以前も来たことがありますが、人とすれ違うことがほとんどありません。いるのはたくさんの牛とカラスだけ。たまに草むらの道で、どこからか移り住んできた野生化したクジャクを見かけることもあります。
この日はめちゃくちゃ暑く、牛もあまり見かけませんでしたが、この牛たちも草を食べたあと、あまりの暑さに木の下の日陰に移動しました(笑)
港からの真っ直ぐしばらくいくと集落に到着します。すると気になる看板が。黒島研究所は、主にウミガメの研究をしていて、研究の成果を一般に伝えるための展示室がありサンゴの標本や民具、さらにウミガメをはじめとする黒島の動物たちを飼育展示しています。小さな博物館&水族館的な施設で、観光スポットにもなっているんですよ!
研究所を囲む池には、コバンザメがたくさん泳いでいました。500円の入場料を払って中に入ります。
黒島研究所は、1973年石西礁湖の海中公園区域の管理と利用のために、(財)海中公園センターのもとに八重山海中公園研究所として設立されました。そして約30年に渡って、ウミガメやサンゴ礁に関する調査・研究を継続してきたようです。
ウミガメやでっかいヤドカリとかヤシガニとかクジャクもいました。他にもたくさんの生物が展示してあり、全て黒島に生息する生き物なんですって。カメには餌やりも出来ます。お庭には、なまこと触れ合えるパークがありましたが、なまことは触れ合わなくてもいいかなと思いカットしました(笑)偶然見つけた黒島研究所、思いがけず楽しみ過ぎました。
黒島研究所のすぐそばにあるビーチが宮里海岸。ここは遊泳禁止。泳ぐことは出来ませんが、海の生物の観察は出来ます。
宮里海岸からさらに進むと仲本海岸です。仲本海岸は八重山諸島の中でもシュノーケリングで有名なビーチ。トイレ、シャワーも完備されてます。
仲本海岸の少し先、農道の端には黒島灯台がありました。ハート型をした黒島の最南端にあたり、ここで願うと恋が実るとの噂もあります。さて、この灯台でちょうど半周です。炎天下の中で、黒島を自転車で一周するとヘトヘトになります。仲本海岸から反対側の伊古桟橋まで、8kmほどあります。日陰もないので、上着を羽織ったり、水分補給はしっかりと取りましょう。
どこまでも続く牧草地をぬけ、牛を見ながら、ようやく伊古桟橋に到着しました。平成17年(2005)には国の有形文化財に登録されたこの桟橋。かつては船着場として使われており、黒島の人たちの生活を支えていた島への入り口でした。なんと全長は354mもある桟橋です。
行った時は潮がひいてましたが、潮が満ちている時にこの桟橋に立つと、まるで海に立っているような感覚になるそうです。潮が満ちる時間に合わせて行くといいかもしれません。
レンタサイクルで回ってみて、やはり弾丸で回るには、レンタカーかレンタバイクの方がいいかもしれません(笑)今回は行けませんでしたが、港から歩いて行かれる西の浜というとてもキレイなビーチがありますますので、ぜひ訪れてみて下さいね!
住所:沖縄県八重山郡竹富町黒島