沖縄県は、年間利用者が1万人を超える県内の水浴場18カ所で実施した水質調査で、全ての水浴場の水質が良好だったと発表しました。これからの観光シーズン、沖縄で海水浴を楽しむ方も多いと思いますが、海水浴に潜む危険もあるので、合わせて紹介したいと思います。
令和元年4月上旬から下旬にかけ、大腸菌の数や油膜の有無、有機物質などによる汚れ具合、透明度の4項目を県内の保健所と那覇市が測定。全項目の測定結果が良好だった「水質AA」の海水浴場は、「ブセナビーチ」や「残波ビーチ」、「あざまサンサンビーチ」など15カ所もありました!さすが沖縄!!
沖縄の海水浴場でよく見る看板。そう!沖縄にはとても危険な「ハブクラゲ」がいるんです。発生時期は5月~10月くらい。
ハブクラゲは沖縄や奄美に生息するクラゲで、日本近海に生息するクラゲの中でも特に危険な種類。過去に3件もの死亡例があって、刺されると激痛を感じ、刺傷箇所はミミズ腫れになります。ハブクラゲはほぼ透明で見えにくいため、気づかずに接触して刺されることが多くあります。
刺されて6時間ほど経つと、刺された場所がだんだん水疱に変わりはじめ、12時間くらい経過すると壊死しはじめてくるそうです。症状のひどい人は意識障害や呼吸困難を引き起こして、心停止に至る可能性もあるんですって。怖~い。クラゲ防止ネットを設置していても、ネットから触手が入り込み刺される場合もあるので、できるだけクラゲ防止ネットには近づかないように。
応急処置の後は、速やかに病院に行くことをおススメします。
海水浴中の雷。これは実に危険なんです。雷は海に落ちることもあり、避難途中に雷に打たれて溺死する可能性があります。雷は、海に落ちると海面に拡散して水面近くにあるもに電流を流しますから、ある程度の深さ以上では感電することはありません。ダイビングなどである程度の深さに潜っていた場合には、助かる確率が高いのです。
雷が落ちやすい条件は・・・
「カラダが濡れている・湿っている」→海水で髪や体が湿っている
「突起している場所」→平らな砂浜や海にポツンといたらそれはもう突起物
「尖った形のもの」→釣り竿やパラソルに落ちる可能性も
などなど、雷が鳴ったら海から上がり、態勢を低くして建物か車に避難してくださいね!十分に気を付け、沖縄の綺麗な海で夏を楽しみましょう。あ、沖縄の日差しも危険なので、日焼けにも注意を!