那覇市を代表する神社「波上宮」で、毎年5月に開催される最大のお祭り「なんみん祭」。令和8年度も、市民の安泰を願う伝統行事や活気あふれるイベントが目白押しです。大迫力の「神輿行列(神幸祭)」をはじめ、琉球舞踊や演武の奉納、じゅり馬や旗頭など、沖縄の伝統と熱気を感じる2日間。地元の人々に愛され続ける“なんみんさん”の例大祭を、心ゆくまで楽しむための最新情報をお届けします。
目次
■開催日:2026年5月15日(金)~5月17日(日)
■開催場所:波上宮御本殿、パレットくもじ、波の上ビーチほか
■観覧料:無料
<イベントスケジュール>
〇5月16日 (木)
午後6時 宵宮祭(よいみやさい) (前夜祭) 波上宮 御社殿
〇5月17日 (金)
午前10時 例大祭 波上宮御社殿(初穂の舞・舞楽「蘭稜王」・稚児神楽)
〇5月18日 (土)
午後1時 ちびっこ相撲大会 (第24回) 伝統角力場(旭ヶ丘公園)〔雨天 若狭小体育館〕
午後1時 沖縄玩具手作りコーナー 〔雨天 若狭小体育館〕
午後1時30分 ブクブクー茶奉納 波上宮 御社殿 / ブクブクー茶野点 参集殿
午後2時~4時 謡曲・大正琴・エイサー奉納 御社殿
午後3時 文芸大会・表彰式 (第26回)参集殿(祭り期間中、入選作品を展示)
午後6時 演舞大会(第27回)旭ヶ丘公園 特設舞台(出演未定)〔雨天 若狭公民館〕
〇5月19日 (日)
●神 幸 祭(しんこうさい) 〔おみこし行列〕
午前10時 発輦祭(はつれんさい)(出発) 波上宮 御社殿
午前11時半 お旅所祭(たびしよさい) パレット前広場 奉納演舞〔行列参加の各団体〕
~午後1時 (琉舞・空手・獅子舞・エイサー・吹奏楽婦人舞踊・じゅり馬・旗頭・神輿練り)
午後2時 着輦祭(ちやくれんさい)(到着) 波上宮 御社殿
正午~ 表千家野点(ふるまい茶) 波上宮参集殿
午後2時 全島沖縄角力大会 (第63回) 伝統角力場(旭ヶ丘公園)
午後3時 ビーチ綱引大会 (第26回)波之上ビーチ
午後2時頃 ふるまい鍋 旭ヶ丘公園内
午後2時半 表千家 献茶祭
午後3時半 琉球舞踊奉納 波上宮神前舞台
午後5時 自衛隊音楽隊演奏 旭ヶ丘公園 特設舞台
午後6時 のど自慢大会 (第25回)〔雨天時 若狭公民館〕出演「ゆうりきや」
「なんみん祭」とは、波上宮で毎年5月に開催されているお祭りです。 例大祭(5月17日)とその前後に、2日間行われます。奉納神事(神楽)、沖縄角力(沖縄相撲)、エイサーなどの伝統芸能も奉納されます。他にも、のど自慢大会や自衛隊音楽隊演奏、神幸祭(神輿)など、さまざまな行事が行われ、沖縄県民のみならず、本土の方も楽しみにしているお祭りです。
パレット久茂地を起点に波上宮を目指す、活気あふれる神幸祭(神輿行列)です。那覇の伝統文化が次々と登場するこのパレードは、まさに「動く文化財」。その歩き方と見どころを順を追って解説します。

写真提供:おきなわスローツアー
なんみん祭の3日目、メインイベントとして行われるのが「神幸祭(しんこうさい)」です。波上宮の神様を神輿にお乗せし、那覇の街を巡回することで、地域の平安と繁栄を祈願する神聖な儀式です。
雅楽の音色が響く中、平安絵巻を彷彿とさせる装束をまとった参列者が列をなします。中心となるのは、力強い担ぎ手たちに担がれた黄金色の神輿。その威風堂々とした姿は、見る者を圧倒するパワーに満ちています。

写真提供:おきなわスローツアー
パレットくもじ前では、華やかな衣装に身を包んだ女性たちが、軽快な足さばきで舞う「じゅり馬」を披露。「じゅり馬」は、那覇の旧・辻遊郭の歴史を今に伝える優雅な光景です。
◆ 300年超の歴史を有する那覇市辻の伝統行事「令和8年じゅり馬まつり」の記事はコチラです。

写真提供:おきなわスローツアー
美しい琉舞や空手、エイサーなども披露されます。

写真提供:おきなわスローツアー
獅子舞は、悪霊を祓い、五穀豊穣や地域の繁栄をもたらすといわれ、古くから、沖縄各地で伝承されています。沖縄県の獅子は、全身をふさふさの毛でおおわれており、二人一組(頭側と胴体側)になって舞います。獅子舞の動きの中には、首を傾げたり自分の尾を追いかけるような、かわいい動きもあります。そして獅子に頭を噛まれると「獅子が噛まれ人にとりついた邪気を食べる」といわれているので、子供たちはもちろん大人も、頭を嚙んでもらうために行列ができるほど。

写真提供:おきなわスローツアー
国際通りの御菓子御殿前では、勇壮な旗頭が!地域のシンボルである旗頭は、高さ7m~10m、重さ40㎏~70㎏もある巨大な旗です。豊作や平和、地域団結を願い、男性たちが「サーサー」という掛け声とともに、一人で代わる代わる力比べをするように持ち上げる姿は圧巻です。
パレードの一行とともに、那覇の街並みを楽しみながらゴールの波上宮(なんみんさん)を目指します。沿道で見守る地元の方々との一体感は、この祭りならではの醍醐味。国際通りから波之上へと向かう道中は、初夏の風とともに沖縄の深い歴史を感じさせてくれます。

写真提供:おきなわスローツアー
波上宮に到着しても、お楽しみは終わりません。境内や隣接する波の上ビーチでは、手に汗握る奉納行事が待っています。沖縄角力は、柔道着のような着物を着て、お互いの帯を掴んだ状態から始まる沖縄独自の相撲。力と技がぶつかり合う真剣勝負は必見です。
そしてビーチでは綱挽きが行われます。真っ白な砂浜で行われる綱曳きは、開放感抜群!波音を聞きながら、地域住民と観光客が一体となって綱を引く光景は、なんみん祭の締めくくりにふさわしい賑わいです。
「なんみん祭」の3日間は、沖縄ならではのイベントが盛りだくさんです!お時間の許す方は、3日間すべてのお祭りに参加されることをお勧めします!

「なんみん祭をただ見るだけでなく、その深い歴史も知りたい!」そんな方におすすめなのが、地元を熟知したガイドによるお散歩ツアーです。パレット久茂地から波上宮までの神輿行列を追うとともに、那覇の歴史において重要な役割を果たした「久米(くめ)」エリアの見どころを、イラストレーター&ガイドの高野さんと共に巡ります。
約1時間のお散歩ツアーで、ツアー料金は2,000円。時期的にテッポウユリや月桃の花も観られる時期なので、ぜひお散歩ツアーに参加して、なんみん祭をもっともっと楽しみましょう!おきなわスローツアーでは、たくさんのお散歩ツアーがあります。おきなわスローツアーに参加するには、予約が必要となりますので、HPをご確認ください。
波上宮は那覇市若狭にある神社で、琉球八社のひとつ。その名の通り波の上に建ち那覇港を望む高台にあり、地元の人たちからは「なんみんさん」と呼ばれ親しまれています。
本殿の上を見上げると「波上宮」という立派な文字が掲げられています。よく見ると「波上宮」の文字を囲むように小さなハートが描かれています。波上宮は海上交通、豊漁、豊穣、安産、家内安全、延命長寿の神として地元民に崇敬を受けていますが、御祭神が伊弉冉尊 (いざなみのみこと)、速玉男尊 (はやたまをのみこと)、事解男尊 (ことさかをのみこと)3神で、そのうちの伊弉冉尊 (いざなみのみこと)は愛に生きた女神!なので恋愛成就にもご利益があるんだとか。縁結び祈願もしてもらえます!
そして波上宮では狛犬ではなくシーサーがお出迎えしてくれますよ!
◆沖縄のパワースポット「琉球八社」を御朱印巡り!の記事はコチラをご覧ください。
住所:那覇市若狭1-25-11 ☎098-868-3697(波上宮社務所)