1955年創業。那覇市国際通りからすぐの竜宮通りにある今年で62周年を迎える老舗の小料理「小桜」にお邪魔して来ましたよ~!実は私小桜の「アレ」が大好きなんです(喜)ではいってみよ~♪
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1955年創業の小桜は今年2017年で62年を迎えました。創業者は先々代の中山重則さんで当時42歳。当時重則さんは大阪の船会社の貨物船で機関長の職に就いており、東南アジアを行き来していました。たまたま沖縄に寄港し田舎の親戚が営む料理屋を訪ねた時、重則さんは親戚から「この店の帳場をやらないか」と言われ、程なく小桜を開業。そして現在に至るそうです。
小桜の壁にはお客様の写真がたくさん貼られています。そう!小桜ファンは全国に何千人・・・いや何万人いるかわからないほど。全国各地からたくさんのお客様が来店されるんです。この写真たちは「酔顔」と呼ばれており、「酔顔」と書いて「よいかお」なんだそう。確かにどの写真をみても笑顔の「酔顔」の写真ばかりです。
実はこの写真こそが小桜の歴史でもあり、2代目の中山孝一さん曰く、一枚一枚見ているとそれぞれのストーリーが思い浮かぶそうです。ハッピーなものもあればもちろんそうでないものまで。例えば初の沖縄旅行に来たカップルが小桜を訪れ、それはそれは楽しい旅になったと記念に一枚。そのカップルが地元へ帰り程なくして彼女からの電話が。彼が突然死し楽しかった小桜での思い出の一枚がどうしても欲しいと言われ、撮った写真を送ってあげたそうです。またハッピーな事では、小桜で出会ったカップルが結婚し、更に生まれた子供を連れて小桜へ来られたりと、この写真の一枚一枚が小桜の歴史なってるんですねぇ~。
そして私はその写真に囲まれた年季の入ったカウンターに座りました。二階にはお座敷もあり、不定期ではありますが「小桜寄席」なども開催されています。
小桜では沖縄県内43種類の泡盛が、ショット(50ml)300円、半合(90ml)400円、一合(180ml)800円という手ごろな値段で提供しているので、気軽にいろいろな泡盛を飲み比べて楽しむことができるのも魅力的。
この日私は神谷酒造の「南光」を注文。
ちなみに・・・この「南光」という銘柄の由来は「沖縄南部の光になれるように」と神谷酒造先代の願いから「南光」と名付けられ、素朴でやさしい味わいが特徴で、泡盛本来の旨味や豊かな香りを楽しむ事ができます。以上、泡盛マイスターケコのプチ情報でした(笑)
小桜に来たら絶対注文するアレ。それはソーメンチャンプルー(550円)。これが大好物なんです!
シンプルなんだけど病みつきになります。味の決め手はニンニク!
そしてスルルーの南蛮漬け(550円)。ちなみにスルルーとはきびなごのこと。これがまた美味い!!
お好み焼き(650円)。ひらやーちーではなく関西風のお好み焼き。ビールください(笑)
そしてみそぴー(550円)。ピーナッツを揚げ奄美産の粒みそを絡めてあり、泡盛によく合うんです!このみそぴーは小桜のHPよりお取り寄せもできます。
そして先ほどのメニューに赤い印がついているお料理は、ハーフサイズにもできるのでお一人様でもあれやこれや食べられます。この他にもKPS(小桜のポテトサラダ)や白和え、塩軟骨ソーキなど泡盛に合う人気メニューがたくさん!
現在は3代目の中山亮さんが中心となりお店を切り盛りしていますが、2代目の孝一さんご夫妻(亮さんのご両親)も一緒に家族で支え合いながら、ずっとお店を続けています。カウンター越しに中山家の皆さんとお話するのが楽しくて。
お仕事中なのに無理を言って写真を撮らせて頂きました。小桜に来られているお客様を見るとみんな笑顔なんです。もちろん私も。よく実家に帰ってきたような・・・という表現をしますが、つい「ただいま~」と言いたくなるようなそんなお店。私も小桜ファミリーの一員になれているのかなぁ?ぜひ皆さんも足を運んでくださいね!
住所:那覇市牧志3-12-21 098‐866‐3695 営業時間:18:00~23:00(LO.22:30) 定休日:水曜・日曜