沖縄のもずくって太くて美味しいですよね!沖縄では、もずくの生産が一番多く旬な時期にあたる、毎年4月の第3日曜日を「もずくの日」として制定しています!2021年は4月18日(日)です。沖縄地方では昔よりもずくを三杯酢で食べていた為、酢のり=「スヌイ」とも呼ばれています。今回はそんなもずくについて、紹介しましょう。
「もずく」は古くから全国各地でたべられてきた海藻の仲間で、沖縄ではもずく酢の他、天ぷらにしたり沖縄そばやお味噌汁に入れたりして食べます。もずくには多くの種類があり、その中で主に食用とされているのは6種類。国内で産業的規模の養殖は沖縄だけが成功しました。
日本で消費されているもずく99%が沖縄産もずくで、約9割が養殖ものです。養殖されている種類としては「オキナワモズク」(通称:フトモズク)と「モズク」(通称:イトモズク又はホソモズク)の2種類があり、本土で売られているもずくは、とても細いイトモズクが多いのではないでしょうか?
沖縄のもずくは、太さ1.5~3.5mmと太く、食感も良く、コシがありいろいろな料理の食材に最適です。琉球列島特産種で全国一の生産量を誇っています。
「もずく」の名前は、他の海藻にくっついて育つと言う「藻付く」から由来しています。本土のもずくはホンダワラなどの海藻の枝に生えますが、沖縄のもずくは、サンゴ礁や藻の枝葉などに養生します。
沖縄では、昔からもずく酢として食べられていた事から、方言で酢のりという意味の「スヌイ」「スヌリ」「スヌール」「スヌル」と呼ばれ、宮古島では「ススズイ」と呼び方も様々です。
もずくのぬるぬるの部分に含まれているフコイダンと豊富なミネラルには、肌の保湿力を高める働きがあり、肌のハリやつやをキープさせ、気になるシワを抑える効果が期待できます。フコイダンにはコレステロール値を下げる働きがありますので、糖尿病や高脂血症の方にも効果が期待できます。抗酸化力が強く、がん予防に効果があるばかりか、胃潰瘍を発症させるピロリ菌を抑える働きや、すでに出来てしまった胃潰瘍を修復する働きもあるそうです。
本土では一般的に「もずく酢」で食べる事が多いと思いますが、沖縄ではお味噌汁に入れたり天ぷらにしたり、色んな料理にもずくが使われています。沖縄のある居酒屋では、もずくをちょっと変わった食べ方で食べると評判になっています。温かい濃い目のお出汁(特製のめんつゆのようなもの)でもずくをつけ麺のようにして食べるのです。これがまたウマい!どんどん食べられます!
納豆の中にもずくとオクラを入れて食べても美味しいですよ!ネバぬるって最高です!
他にもおすすめレシピは・・・
◆もずく入り玉子焼き
◆もずく入りオムレツ
◆もずく入りハンバーグ
◆もずく入りチヂミ・・・などなど。
もずくは海藻にしては磯臭さも少ないし、沖縄の太いもずくだからこそ食感が楽しめ美味しく調理ができるのです!4月の第3日曜だけとは言わず、健康のためにもどんどんもずくを食べましょう!
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