女心と秋の空、まさにそんな言葉が当てはまるかのように沖縄の天候は変わりやすい。と、いう事は内地の間でも有名かと思いますが、ここ連日も、台風ときどき晴れ!台風ときどき曇り!そんな状況が続いております。
雨は時折ザーッ!と降って来てはストン…と止まります。言うまでもなく折りたたみ傘があると非常に便利です。でも、風が強いときはカッパの方がおススメです。
沖縄にやって来る多くの人が、旅行当日に雨が降り始め“天気が悪いマリンスポーツはもう駄目だぁ!”となりがちなのですが、じつは海で仕事をするものたちにとって1番の大敵は風。一般的なぱらぱら雨ならツアーを催行するショップが多いでしょう。よっぽどの豪雨や嵐は例外ですが、むしろ、逆に、海は雨の中で濡れる事を関係なく楽しめる唯一の場所と言っても過言では無いと言えます。
ケラマブルーは船上から見ると、まるでバスクリン(色の付いた入浴剤)を入れたような、嘘のように美しいブルーです。透明度も高く那覇周辺の海とも全く違う色をしています。
海の中にも都道府県のようにポイントという住所があります。ケラマ諸島は、上城・かめ吉・座灯前・自津留・知志・黒島北ツインロック・タマルル等20~30で構成されており、ダイバーは今だ新しい土地を開拓中です。沖縄の温暖な気候はダイビングにはもってこいです。
冬場でもウェットスーツで快適に海の中で過ごしていられますよ。
浅い場所には、多くのサンゴが生息しており、カラフルな小魚達がとっても多いです。群れで遊んでいるかのように忙しなく動き回るキンギョハナダイはとても色鮮やかです。
こうした大きなサンゴの下にも魚たちが休憩中で隠れていたりします。アカマツカサ、チョウチョウウオ、ムスジコショウダイ等いますね。
海のアイドルといえば、クマノミ!ハマクマノミちゃんです。コロニーと呼ばれるファミリーで生活しています。
少し流れの速い場所や深場に行くには、ダイバーのライセンスが必要になってきますがケラマ諸島にはカメやサメやこんな不思議な生き物の群れが見られます。この鼻の長い魚、テングハギといいます。写真を撮り逃したのですが、この付近で群れからはぐれたのかイソマグロが1匹大きいのがウロウロしていました。ネムリブカという大人しいサメは岩の影で見られます。
他にもここ数日で、クマノミ、コホシカニダマシ、ハタンポ、アマミスズメダイ、キホシスズメダイ、オキナワスズメダイ、ハナゴイ、グルクン、ロクセンスズメダイ、アオウミガメ、タイマイ、キビナゴの群れ、テングハギモドキ、アカククリ、スカシテンジクダイ、ユカタハタ、ウミウシ系ならヒメコモンウミウシ、キベリアカイロウミウシ、ミゾレウミウシ、エレガントヒオドシウミウシ、イガグリウミウシ、テンテンウミウシ等見られています。
皆様どうぞご家族友人恋人お誘いあわせの上、ご来沖、ご来海ください。沖縄の海を次回もお届けします。
那覇から慶良間諸島までは、船に乗り40分程度で到着します。