沖縄に来たら、沖縄らしい食べ物を是非食べたいと思うはず。そんな時は、ガイドブックだけに頼ることなく、地元の方が多く集う店を探すのが絶品の沖縄料理を見つけるコツです。
那覇市内を始め、南部(南城市や糸満市)、中部(恩納村、北谷町、沖縄市など)や北部にいろいろと有名処の沖縄料理のお店がありますが、その中でも那覇周辺の10選(前・後編)を紹介します。
いくつかお勧めしたいお店はありますが、首里城近くの「あしびぅなぁ」と松山の「みかど」、「三笠食堂」、安里の「うりずん」あたりがお勧めと言えます。最近では、新都心エリアにある創作琉球料理の「おもろ殿内」や安里エリアにある沖縄料理のお店「ぱやお」も最低限は押さえておきたいところです。
「あしびぅなー」は、古い琉球の古民家を改築して中庭に広がる琉球庭園を眺めながら、食事をゆっくりと楽しめる場所で、首里城へ抜ける小道沿いにあり、お昼時になると、すぐに満室になるくらい、有名な沖縄料理屋さんです。ゆし豆腐を始め、ソーキ定食やてびちなどもあり、南国の古民家の情景を味わいながらおいしい気分に浸れる名店のひとつです。ランチタイムなら、沖縄そば定食で810円(税別)とリーズナブル。青木さなえの体験レポートに沖縄そば定食の写真の他、参考記事がたくさんあります。
青木さなえの体験レポートでもこの店に伺いました。
「あしびぅなー」のホームページはこちらです。
松山エリアにある「みかど」と「三笠食堂」はどちらも、24時間営業しているお店で、安さだけでなく、サービスも満点で、地元の方が朝食を食べに訪れたりします。
「みかど」は、創業50年を超える名店で、「なーべら(ヘチマ)」「ポーク玉子」「沖縄ちゃんぽん」といった地元の方に愛されている食事が600円前後で食べられる、昔懐かしい食堂です。量も多く、満足できる食事がしたい方や、がっつり食べたい方にはお勧めの沖縄料理のお店です。
これが沖縄ちゃんぽん。麺ではなく、ご飯の上に卵とじの野菜炒めです。600円
『みかど』の情報はこちらもごらんください。
「三笠」は、すき焼きが食べられるお店です。すき焼きといっても沖縄のすき焼きは、鍋ではなく、皿ででてきます。牛肉に野菜を煮込んで、生卵を乗せる料理です。さらに面白いのが、バター(正確にはマーガリン)ですが、これを沖縄のひとは、ご飯にのせて食べることが多く、三笠では、調味料として自由に乗せることが出来ます。もちろん、定番の「ポーク玉子」や「三笠オリジナルの沖縄ちゃんぽん」など、昔から食べられている地元料理が格安で食べることのできる沖縄家庭料理のお店です。
『三笠』の情報はこちらもご覧ください。
※三笠は2016年12月にすぐ裏に移転しました。
新住所:沖縄県那覇市松山1-12-20
つぎに、安里エリアでは、「うりずん」と「ぱやお」あたりが沖縄料理のお店としてお勧めしたいところです。
「うりずん」は、店舗構えからして歴史を感じる趣がたっぷりで、「てびち」「みみがー」をはじめ「豆腐窯」「パパイヤイリチー」「チャンプルー」といった定番料理に加えて、泡盛をはじめとするお酒があう肴をたくさん求めて、地元の方が集うお店です。最近では、観光客も増えましたが、ちょっとお店を覗くと、なじみの方に必ず会える店です。泡盛の魅力を県内外に普及させた故土屋實幸氏が創業したお店です。
「うりずん」のホームページはこちらです。
安里周辺では、もう一店舗ですが、アーケード内にある「ぱやお」という沖縄料理のお店がお勧めです。
このお店は、沖縄近海の魚をおいしく食べさせてくれるところです。グルクンをはじめ、ミーバイなどもあり、もちろん肴にあう、泡盛の古酒もたくさんそろっているので、うれしいところです。地元の方も多く集いますが、最近では、古酒の噂を聞きつけた観光客の方も多く、満足して帰られているようです。
「うりずん」の姉妹店で徒歩1分くらいの距離です。「ぱやお」のホームページはこちらです。