那覇空港並みの3000m滑走路を持つ下地島空港、長年全日空、日本航空のパイロット育成、訓練用空港として活躍してきましたが、両航空の撤退により、離着陸数が激減。しかし、先日、バニラエアがパイロット訓練(2017年10月11日から15日までA320機)を発表、空港は2019年春開業予定で、定期便の就航を目指し、ターミナルや周辺の整備計画に入っています。伊良部大橋で宮古島と繋がったことで、下地島空港も動き始めました。
宮古島市伊良部観光地図をご覧ください。この地図は下地島の中の島海岸に設置されているものです。伊良部島と一つの島のように見えますが、数10メートルの狭い水路で分かれています。
面積9.54㎢、周囲17.5km、人口48人の下地島に、1979年に民間航空会社のパイロット育成空港としてスタートし、3000m滑走路(那覇空港3000m、宮古島空港2000m)では日本航空、全日空のジャンボ機などの大型機が離着陸訓練を行い、2009年のピークには年間19045回の着陸回数がありました。 現在では、海上保安庁、琉球エアコミューター、第一航空などの小型機が訓練をするのみとなっていました。 2017年3月、沖縄県は三菱地所、パイロット養成するFSOと基本合意し、ターミナルや、周辺施設の整備を行い、定期便の運行を目指してきています。 日本の空港には珍しく、ILS(計器着陸装置・視界が悪いときでも地上から安全に着陸を誘導する装置)を左右に両端に設置されています。
RWY17END(ランウエイ・ワンセブンエンド)と言われる北側の誘導路です。ここまでようやく車がすれ違えるぐらいの道ですが、この場所まで車で入っていくことが出来ます。駐車場はありません。
同じ位置から滑走路側を見てみましょう!
このあたりは遠浅で、日が差すと最高のビューポイントになります。
海水浴も可能ですが、シャワー、更衣室などの施設はなく、他の海水浴場を利用してください。
成田空港でのバニラエアA320です。2017年10月11日から15日までの5日間、2018年1月(実施日は未定)にパイロット養成訓練が行われます。訓練の詳細はわかりませんが、タッチアンドゴーの姿が目の前で見えることは間違いないでしょう。
中の島海岸は上の地図で見ると、滑走路の左側に位置します。シュノーケルを楽しむには最高のポイントです。
「通り池」。池のようですが、2つの池と海が、中で繋がっておりダイビングポイントとして、有名な場所です。
パー36、9ホールのゴルフ場です。沖縄は日没が遅いので、夕方からハーフを回ることも可能です。
下地島内には、下地島コーラルホテルがあり、全日空の訓練用宿泊所として使われていましたが、現在は一般の人も利用できるホテルになっています。 伊良部大橋で繋がって、これから定期便が飛ぶようになってくると、下地島、伊良部島の人気はますます高まってくるでしょう。ぜひ、注目してください。 バニラエアの下地島空港訓練プレスリリースはこちらです。
住所:沖縄県宮古島市伊良部佐和田1727
文、写真:泡盛おじさん