2020年の旧正月は1月25日(土)です。
春節と言われ、中国からもたくさんの観光客がやってくるときですね。
今や沖縄では新正月で祝うことが一般的になっていますが、沖縄本島南部では、特に海人達を中心に旧正月を祝う風習が残っていて、中でもその風習が色濃く残り島全体がパワースポットといわれる「神の島 久高島」で旧正月のお祝いに注目です。
神の島久高島には、南城市安座間港から20分で到着です。いつも以上のお客様が旧正月を祝いに船に乗ってやって来ます。「久高島」は南城市にあり、沖縄本島東の小さな島で、琉球開闢(かいびゃく)の神が降り立った地として、琉球王朝時代は国を守る祭祀において重要な島でした。その風習の一つ、旧正月の酌取り(シャクトゥイ)の儀式を紹介いたします。
久高殿と並ぶ2大祭祀場で、旧正月のお祝いは外間殿(ふかまどぅん・ウフグイ)と呼ばれる久高島の中心にある祭祀場で行われます。
拝殿の隣にはテントが立てられ、太鼓が置かれています。
外間殿へは男性が拝みに入り、御神酒をいただきます。ノロと呼ばれる公事祝女が迎えます。
厳粛な時間が流れるときです。
そして、一転、カチャーシが始まります。先ほどのテントにあった太鼓や三線を使って、賑やかなカチャーシです。
この時は、男性のみならず、家族や知り合いの人、子供達もはいることが出来て、1分間程度の祭の場になります。
神の島久高島では、節目節目でこのような催事が行われます。石ころ一つ持ち帰ってもダメと言われていますので、最初は現地のガイドについて久高島をしっかり学んでからの方が、よくわかるでしょう。
NPO法人久高島振興会のホームページに詳しく書かれています。
写真撮影:赤崎隆三郎さん
住所:沖縄県南城市久高島外間殿