国道58号線を北上し、名護市を超え左手に東シナ海が大きく広がり、右手には自然たっぷり、ヤンバルクイナが生息するいわゆる沖縄本島北部の「やんばる」へやってきました。那覇空港から2時間、沖縄本島最北端の村、国頭村(くにがみそん)にある「道の駅ゆいゆい国頭」には、やんばるの情報ややんばる産の食もたくさんあります!!
まずは、腹ごしらえ!!「食堂 わぁー家」では、イノシシと豚を交配させた「イノブタ」がおすすめです。どんぶりやそばに地元産イノブタが使われています。「山原猪豚」は昭和56年に地元で民宿業を営む宮里栄さんが交配させたのが始まりですが、あっさりして臭みがなく食べやすい肉として育ってきました。生産者農家も増えてきたとはいえ、通常豚肉が200日の所、猪豚は300日かかり、まだまだ生産量が少ない希少価値のある肉といえます。
施設内にある猪豚料理専門店「わぁ~家」。ここで食べられる山原猪豚は、黒豚とリュウキュウイノシシを掛け合わせた品種で、豚肉より赤身がつよく低脂肪でミネラルが豊富。
猪豚丼にも惹かれますが、猪豚とやんばるの野菜をたっぷり使った「猪豚野菜そば」を注文!
そして運ばれてきたのがこちら(笑)山盛りの野菜とたっぷりの猪豚でそばがすっかり隠れています。でもこの野菜、しっかりとにんにくと出汁で味をつけられているので、めちゃくちゃ美味しい!猪豚から出た旨味と、野菜の甘みが染み出した、そばだしもまた最高!
普通の豚は200日で出荷できますが、猪豚は300日ほどかかり、大量生産できない希少なお肉です。ゆいゆい国頭を訪れたらぜひ食べてみて下さい!
地元の名物「くにがみドーナツ」は、このゆいゆい国頭から少し北にある辺土名(へんとな)にある宮里菓子店の人気商品!
国頭村のパイナップルやタンカンからぎなど素材にこだわり開発したドーナツ。豆乳や県産タピオカ粉などを使用し卵と牛乳、動物油脂は不使用、保存料や添加物も一切使わない、アレルギーなどがあるお子様にも安心して召し上がれる手作りドーナツです!パッケージのヤンバルクイナも可愛いですね。
そしてコチラは「くんじゃんナントゥ」。餅粉に黒糖・ショウガをまぶした、甘さ控えめの沖縄の伝統的な黒糖餅。プルプルもちもち食感に、表面の香ばしい白ゴマがアクセントとなりしつこさを感じさせません。
そして「からぎ茶」。聞きなれない名前ですよね?国頭村で古くから親しまれている「からぎの木」。沖縄では「オキナワニッケイ」という呼び名で親しまれ、徳之島、沖縄本島、久米島、石垣島などに分布するクスノキ科の常緑樹です。
このからぎ茶はからぎの木の葉を乾燥させたお茶で、風味はシナモンの爽やかな香り。そのままお茶として飲むだけじゃなく、からぎ茶にミルクを注ぎ黒糖を入れると、チャイのような味わいを楽しむことが出来ます。からぎ茶のパッケージにもヤンバルクイナが使われていますね。
ちなみに「ゆいゆい国頭」には、ヤンバルクイナグッズもたくさん売られています!さすがやんばるのスター!!
このブースは、地元のやんばる酒造所の泡盛が並んでいます。どれを購入しようか迷った時は、やんばる酒造の銘柄「やんばるくいな」や「まるた」がおススメ。水割りも美味しいですが、炭酸割にもピッタリです!
もちろんやんばる酒造以外の泡盛もたくさん販売されているので、ぜひじっくり選んでみて下さいね!
建築に使われる木材は1本の木から多くても4割り程度しか取る事ができませんが、残りの6割を活かせるのが木工芸!国頭の財産である大切な木材を無駄にぜず、捨てるはずだったものから100倍の価値を生み出しました。お椀やお皿、三線など素敵な商品が販売されています。すぐに使える乾燥させたリュウキュウマツなどの木材も売られていますよ!DIYしてもいいかも。
売店の奥にある展示室には、やんばるの歴史や動物たちの生態、人々の暮らし等を知ることもできます。船や農機具など一つ一つをじっくり見て行くと、やんばるの楽しみ方が膨らみます。
他にもフードコートやキッズスペースやレンタサイクル、契約農家が毎日持ち込む新鮮野菜を販売する直売所など、家族みんなで楽しめます。やんばるの情報がたくさん詰まった「道の駅ゆいゆい国頭」にぜひ立ち寄ってくださいね。
★道の駅「ゆいゆい国頭」で、猪豚とヒージャーバーガーを食らう!の記事は、コチラをご覧ください。
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住所:沖縄県国頭郡国頭村奥間1605 電話0980-41-5555