沖縄には「第一パン」「オキコパン」「ぐしけんパン」という、沖縄大好きのみなさんもご存知のパンメーカーがあり、どのメーカーもおいしいパンを作っています!定番のなかよしパン、ゼブラパン、うず巻サンドなどなど、沖縄県民に長年愛され続けているご当地パンを紹介します。
沖縄旅行の際、このトラックを見かけた方も多いのではないでしょうか?沖縄で一番知名度の高い、カエルといっても過言ではない、ぐしけんパンのキャラクターで、でべその「しゅういちくん」。ちなみにこの名前は、ぐしけんパンの創業者と同じ名前なんですって!
こちらが「なかよしパン」。ココア生地のやわらかパンにバニラ風味クリームがサンドされています。全長35センチ!沖縄では三世代で暮らす大家族がとても多く、そのため「家族でちぎってなかよく食べてほしい」という想いから、このパンが誕生しました。ハーフサイズもあり。
そしてこちらは「なかよしピーナツ」。しっとりとした生地にピーナツクリームがサンドしてあります。気になるのは、リボンを付けた女の子のカエルと小さなカエル。この女の子のカエルは、しゅういちくんの妻の「しげちゃん」で、小さなカエルは、しゅういちくんとしげちゃんの息子「けんちゃん」です(笑)家族だったんだ!
「なかよしパン」は、ぐしけんパンで誕生して、1960年頃に発売されているので、なんと今年で60年のロングセラー!
お次はくるくると巻かれたうずまき系パン。
ふわふわのパン生地にシャリシャリとした食感のバタークリームをたっぷりぬり、ぐるぐるとサンドしてあります。シャリっとした食感がクセになるおいしさです!
こちらは、第一パンの「チョコうず巻き」。ベルギー産チョコを練り込んだパンに、ジャリジャリクリームをサンドしてあります。チョコの香りとクリームがベストマッチ。
目がくるくると回っている女の子が特徴的な、ぐしけんパンの「うず巻サンド」。甘めシャリシャリのバタークリームがたっぷりと巻かれ、パンチがあります。女の子の頭にとまっているトンボも笑えますね。
この「ゼブラパン」も沖縄のご当地パンの代表格です。ピーナツクリームをサンドしたボリュームのあるパンです。約30年ほど前、製品試作中に焼いた生地に、ピーナツクリームをサンドして食べるとおいしかったことから生まれたという「ゼブラパン」。アメリカ文化の影響で一般的にピーナツバターが普及していたことから県民に受け入れられ、人気商品となったそう。
上から見ると普通の茶色いパンですが、横から見るとシマシマ模様が入っているので「ゼブラパン」と命名。生地に黒糖フラワーペーストが折り込まれているため、シマシマ模様になるのだとか。軽くトーストして表面に少し焼き色をつけ、中のクリームが少し溶けるぐらいで食べると美味。
ちなみにシマウマの首にかかっている黄色い札は「値札の名残」。以前は、この黄色い札の部分に価格(当時は120円)を印字していましたが、原料の小麦の値段の変動が激しくて販売価格も上下せざるをえない状況が続き、そのたびに印刷型を変更しているとコストがかかってしまうため価格表示はやめましたが、長い間、値札ありきのデザインで親しんでいただいているので、札自体は残したとのこと。
ぐしけんパン創業以来の定番商品「健康パン」。縦横10cmほどの小さめの食パンで、私も大好きなパンです。「健康パン」という商品名は、創業者が子供たちの健康を願って名前をつけました。厚さといい大きさといいサイズ感がとてもよく、トーストはもちろん、サンドイッチにしても良し!
そして一番気になるのは、このニヤリと笑う外国人風の女の子。少し怖い(笑)でも健康パンは最高に美味しいです。
最近では、オキコからランチ〇ックによく似た「ポケットランチ」も発売されました。種類も豊富で写真のタマゴの他、キーマカレー、ブルーベリージャム&マーガリン、ダブルチョコ、ピーナッツ、ツナサラダもあります。新たな定番商品として生き残れるかな?
そして新発売のポケットランチ「プリン」。興味津々です。デザート感覚で食べられますね!
さていかがでしたか?沖縄に来られた時にはぜひスーパーのパン売り場で、沖縄限定の美味しいパンを探してみてくださいね!