2018年6月20日に宮古島で素敵な実験が行われようとしています。それは人間が宇宙の入り口を旅できる、ふうせん宇宙船を開発するための最初の第一歩「生物実験」なんです!
特殊な風船や気球を使った、宇宙旅行の実現を目指す岩谷技研が6月20日、宮古島の上空で魚のベタを宇宙まで打ち上げ、映像を撮影することを計画しています。岩谷技研は過去に10回以上、宮古島上空での映像撮影に成功しており、2022年までに高度25キロでの有人飛行を計画する「ふうせん宇宙旅行」の第1段階として、今回初めて生物を打ち上げ撮影を試みます。ステキ!
空から見た宮古島。生物実験では国際宇宙ステーションへも送られた、丈夫なメダカを採用予定でしたが、もっと丈夫な「ベタ」という魚を採用すると新聞には書かれてあります。予算は2500万円。撮影の流れとしては、カメラとベタを付けて風船を打ち上げた後、上空の気圧が低くなるにつれ、中の空気で風船が膨らむことを利用。成層圏で破裂させ、特殊なパラシュートを付けて海に落として船で回収します。船で回収することを考えると、宮古島は周囲を海で囲まれ、海流が穏やかな事から実験の地として選ばれましたが、これまでにも県外で90回以上実験は成功しています。
岩谷技研は、風船を使って成層圏で地球を背景に映した映像の撮影や、商品が成層圏でも作動するかといったビジネスを展開されていて、将来的に300万円で約2時間の宇宙旅行ができることを目標としています。夢が膨らみますね。宇宙が身近な場所になるのはそんなに遠くない将来かも。
※写真は岩谷技研様より提供 ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。