平成26年3月5日「サンゴの日」に、世界有数の海の透明度を誇り、高密度に生息する約250種の多様なサンゴやザトウクジラの繁殖地であることなどが高く評価され「慶良間諸島国立公園」に指定された渡嘉敷島は、慶良間諸島の中で一番大きな島です。毎年、1月から3月にはホエールウォッチングツアーが催行され、98%の確率でクジラが見られます。
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渡嘉敷島は、那覇から西に約32キロ離れた場所にあり、渡嘉敷島の周囲には前島、神山島、ナガンヌ島、黒島、儀志布島など大小10余りの無人島があります。
世界屈指の透明度の高い美しい海は「ケラマブルー」と呼ばれ、国内外から多くのダイバーが訪れる島で、日本で確認されているサンゴのうち、約6割の約250種が生息していると言われています。
渡嘉敷島へは、沖縄本島泊港よりフェリーもしくは高速船で渡るのが唯一のアクセス方法です。フェリーの所要時間は約70分で1日1往復(片道\1,690)、高速船は約35分で1日2~3往復(片道\2,530)。運賃は高速船の方が1.5倍ほど高いですが時間はかなり短縮できます。
高速船(マリンライナーとかしき)は乗客数が限られているため夏場や週末にはすぐに満席になることもあるので、必ず前もって予約しましょう。あと私の経験上、高速船は欠航になることもありますが、その場合でもフェリーは運行することが多いです。
さて、今回初めての渡嘉敷島です。
出典:渡嘉敷村公式サイト
私たちは、とまりんの目の前から出航する「フェリーとかしき」に乗っていきます。ちなみに高速船の「マリンライナーとかしき」は、とまりんビルから泊港橋を渡り徒歩で約12分の北岸から出航します。
定員450名のフェリーの船内は広いですが、平日のオフシーズンにも関わらず、結構混んでました。早めに乗船して場所を確保した方がいいかもしれませんね。
甲板に出て海を眺めていると、トビウオが追ってくることたびたびだそうです。
渡嘉敷島の海の玄関口「渡嘉敷港」に到着しました。
渡嘉敷島には大きく3つの集落があり、港がある「渡嘉敷」、海岸公園がある「トカシク(渡嘉志久)」、民宿街がある「阿波連」の3つ。島内の移動は、船の発着に合わせて乗合バス が運行してます。
今回私たちは、トカシクという、ちょうど港とは反対側の集落に宿泊します。宿の方が迎えに来てくれました。島の反対側へと山を登っていきます。途中、田んぼがありました。温暖な沖縄では二毛作らしいのですが、三毛作いけるんじゃないかって言ってました。それぐらい暖かいんですね。また沖縄の離島の中では珍しく山林にも恵まれているため、水量が豊富で農業も盛んらしいです。そしてかなり登ったのでしょう。山のてっぺんからトカシク村が見降ろせます。ケラマブルーの美しい海に思わず感動!
急下降しながらトカシクにある「我喜屋マリン」に到着しました。
どうやら日帰りのお客様がほとんどみたいですね。宿の目の前には半円状に約800m続く白砂のトカシクビーチが広がります。
白い砂浜と青い海、人もまばらで、まさにプライベートビーチ。最高です!
シュノーケリングで透明度の高い海に入れば、ビーチからすぐのところで海がめの泳いでるところが見られます。1月、2月でもウェットスーツがあるので潜れますよ!
シュノーケリングで海に潜るとウミガメが!!!思わず興奮しすぎて、海水を飲んでしまったくらいです。
またこのトカシクビーチは、トカシク海浜公園内にあり、木々も茂っていて、ちょっとした休憩スペースもあり散策にぴったり!今回は行けませんでしたが、他にも島では唯一集落と隣接していて、何かと便利な「阿波連ビーチ」や、阿波連ビーチ前にある無人島の「ハナリ」もあります。
また島の中央から北側は200メートル級の山が連なり、その最高峰・赤間山の山頂に登ると、座間味(ざまみ)島をはじめ、阿嘉(あか)島、慶留間(げるま)島、久場(くば)島、屋嘉比(やかび)島といった慶良間諸島が一望でき、晴れた日には、遠く西に、渡名喜(となき)島、粟国(あぐに)島、久米島も見ることができるそうです。
ここトカシクには、店もなければ自販機すらない文明からかけ離れた場所。でも安心してください!「我喜屋商店」の食堂には冷たい生ビールがありますよ(笑)海で泳いだ後のビールはなんて美味いんでしょう!!
これだけは文明のありがたさに感謝します。他にもいろいろお食事メニューがありますが、ここのスパムおにぎりは絶品!大きいし、まずスパムが違う!しょっぱ過ぎず、たまごも美味い。この絶妙なバランスがたまらんです。
ヒージャー(山羊)も私たちと同時にここにやって来たようです。ペット?それともヒージャー汁用?いつかメニューに載るかもしれませんね。
「我喜屋商店」は夜はバーになりますが、私的にはお店にあった忠孝酒造の泡盛甕が気になりました。開店祝いにもらったようですが、まさか飲めないよね・・・なんて思いながら遠慮してました。朝になり、我喜屋商店オーナーの宮里さんに甕の事を伺うと、宮里さんは以前、忠孝酒造の社員だったそう!今度また、甕に入った泡盛を飲みに来ます!
★我喜屋商店ホームページ(宿泊、ダイビング等)はコチラをご覧ください。
★渡嘉敷村公式サイト・ホエールウォッチングはコチラらをご覧ください。
★那覇からわずか35分の楽園。ケラマブルーと出会う日帰りの旅の記事は、コチラをご覧ください。
住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村字渡嘉敷1923 TEL:098-896-4566