沖縄の海の幸「アーサ」。アーサとは、一般的に「あおさ」と呼ばれる緑色の海藻のことで、沖縄の岩場に生えます。沖縄でのアーサ採りは、1月中旬から3月まで採ることができ、味噌汁や沖縄そばに入れると、磯の香りが口いっぱいに広がり、最高に美味しくなります。簡単なアーサ汁のレシピも紹介!
この季節に海に行くと、干潮の時に現れるのが海からの自然の贈り物「アーサ」採りをしている方を多く見かけます。沖縄では、早春の海の風物詩として、岩場でアーサを摘む姿が新聞やニュースでとりあげられます。
実はアーサは、沖縄での呼び名で、和名は「ヒトエグサ」と言います。ちょっと専門的になりますが、あの薄い葉っぱは細胞のシートが1枚、つまり細胞が「一重」でできているのでこの名前がつけられました。
海の中に入らなくても近場の岩場にビッシリと♪美味しそうですね!
無料で沖縄の海の幸が手に入るのは嬉しいですが、アーサを採ったあと、葉にくっついた砂をきれいに洗うのがとっても大変なんですよね・・・。まぁ無料でいただくわけですから、それくらいの労力は惜しんじゃいけませんが。
しかし簡単に美味しく食べられる「乾燥アーサ」もおススメです。必要な分だけ取り分け、お味噌汁やお吸い物に入れるだけで、磯の香リ漂うアーサが楽しめます。
沖縄では色んな料理にアーサを使います。ただ入れるだけでとても風味がよくなりますよ!
まずはアーサの天ぷら。サクサクとした食感がたまりません。
そして沖縄では沖縄そばにもアーサを入れます。あとはお味噌汁やゆし豆腐など、色んな汁物にアーサを入れるだけで、磯の香りがお口の中に広がります。しかも汁物に入れるととろみが増し、とーっても美味しいんです。
そして今回は、アーサ入りたまご焼きのレシピを紹介しましょう。
【材料(2~4人前)】
・卵・・・5個
・乾燥アーサ・・・大さじ2〜3
・サラダ油・・・・大さじ1
・砂糖・・・大さじ3
・酒・・・大さじ3
・醤油・・・小さじ2
・塩・・・ひとつまみ
アーサは沖縄のスーパーなどで販売されていて、軽いのでお土産にも最適です。。沖縄の海で育ったミネラル豊富なアーサは、食卓へと運ばれ、おふくろの味として愛され続けています。これからも、海の実りに感謝し守りながら美味しくいただきたいですね!