沖縄を旅行中、沖縄ならではの看板を見かけたことはないでしょうか?那覇でも本土ではあまり見る事のできない面白い看板を、あちらこちらで見かけます。沖縄に限らず、その土地ならではの看板って県民性を表しているようで、面白いですよね!今回はそんな沖縄ならではの看板を紹介したいと思います。
沖縄でよく見かける昭和レトロな絵看板。かつては数多くの劇場(映画館)がありましたが、それらを彩っていたのが、銀幕のスターを活写した手描きの絵看板。今ではほとんど見られなくなりましたよね。でもなぜか沖縄では、飲食店に映画の絵看板を掲げているお店が多いのです。
那覇市牧志のおでん屋の壁には、『お坊主天狗』の絵看板が。
昭和な感じですよね!ちなみに『お坊主天狗』は1962年の映画で、片岡千恵蔵さんが主役。大川橋蔵さんや美空ひばりさんも出演の豪華時代劇なんです。
同じおでん屋の横の壁には、加山雄三さん主演の『若大将シリーズ』の絵看板が。この映画は1965年の作品。
田中邦衛さんがいい味出してます(笑)
そしてお次は、那覇市牧志にある『酒処唄い処 美遊』というスナックっぽいお店には、『銀座の恋の物語』の絵看板が。
『銀座の恋の物語』は1962年の作品で、石原裕次郎さんの大ヒット曲「銀座の恋の物語」を、浅丘ルリ子さんとのコンビで映画化したもの。
そしてコチラは、那覇市壺屋にあるスナック。扉で映画のタイトルが隠されていますが、美空ひばりさん主演の『リンゴ園の少女』という映画の絵看板です。この作品は1952年の映画。こうして見ると1950年〜60年代のものが多いですよね。
沖縄を歩いていると、コンクリート造りの建物にペンキで直接描かれた『直描き看板』を見かけます。
沖縄にはなぜ直描きの看板が多いのか?それは恐らく、沖縄にはコンクリート造の建物が多い事と、台風で看板が飛んでしまうからのようです。なるほど。
とても沖縄らしさを感じてしまいます。
そういえば『沖縄銀行』にも直描きの『おきぎん』の文字が書かれてありました!探すとあちこちにあって、消えかかった文字にも歴史を感じます。
沖縄ならではの標識といえば、やはりコチラ。沖縄本島北部をドライブすると、ヤンバルクイナの標識を見かけます!ちなみにケガや死んでいるヤンバルクイナを見かけたら、放置せずにやんばる野生生物保護センターに電話してくださいね!
そして『ハブに注意』の看板!那覇でもたまにこの看板を見かけますが、那覇にもハブがいるのかしら?私はまだ遭遇したことはありません。
コチラにはたまに遭遇します(笑)
そしてハブはハブでも、こちらは『ハブクラゲに注意』の看板。刺されると大変な事になるので、海水浴の際は気を付けて。
こちらは工事の看板。向かって左の黄色い看板は多言語になっています。韓国語・中国語・英語にうちなーぐち(沖縄の方言)。本土から来られた方はわかりませんよね(笑)英語の方がわかという方もいるかもしれません!
こちらは有名な『普天間コーヒーシャープ』の看板。沖縄は長らくアメリカの統治下だったせいか、アメリカの名残が今もあります。『コーヒーシャープ』とは、アメリカ人のネイティブな英語のSHOP(ショップ)の発音を、耳で聞いたまま文字にしたようです(笑)アイスウォーターは『アイスワーラー』、シチューは『ストゥー』、ツナ缶は『トゥーナー』と言います。
こちらはオマケですが、今帰仁にある『城(グスク)の茶屋』の看板。さとうきびジュースではなく、『さときびズース』?!ジワジワきますよね(笑)
いかがでしたか?沖縄旅行に来た際に、沖縄ならではの看板や標識を見つけてみてくださいね!