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うるま市神村酒造の泡盛「暖流」がフランス・カンヌ国際映画祭を彩る!

うるま市神村酒造の泡盛「暖流」がフランス・カンヌ国際映画祭を彩る!

沖縄県うるま市にある泡盛の老舗酒造、神村酒造の泡盛「暖流」が、2025年5月18日にフランスで開催されたカンヌ国際映画祭の公式セレモニー「CANNES GALA」にて、世界の映画人や文化人に振る舞われ、大きな注目を集めました。これは、創業143年の歴史を持つ神村酒造と、映画誕生130年の節目が重なる記念すべき出来事であり、沖縄の伝統文化が世界の舞台で輝く快挙です!

神村酒造の泡盛「暖流」がカンヌ国際映画祭へ!

出典:神村酒造HP

2025年5月18日にフランスで開催されたカンヌ国際映画祭の公式セレモニー「CANNES GALA」にて、沖縄県うるま市にある泡盛の老舗酒造、神村酒造の泡盛「暖流」が世界の映画人や文化人に振る舞われ、大きな注目を集めました。

出典:神村酒造HP

提供されたのは、オーク樽で熟成させた3年以上の古酒をブレンドした「暖流 CRAFT 3年古酒 40度」と、カンヌ採用を記念した「暖流 BLESS 46度」です。「暖流 CRAFT」は、その芳醇な香りとしっかりとした飲み応え、心地よい余韻が特徴で、これまでもサンフランシスコ・ワールドスピリッツ・コンペティションで金賞を連続受賞するなど、国際的な評価を得ています。

出典:神村酒造HP

CANNES GALAでは、神村酒造の代表である中里迅志氏自らが現地に赴き、沖縄伝統の酒器「カラカラ」や「チブグァー(お猪口)」を用いて、泡盛の文化的背景や味わいを参加者に丁寧に紹介されました。泡盛を初めて口にする人々も多く、その美味しさに喜びの声が上がったといいます。

出典:神村酒造HP

CANNES GALAには、世界各国から集まった映画関係者や文化人約150名が参加しており、食後のデザート・ラズベリータルトと一緒に暖流を楽しんだそうです!

出典:神村酒造HP

中里代表は、「泡盛は600年の歴史を持つ世界に通用するお酒であり、世界の人を幸せにすることのできるお酒である」と語り、今回の提供を通じて「暖かいご縁をつなぐ」という神村酒造の企業ミッションを体現できたことを光栄だと仰っています!

ユネスコ無形文化財に登録された沖縄の宝「泡盛」を世界へ!

「OKINAWAまつり2019」代々木公園で泡盛

2024年12月5日に、沖縄が誇る伝統の蒸留酒「泡盛」を含む日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に正式登録されました!泡盛は、沖縄独自の黒麹菌を使い、全麹仕込みという独特の製法で造られる蒸留酒です。600年以上の歴史を持ち、沖縄の気候風土や文化の中で育まれてきました。今回の登録は、泡盛の長い歴史と、それを支えてきた職人たちのたゆまぬ努力が世界に評価された証といえます。

今回のカンヌ国際映画祭での暖流の提供は、泡盛がユネスコの無形文化遺産に登録されたこととも相まって、泡盛の国際的な認知度を高めるとても大きな一歩となりました。神村酒造は今後、カンヌ国際映画祭での報告会の実施や、記念限定ボトルの発売などを通じて、泡盛と沖縄の魅力を世界に発信し続けるそうです。

神村酒造の歴史と主要銘柄「暖流」

琉球王朝時代、泡盛は王家の指定した酒造所だけが作ることを許されており、大変貴重なお酒でした。神村酒造は明治15年に沖縄県那覇市繁多川の地で創業し、ラベルのない頃は「神村の酒」として親しまれ、その後「神村・守禮・スリースター」の銘柄でビンや壺に詰められ、人々の心を癒す酒として愛飲されてきました。

戦後、琉球民政府財政部直属であった官営5工場の一つであった神村酒造は、昭和24年に那覇市松川にて民営化の歩みをスタート。1999年「造り手が気持ちの良い場所でなければ、美味しい泡盛は造れない」との先代の想いから10年もの歳月をかけて、より良い環境を求め緑豊かなうるま市石川高原の麓に酒造所を移転しました。この自然豊かな環境が神村酒造の泡盛の味わいづくりに欠かせないものとなっているのですね。

神村酒造を代表する銘柄といえば、オーク樽で熟成させた泡盛「暖流」。「暖流」は先代が10年以上の研究を重ね生み出した泡盛で、オーク樽で3年以上熟成させた泡盛をベースに、独自のレシピでブレンドしています。輝く琥珀色、甘い香りと豊かなコクが特徴の、他の貯蔵法とは趣を異にした味わいです。暖流を炭酸割にした通称「暖ボール」は、普通のハイボールとは味が違う!泡盛なのに超高級なウイスキーのハイボールのようです。

暖流3年古酒40度は、アメリカで開催された世界的酒類品評会「サンフランシスコ・ワールドスピリッツコンペティッション(SFWSC)」の焼酎部門にて金賞を受賞しています。

神村酒造・オーク樽貯蔵『暖流』のハイボール「暖ボール」が絶品!の記事はコチラです。

出典:神村酒造HP

そして神村酒造一番の魅力はやはりこのお二人!社長の中里迅志さんと奥様の陽子さん。ご夫婦の笑顔とお人柄に触れると、一気に幸せな気分になります。社長の迅志さんは、日本中を飛び回り泡盛の良さを全国に広めようと、物産展など精力的に活動されています。その地道な努力が実り、今回のカンヌ国際映画祭に繋がったのだと思います!

見学、試飲もできる神村酒造のHPはコチラです。

神村酒造

住所:沖縄県うるま市石川嘉手苅570

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福岡県出身。沖縄が好きすぎて2011年に那覇市に移住。現在は、インスタグラムなどで沖縄大好きを発信中!沖縄モチーフの革小物を製作・販売するSunking LeatherCraft代表。レザーソムリエ。泡盛マイスター。

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