天ぷらといえば、おかず、つまみ、おやつ…？沖縄ではそのどれもが該当するであろう、街中で、天ぷら専門店をよく見かけます。1個60円くらいで食べられるのでおやつ感覚で食べられます。沖縄では袋に入った天ぷらにソースをかけ、シャカシャカと振ってから食べる方も多いとか。今日は、そんな天ぷら店を数店回ってみましょう！
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まず最初は、那覇市壺屋にある「てんぷら坂」。このお店の天ぷらは１個６０円。そのままでも十分美味しいですが、ウスターソースをかけるのが沖縄では定番。「てんぷら坂」は看板の通り、この店の店名でもありますが、地名(通称名)でもあるのです。
ここが本来の「てんぷら坂」。沖縄戦で那覇市内はほぼ壊滅しましたが、この坂に掘った防空壕が1944年10月9日に完成。翌日10月10日に空襲に遭ったものの、この防空壕のおかげで約1000人の命を守ったそうです。その後、壺屋やちむん通りに器を作るために入った103人の陶工達を中心に、役所、配給所、警察などができ、壺屋界隈の人口が増えてきました。食糧難の時だけに、この坂の壕を利用した天ぷら屋が軒を連ねはじめ、この名前がついたそうです。当時は、米軍から盗んできたモービルオイルなどを使って天ぷらを揚げていたため、お腹を壊す人も出てきましたが、ごちそうの一つだったと言われています。
現在は、このてんぷら坂に１軒だけ残った「てんぷら坂」。是非、食べてみてください。
住所：沖縄県那覇市壺屋１−１０−３２ ☎098-862-0938 営：10：00～売切れ次第終了 日曜定休
牧志公設市場の裏側の商店街の一角にある「呉屋天ぷら店」。１個６０円～の天ぷらを購入し、つまみながら商店街を歩いて行く人も多い。
こちらは「カタハラウンブー」。聞きなれない名前ですよね（笑）「カタハラうんぶー」は、沖縄の結納に欠かせないもので、男性の象徴にあたり、誰もが知っている「サーターアンダギー」は女性の象徴。子孫繁栄を願っためでたいものです。
さっそく、天ぷらを頬張っているのは三線奏者の伊藤淳氏。結納に使われるおめでたい天ぷらとはいえ、私たちにとってはやっぱりおやつです（笑）
住所：沖縄県那覇市松尾２丁目１１−１ ☎098-868-8782 営：8:00～18:00 無休
北部観光の際、必ず通過する「道の駅 許田」にもてんぷら店があります。こちらも１個６０円。セルフサービスで天ぷらを袋に入れ、レジで個数を申告します。道の駅の中でも最も賑わっている駅だけに、お客さんの数も多く、常に新しいものが入れかわっていくのは嬉しいですね。
住所：沖縄県名護市許田17−1 ☎0980-54-0880 営：10:30～17:30（売切れ次第終了） 無休
名護漁港は、名護のさくら祭り等の大きなイベントがあると必ず駐車場になる場所。普段は止め放題の駐車場になっているので､ドライブのついでに立ち寄って欲しいところです。
国道58号線、名護漁協直売所隣にあります！
住所：沖縄県名護市城3-5-16 ☎0980-43-0175 営：10:30～16:00（売切れ次第終了）
上間てんぷら店は、沖縄県内に数店舗あるお店です。お弁当も売っており種類も豊富。先日は「今、イカとサカナ揚げてるからちょっと待ってね！」と声をかけていただき、熱々揚げたての美味しいてんぷらをいただきました。
何を食べても美味しく、どんどん売れていくので、揚げたてを追加していきます。余談ですが、唐揚げも絶品です。ぜひ！
住所：沖縄県那覇市金城5-7-12 ☎098-852-1340 営：7:00～20:00 無休
どこの都道府県にもソウルフードはあると思いますが、沖縄ではてんぷらがソウルフードです。サカナとイモ、イカが個人的定番です。皆さんはどのてんぷらがお好きですか？
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