毎年増え続ける沖縄のホテル。旅の目的や人数、一緒に行く人によって選ぶホテルは人それぞれかと思います。「クラブラウンジ」があるホテルを選ぶ人は、ホテル滞在重視型かと思いますが、今回は沖縄本島全体でクラブラウンジがあるホテルを厳選してご紹介します。それぞれどんな特徴があって、コスパはどうなのかに重点を置いてご紹介致します!
目次
出典:楽天トラベル 写真はプレミアムクラブオーシャンビュー
沖縄の魅力的なクラブラウンジのあるホテル、おすすめ1つめは「サザンビーチホテル」です。
沖縄本島南部、糸満市にある2009年開業のホテルで、海に突き出たところに建っているので、景観は抜群です!
空港から専用のシャトルバスが出ている上に、所要時間20分ほどのアクセスの良さ!
部屋はベージュやブラウンを基調としながらも、カラフルなファブリック使いが楽しい、遊び心のある部屋です。
スーペリアからデラックス、ハイフロアデラックス、プレミアムクラブルーム、スイートと分かれており、さらにそれらが4~5種類の客室に分かれているので、1人旅からファミリーまで対応可能です。
スーペリアでも30㎡以上はあるのですが、プレミアムクラブルームは、南国らしいトロピカルな色調のファブリック使いの客室で、南国ムードもアップします!
また、4月~10月まで使える7種類のインドアとアウトドアのプールもあります。ガーデンプールは全長70m、水深60cmの子供用から、水深1.5mのダイバー用まで7種類。ウォータースライダーもあります。
インドアプールはガーデンプールが見渡せる場所にあり、ジャグジーもありますので、リラックス度満点です。
出典:楽天トラベル
「サザンビーチホテル」のクラブルームを予約すると、専用デスクでのチェックイン、チェックアウト、海を一望できる落ち着いた雰囲気のクラブラウンジアクセスが可能で、朝食からバータイムまでプレミアム感覚で過ごすことができます。
クラブルームは最上階の10階。なぜかビーチ側ではなく、市街地側ですが眺めは最高です。
クラブルームでチェックインを終えると早速ティータイムに移ります。
フードプレゼンテーションは、
●ティータイム/14~16時
●カクテルタイム/16時~18時30分
●バータイム/18時30分~22時
ティータイムではトロピカルフルーツを挟んだホイップクリームたっぷりのパンケーキが名物です。サーターアンダギーやプチケーキ、フルーツなどもあります。
ドリンクはコーヒー&紅茶、ソフトドリンク、オリオンビール、チューハイの他、月桃&黒人参やハイビスカス&レモングラス、眠れる青いお茶バタフライピーなどの県産ハーブティーがあるのが高ポイント!
そして16時からのカクテルタイムは、まぐろのカルパッチョ、ゴーヤーとグルクンのエスカベッシュ、スモークサーモン、鶏のガランティーヌなど、冷製オードブルが充実しまくりの至福の時!
ドリンクもオリオンビール、甘めスパークリング、ワインをはじめ、沖縄県糸満市にあるまさひろ酒造の代表銘柄「まさひろ」と「海人」の泡盛、県産のラムなどもあり、かなりの充実度!
もうこのラウンジ目当てに宿泊と言っても過言ではありません。
こんなラウンジがあれば、チェックイン後はまったりラウンジにこもるのが正解ですね。
また、安い時であれば、クラブラウンジを使える部屋でも1人朝食付き10,000円位のお値段なので、コスパは最高と言えるでしょう。
世界的なフランスのアコーグループのチェーン店で、沖縄にできたのは2018年と比較的新しい「ノボテル沖縄那覇」。もとは「都ホテル」だったところですね。
首里の石畳も美しい丘の上に建ち、丸い展望台がある形状をしているので、とても特徴的な建物です。
フランス系ホテルらしく、インテリアは明るく爽やか。落ち着いた雰囲気の中にもビビッドな色使いにフランスらしさが出ており、沖縄の有名なアパレルブランド「YOKANG(ヨーカン)」がデザインしたウォールアートを採用しているのも見逃せません。
スタンダードでもネスプレッソマシーンがついている部屋もあり、全室シモンズベッド採用なのにも注目です。
那覇では唯一と言われ、3月から11月末まで入れるインフィニティプールがあるのもいいですね!
そんな「ノボテル沖縄那覇」のお値段ですが、予約サイトの安いところですと、クラブラウンジが使える部屋が2名朝食付きで17,500円程度からあるので、こちらもコスパは最高に近いでしょう。
「ノボテル沖縄那覇」で、クラブラウンジが使える部屋は、ラウンジ付きのエグゼクティブツイン(24㎡)、テラスルームツイン(34㎡+テラス)、インフィニティプールへ直接アクセス可能なテラススイート(48㎡+テラス)、エグゼクティブスイート(50㎡)。
ここ「ノボテル那覇」は高台のロケーションにあり、360度見渡せる展望台がラウンジになっているので、眺望は最高です。
外から見て、上の丸い展望台らしきところは、実はクラブラウンジになっています。
かつては回転する展望台だったのですが、今は回転していません。その代わり、自分の好きな眺望のところに座ることができるがメリットです!
申し訳程度の狭いラウンジのホテルも多い中、この眺望でこの広さのラウンジがあるホテルはおそらくノボテル那覇が一番なのではないでしょうか?
フードプレゼンテーションは、
●ティータイム 10:00~17:00
●カクテルタイム 17:00~19:00
●イブニングティータイム 19:00~20:00
となっており、ティータイムにはコーヒーやナッツ、ドライフルーツ、また、ホテルメイドのプチケーキなどが、またカクテルタイムにはワインやリキュール、ウィスキー、そしてショートパスタやオリーブ、ピクルス、オードブル数種類が供されます。ショートパスタが出るラウンジって珍しいですよね。
出典:楽天トラベル 写真はクラブハリウッドツイン
那覇市壺川に位置し、国際通りまでも徒歩7分。
もと「ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー」だった4つ星ホテル「沖縄ハーバービューホテル」です。
米国統治時代、ハーバービュークラブ(米国市民会員制社交クラブ)があった場所に、返還後の1975年に全身のホテルがオープン。
昭和天皇が沖縄訪問された際の宿泊施設として選ばれ、今上天皇の沖縄訪問でも利用されるほど伝統と格式のあるホテルです。
2020年に開業45周年を迎えましたが、きちんとメンテナンスされており、2019年7月にはリノベーションされ、伝統を守りながらも現代風のホテルに生まれ変わりました。
お値段は2名朝食付きで24,000円程度からあるので、由緒正しいホテルの割にお得感がありますね。
出典:楽天トラベル
クラブラウンジはL字型で木目調で落ち着いた感じ。それほど広くなく、こじんまりした印象です。
丘の上の10階にあるのでシティービューの眺望は最高!
●ティータイム|14:00~16:00
●カクテルタイム|17:00~19:00
●バータイム|19:00~20:00
ティータイムはサンドイッチ、クロワッサンサンドなど昼食になるようなものから、ゴーヤチップス、ポテトチップス、ショートケーキ風プチケーキ、パウンドケーキ、マカロン、チョコレートとスイーツ類も充実!
飲み物はTWGの紅茶やオリオンビール、シークワーサーやオレンジのフレッシュジュース、ソフトドリンクなど。
カクテルタイムはパッションフルーツ、パイナップルなどのトロピカルフルーツ、海ぶどうや生ハム、カマンベールチーズを乗せたカナッペなどもあり、ピンチョス系が目立ちます。
にんじんしりしり、かぼちゃや豚肉&パプリカなどのサラダ、チーズや生ハム。そしてオリーブオイルとパン、EM有機農法で栽培された味の濃いトマトも!ミミガーや豚肉とパクチーの炒めもの、ゴーヤと白身魚のマリネ、島豆腐の白和えなどおかず系も。
だいたい2時間位で新しいピンチョスが登場します!
お酒はというと、赤白ワイン、スパークリングワインの他、バランタイン、メーカーズマーク、カナディアンクラブのウィスキーとバーボンも!「南風」の泡盛もありました。
それに缶でなく、瓶のオリオンビールとノンアルコールビールがあるのも嬉しいですね。
出典:楽天トラベル 写真はクラブプールヴィラ1ベッドルームツイン
中部のクラブラウンジがあるホテル、やはり最高峰は「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」でしょう。
沖縄でナハ、ブセナ、アッタと展開する「テラスホテルズ」の最高峰のホテルで、全室ヴィラタイプでプライベート・プール付き。沖縄の伝統的な民家をモダンにしたような一戸建てのプール付きのお部屋に泊まれてしまうのです。
しかしお値段もスーパーで88㎡の1ベッドルームが1人50,000円超!137㎡の2ベッドルームになると100,000円は軽く超えます。
ヴィラタイプで敷地内に点在しているので、チェックイン後には、お部屋までカートで送ってもらいます。
お値段は張りますが、これ以上ない最高峰のサービスを体験できることでしょう。
出典:ジ・ウザテラスHP
では、「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」のクラブラウンジとは、どんな感じなのでしょうか?
実はこのホテルには、クラブラウンジが存在しません。
全室がスイートタイプなので、このホテルに泊まっていれば、クラブサービスが受けられるということなのです。
さらにラウンジサービスのフードプレゼンテーションに相当するものは、「クラブ&ラウンジ」で
の2回です。
リゾート感満載の木と白いファブリックの清潔感溢れるソファーとチェアー。テーブルの上には南国の花。天井にはファンがゆっくりと回っています。18時半からはなんとピアノの生演奏が行われ、南国のマジックアワーを、お酒とおつまみを楽しみながら、優雅に鑑賞できるようになっています。
そして肝心のクラブサービスの内容はというと、ティータイム、サンセットタイムともにとても質は高いのですが、お酒が出るサンセットタイムのフードは、それほどガッツリ食べられるものが多くない印象です。
ティータイムにはハイビスカスや塩のちんすこう、黒糖ナッツなどオリジナルもあり、販売もされています。テラスホテルオリジナルのジュースもあり、美味!!
サンセットタイムは各種シャルキュトリーに魚のマリネなど、おしゃれなフードが出ました。お酒はシャンパンやビール、ペリエもありました。
あくまでお上品にお酒のおつまみ程度で、品数は少ないですが、ホテルメイドでとても質が高いのがわかりました。
出典:楽天トラベル アトリウム
北部と言っても沖縄本島の中部寄り。現在は美ら海水族館があるエリアに建っているホテルです。
1970年代に海洋博があった時代から沖縄のホテルシーンを見守ってきた「ホテルムーンビーチ」ですが、今もリノベーションされて、とても人気がある低層ホテルです。
植物が茂り、太陽がさんさんと入り込むロビー、きちんとメンテナンスされた明るい雰囲気の客室。
プールを始め、ジェットスキーやドラゴンボート、プライベートアイランド上陸まである豊富なアクティビティ!
唯一無二の滞在体験ができるホテルです。
またお値段は普通のクラスの部屋なら1人1万円を切る値段、クラブフロアでも2万円ちょっとなのも嬉しいですね。
出典:楽天トラベル レジデンシャル・クラブ
「ホテルムーンビーチ」のクラブラウンジ「レジデンシャルクラブラウンジ」は、レジデンシャルクラブルーム専用の特別なラウンジですが、レトロで重厚感のある雰囲気が魅力です。
古き良き時代のリゾートの伝統を守りながら、新しいものも取り入れている姿勢が素敵です。
フードプレゼンテーションは、
●朝食(7:30~10:00)
●フリーサービス(7:30~20:00)
●アペリティフサービス(18:00~20:00)
となります。朝食が7時半から食べられるのが魅力ですが、通常の朝食よりも比較的軽めの「コンチネンタルブレックファースト」です。
「フリーサービス」時間内では、ソフトドリンクが無料となりますが、14:00からはスナックが追加となりますので、ティータイムにちょうどいい時間を過ごすことができます。
また、「アペリティフサービス」では、魅力的なディスプレーでフードやスイーツが並べられ、もちろんお酒のサービスもあります。
さらに、系列ホテルである「ムーンオーシャン宜野湾ホテル&レジデンス」を3泊以上利用することでもこのラウンジを利用できるのに加え、ラウンジでの専用チェックイン、朝食をルームサービスに変更、通常なら有料のスポーツジムやパラソル、シーカヤック、テニスなどの利用無料、大浴場利用無料がついてくるなど、大盤振る舞いな特典が目白押し!
全部利用したなら総額1万円分弱が無料になるので、かなりお得感は高いのではないでしょうか?
出典:楽天トラベル 写真は、ガーデンヴィラ
沖縄のクラブラウンジのあるホテル、最後は「やんばる」と言われる沖縄本島北部にある「オクマプライベートビーチ&リゾート」です。
カップル、ファミリーはもちろん、ワンちゃんにもフレンドリーなホテルで設備も整っていて、朝食の美味しさには定評があります。
1日1本ですが、那覇市内から無料のシャトルバス、空港から安価な有料シャトルバスもあるのでアクセスは便利ですね。
2018年に創業40周年を迎えたオクマプライベートビーチ&リゾート。以前はJALの経営で、沖縄の数あるホテルの中でも老舗中の老舗。建物は古くなった感はありますが、内装はちゃんとメンテナンスされ、今でも注目される人気のホテルです。
部屋はメインコテージ、パームコテージ、ワンちゃんルーム、ガーデンヴィラ、グランドコテージ、スイートとありますが、2020-2022年にリノベーションされた一戸建てタイプのガーデンヴィラ、グランドコテージ、スイートは、ビーチとエメラルドグリーンの海が見渡せるラウンジアクセスもついてきます。
お値段は2名朝食付きで1名20,000円程度からあるのが嬉しいです。朝食にはあの名物お手作りポーク玉子おにぎりもありますよ!
出典:楽天トラベル 潮風のラウンジ
この「オクマプライベートビーチ&リゾート」は、老舗ホテルだけに絢爛豪華なイメージはありませんが、老舗ホテルの風格がすごいです。
一般道を隔てて徒歩3分ほどのところにあるリゾート感たっぷりのクラブラウンジ「潮風のラウンジ(CLUB SHIOKAZE)」は、海がすぐそこに見えて、オーシャンのビューは抜群!
フードプレゼンテーションは
●リラックスタイム/10時30分~14時
●ティータイム/14時~16時30分
●カクテルタイム/17時~19時30分
●バータイム/19時30分~21時
と4回もあります。
朝食は含まれていませんが、なんと別棟の「ビーチサイドカフェオアシス」でラウンジ専用の朝食が用意されるという豪華ぶり。
ただ、敷地が広いだけあって、結構な距離を移動しなければならないのが難点といえば難点ですね。
14時からのティータイムでは、各種ドリンクと合わせて日替わりのパティシエ特製スイーツ、ちんすこうやブラマンジェなどがあり、ドリンクはティータイムなのにオリオンの生ビールやノンアルコールビール、トロピカルドリンク、コーヒーは南ドイツ発祥のWMFとUCCドリップポッドがありました。これはかなり高ポイントなのではないでしょうか?
さらに17時から2時間半もあるカクテルタイムには、オリオンビールはもちろん、地元の酒造所「やんばる酒造所」の泡盛も数種出されます。ジョニ黒にスパークリングワイン、赤白ワインとアルコールも充実!
フード類はハム&サラミ、カプレーゼ、鶏のガランティーヌ、ゴーヤーとミミガーの和え物、スモークサーモン、生ハムパイン、ゴーヤチップスなど、かなり沖縄色を出した、夕食といってもいいほどお腹に溜まるフード類が多かったです。
翌朝の別棟、真っ白いインテリアの素敵な「ビーチサイドカフェオアシス」での朝食は、料理のディスプレイも洗練されていて、むしろこちらの方が好み!という人も多いようです。
クラブラウンジ専用の朝食会場なので、列に並ぶ必要もないのがいいですね!
何十種類という種類があるわけではありませんが、地産地消にこだわり、丁寧に作られた感じに好感が持てます。
こちらの朝食も2017年にリニューアルされ、より進化したようで、年数を重ねていくほどに今後のオクマプライベートビーチが楽しみです。