沖縄が生んだ昭和のボクシングヒーロー「具志堅用高」さんは、言わずとしれた石垣島の大スターです。1976年にWBA世界ジュニアフライ級チャンピオンを獲得し、世界タイトル防衛13回は日本最多記録。彼の輝かしい足跡を記した石垣島にある「具志堅用高記念館」を紹介します。
石垣島生まれの具志堅用高さん。現在はタレントとして活躍されているので、彼が伝説のボクサーだったことを知らないという方もいると思います。
具志堅用高さんは、1974年5月28日にプロボクサーとしてデビュー。階級を変更しながらデビュー戦から負け知らずの8連勝、そしてデビューから僅か2年で世界タイトルマッチの切符を手にします。
1976年10月10日、WBA世界ライトフライ級王者のファン・ホセ・グスマンを迎え、世界タイトルマッチに初挑戦。挑戦者だった具志堅用高さんは、開始から軽快な動きを見せると、2ラウンドに1回、4ラウンドに1回と2度のダウンを奪い、そして、迎えた7ラウンド開始早々、3度目のダウンを奪い、規定によりKO勝ちとなりました。
これにより、沖縄県出身者では初となる世界王者が誕生したわけです。なお、9戦目での世界王座奪取は当時の国内最短記録となりました。晴れてチャンピオンとなった具志堅用高さんは、ここから1980年10月12日までの4年間で13度もの防衛に成功。世界王座防衛13度、そして世界王座6連続KO防衛は、日本人世界王者として現在も最多記録です。通算成績は24戦23勝(15回KO)1敗。
引退後は数々のバラエティ番組に出演し、その独特なキャラクターで人気に!
新石垣空港から車で約30分、離島ターミナルからは車で5分の場所にある「具志堅用高記念館」。
玄関上部には、具志堅用高さんをシンボライズするカンムリワシが描かれていますね!
中に入ると「具志堅用高13の伝説を創った男」という素敵なパネルが出迎えてくれます。
1階には主に、試合のパネルなどが多く展示されています。
このパネル、とっても素敵ですね!
カンムリワシが刺繍されたガウンやボクサーパンツ。
ボクサーパンツには赤い糸で「カンムリワシ」と刺繍されていました!
当時の新聞記事もついつい熟読してしまいました。
お約束の顔出しパネルもありました。写真を撮りたくなりますよね(笑)
コチラは最近の具志堅さんがパンチしている顔出しパネル(笑)複数人でも撮ることができますね!1階には具志堅用高さんのTシャツやキーホルダーなどのオリジナルグッズも販売されています。
そして2階には、彼の輝かしい経歴を感じられる試合に使用したグローブやチャンピオンベルト、トロフィーなどが数多く展示されています。
「ちょっちゅねー」のイメージが強い具志堅用高さんですが、伝説のボクサーだったことがよくわかります!
チャンピオンベルトや試合で使ったグローブなど、ファンにはたまらないですよね!
そしてリングやサンドバッグも。リングの中に入り写真を撮ることも可能です!
モニターではグスマンに勝利しチャンピオンになった試合から13連勝し、敗れるまでの全試合を見ることができ、足が動きません(笑)
具志堅用高記念館に行くと、彼が伝説の男だったということがわかります。石垣島を訪れたときにはぜひ立ち寄ってくださいね!
住所:沖縄県石垣市新川2376-1 ☎0980-82-8069 営業時間:9:00~18:00 大人:大人:400円 子供:子供:200円
駐車場:記念館前に1台のみ