久米島は、海洋深層水で育てた車海老や海ぶどうをはじめ、ぬめりが強く歯ごたえ抜群のもずくや、言わずと知れた釣り王国久米島で水揚げされる魚介類など、海の幸に恵まれた島なのをご存じですか？
そんな久米島で、気軽に海の幸を満喫できちゃう久米島漁業協同組合さんが直営する「くみマルシェ」が2022年8月にオープンしました。
「くみマルシェ」は、島の東部、真謝エリアの真泊漁港近くの見晴らしの良い芝生に囲まれた場所にありました。
店内入るとすぐにお弁当コーナーが目につきます。
「車海老の天丼」「車海老ピザ」「車海老フライ丼」、保温ケースの中に入ってました。さすが、日本一の生産量を誇る久米島産車海老をふんだんに使った贅沢なランチボックスですがお値段は700円～1080円とお手頃価格。すべてのお弁当に、ミニもずくも付けてくれます。
くみマルシェには、食堂はありませんが、テイクアウトして、外にあるテーブルでピクニックランチが楽しめます。
欲張りな私たちは、車海老シリーズのお弁当、全部味見をしたくて、みんなでシェアしました。
どれが一番美味しいかなんて選べません。どれもスペシャルに美味しいです！！何が違うって、風味、旨味、今まで食べた海老が入ってるお弁当は何だったのか、別物レベルの美味しさでした。
また久米島の風に吹かれながら、お外でピクニック気分が気軽に味わえるのもいいですよね。
他にも水揚げされたばかりの鮮魚で握ったお寿司やマグロ丼もありましたが、気になったのが牡蠣です。
本日の日替わりが「かきのピリ辛丼」８００円（スープ付き）。数量限定でもう売り切れてました。
剥いた生牡蠣、当店で食べれます！鮮度抜群！久米島 ジーオーファーム 旬の国産「真牡蠣」バラ売り、、、がありました。久米島で「生牡蠣」？どういうことなのか、直売所の店長さんにお話を伺いました。もちろん、久米島で獲れた牡蠣ではありませんでしたが、なんと日本全国牡蠣の産地から久米島に運ばれ、久米島海洋深層水で浄化された牡蠣なんだとか。海洋深層水のジーオー・ファームさんで、安全に食べられるように処理しているそうです。
くみマルシェからすぐのところに、海洋深層水ジーオー・ファームさんがあるとのことで直接行ってきました。
全国から届いた牡蠣を海洋深層水で浄化するだけと思いきや、10年ぐらい前から、いちから牡蠣を育ててるんですよ、とのこと。
世界初のアタラナイ牡蠣の陸上養殖という、めちゃくちゃ凄い試みをされていることがわかりました。
親会社はゼネラル・オイスターグループで、オイスタバーを何店舗もやっている会社で、大きくは安全性の高い牡蠣を供給する卸売事業と、久米島ジーオーファームさんがやっている種苗生産・養殖事業を展開しているそうです。
ちびっこの牡蠣が手のひらにのってます。
ここまで育つのに大変だったんだろうなと、社員の皆様の苦労を感じました。
アタラナイ牡蠣を目指し、ノロウイルスを除去するために、全国で収穫された牡蠣を一度富山にある海洋深層水の自社の牡蠣浄化センターで48時間浄化し、久米島に運ばれ、さらに海洋深層水で浄化するそうです。
くめマルシェで売られていた牡蠣をいただきましたが、それもそのはず、超新鮮で、海の塩味と牡蠣の旨味が口いっぱいに広がりました。
南国沖縄でこんなに新鮮な、しかもアタラナイ牡蠣が食べられるなんて、牡蠣好きにはたまらないですね。
ジーオーファームさんで直売もやってました。
久米島名物の車海老、もずく、アーサーなどを使った水産加工品はもちろん、久米島みそを使った「味噌クッキー」や「みそナッツ」、車海老せんべえなどのお菓子、玖美の塩やジャムなども売ってます。
そして卵や野菜、島内ではなかなか育たない野菜なんかも全国から届いていました。
真空パックされた車海老、車海老があるごと入った冷凍スープや久米島赤鶏も豊富にそろい、店内は広くはありませんが、品揃えはたくさんあり、久米島の特産品が一堂に購入できます。
もともとは、働く地元の人に利用して欲しいとはじめたマルシェだそうですが、旅行者の皆様にもぜひ来てほしいとのことでした。
畳石がある奥武島やイーフビーチにも近いので、くみマルシェでお弁当をテイクアウトして、海岸や眺めがよい場所で食べてもいいかもしれませんね。
久米島の海の幸や特産品が存分に味わえる「くみマルシェ」。
美味しいものいっぱいの魅力的な久米島を感じられるはずです。
住所：沖縄県島尻郡字宇根360
TEL：098-996-5281
FAX：098-996-5282
営業時間：11:00～19:00
定休日：月・木曜日
H P：https://kumejimagyokyou.net/
Facebook：https://www.facebook.com/kumejimagyokyou/?ref=page_internal
