沖縄都市モノレール(ゆいレール)は、2019年10月の開業を予定する石嶺駅-てだこ浦西駅までの延伸区間での試験走行を開始し、開業まで1ヶ月を切った頃は、習熟運転のため、延伸区間を走る車両の姿が見られました。しかも、2両編成から3両編成への検討が始まったそうです。そして、ついに2019年10月1日、ゆいレールが延長開業しました。
ゆいレール延長区間㊗開業!さっそく乗ってきました!の記事はこちらです。
目次
終着駅のてだこ浦西駅
てだこ浦西駅改札口もピッカピカです。
今回延長されたのがこの4つの駅です。(美栄橋駅撮影)
コチラは浦添前田駅のホームです。
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てだこ浦西駅のホームに入る直前、左側に見えてくるのがパーク&ライドで使用する駐車場です。駅前に巨大な駐車場が出来て利用勝手はどうなるのでしょうか?
まだまだ、利用者は少ないようですが周辺が開発されてくると状況が変わると思われます。
気になる料金は1時間100円で25時までなら400円打ち切りと、東京では考えられない料金設定。
パーク&ライドですから、毎日使ってもらわないといけません。定期券もあって1ヶ月5000円です。
てだこ浦西駅前周辺には、18.65ヘクタールの土地に開発計画が進んでいます。
前述の駐車場と並んで、住友商事とイオン琉球が開発するショッピングモールが出来ます。
さらに、数棟のマンションが駅周辺に出来る予定。
今でも西原ICに比較的近くに出来た浦添前田駅。那覇市内の渋滞を避けて、パーク&ライドでゆいレールに乗り換えが可能です。さらに、浦添前田駅に近い場所に幸地ICが計画されており、もっと便利になるはずです。
てだこ浦西駅舎北側のパークアンドライドに隣接した約8600坪の敷地に、イオンスタイル浦西が出来ることになりました。2022年春頃オープン予定。
以下開業前のゆいレールの状況を残してあります。
2019年9月9日現在のてだこ浦西駅。首里駅から4駅目で終着駅となるこの駅には、右手に見えるパーキングが併設されます。沖縄自動車道西原ICにも近く、パークアンドライドの拠点となり、那覇市内の渋滞対策の一助になるでしょう。習熟訓練中のゆいレール車両が入ってきていますね。
こちらは延長される最初の駅、首里駅の隣になる石嶺駅です。駅舎の方は完成していて、駅周辺の工事が進められています。
2駅目の経塚駅を出たばかりのゆいレール。前田トンネルを迂回する形になっていますが、実はこの前田トンネルの上にあるのは、お墓です。2019年は組踊300年にあたりますが、その組踊を最初に作った玉城朝薫の墓があります。こちらの詳細は改めて記事にしていきますね。
このカーブを右に曲がると3駅目の浦添前田駅があります。車両の向こうに見える小高い山は、浦添グスクです。映画ハクソー・リッジの舞台となった前田高地はこちらです。
浦添前田駅から終着駅てだこ浦西駅に向かう地点にゆいレールで唯一となるトンネルがあります。トンネルに入っていこうとするゆいレールです。
当初、2019年春に延長区間の開業との記事を上げましたが、2018年5月26日の新聞で入札不調による工事の遅れから、2019年夏以降に延期という報道がありました。その後、2019年10月1日に決定されました。
こちらは2019年2月2日最初のテストランが行われた時の様子です。深夜にゆっくりとした速度でテストランが行われました。
終着駅のてだこ浦西駅。パーク&ライドの拠点になるため、左側の建物が駐車場、右奥が駅になっています。
浦添前田駅(奥)からてだこ浦西駅(手前)に向けて、唯一のトンネルができています。
浦添前田駅は、浦添グスクに一番近い駅です。
経塚駅の向こうに見える前田トンネル。その上にあるのはなんとお墓です。組踊を創設した玉城朝薫。2019年は組踊創設300年にあたります。
運転士の習熟訓練のため、試運転がはじまって、ほぼ周辺の整備に入ってきたようです。
経塚駅。このまま前田トンネルに入るのかと思いきや、前田トンネルの横上を通過していきます。
浦添グスクに近い浦添前田駅。
そして終着のてだこ浦西駅。唯一最後はトンネルで駅に入っていきます。
2018年12月末時点での進行状況の写真です。石嶺(いしみね)駅。
経塚(きょうづか)駅。
浦添前田駅。
てだこ浦西駅。ゆいレールの延伸区間整備事業を巡っては昨年、延伸区間(約4・1キロ)の軌道桁が設置され、那覇空港駅からてだこ浦西駅までの19駅、約17キロが全てつながったとされていますが、写真を見るとやはりもう少し時間がかかりそうですね。
まず【石嶺駅】。ここは那覇市首里石嶺町に位置する駅です。今まで鉄道空白地帯だったため、ゆいレール延伸計画の開業によって、那覇市街へモノレールで移動する利用者が増えそうです。ここには「のまんじゅう」のぎぼまんじゅうがあります。売り切れ次第終了だから14時すぎにはなくなっているかも。
そして【経塚駅】。
周辺には大型商業施設「サンエー経塚シティ」というショッピングモールがあります。経塚駅周辺も今まで鉄道駅がなかった鉄道空白地帯のため、那覇市街へのアクセス利便性向上が見込まれます。
経塚駅からすぐの前田トンネルの上には組踊り300年。創始者の玉城朝薫のお墓があります。
組踊300年、創始者の玉城朝薫の墓を避けてゆいレール(経塚駅)が走る!記事はコチラです。
そして【浦添前田駅】。
周辺には、浦添グスク、浦添市役所や浦添市てだこホール、浦添市美術館などがあり、文化施設や行政施設へのアクセス駅として機能しそうです。
最後は【てだこ浦西駅】。
終着駅てだこ浦西駅は、沖縄自動車道の目の前にある駅で、沖縄自動車道から車で来てモノレールを利用することができる「パーク&ライド」機能が用意されます。また、高速バスターミナルも併設するため、沖縄県全体から那覇市街へのアクセスが便利になりそうですね。
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※写真と動画は沖縄都市モノレールのHPよりお借りしたものです。
以下は2018年5月18日の公開分です。工事状況を比較すると良いですね。
多くの地元民&観光客が利用する「ゆいレール」。平成29年度の乗客数が18,146,486人(1日平均49,716人)となり、8年連続で前年度記録を更新しました。そして2019年には首里駅から、石嶺駅→経塚駅→浦添前田駅→てだこ浦西駅へ4駅4.1キロ延長され、現在はそれに向け順調に工事は進んでいるようです。いずれは那覇空港から名護までゆいレールが開通すればいいなぁ~
昨年の12月末には新しく開通する4か所の駅名が発表されました。首里駅の次が第一駅の「石嶺駅」→「経塚駅」→「浦添前田駅」→「てだこ浦西駅」。そしてゆいレールの車内では、各駅到着前にメロディが流れます。各駅ごとに違う沖縄民謡やわらべ歌は、どれも沖縄らしくほのぼの。新駅のメロディーも決まったようですね!
そして各駅にある「各駅アート」。駅舎に沖縄らしさを表現するため、各駅ごとに駅カラー・沖縄の伝統的な染織のデザインイメージを設定しています。また、駅にちなんだアートガラスや、駅ごとに違うシーサー、沖縄の動植物などをイメージしたアートタイル を設置しています。このアートガラスは那覇空港のもの。4か所の新駅はどんな「各駅アート」になるか楽しみです。
2018年3月30日現在の「石嶺駅」。
「経塚駅」
「浦添前田駅」
「てだこ浦西駅」。ちなみに「てだこ」とは「太陽の子」という意味です。
石嶺交差点から石嶺駅方面。(桁架設工事完了)
これは浦添市道区間の全景。(桁架設工事完了)
「浦添前田駅周辺」(鋼軌道桁工事中)
「てだこ浦西駅周辺」。開通はまだ随分先だと思っていたけど、思いのほか出来上がってる!!というのが私の感想。
最終の「てだこ浦西駅」こんな感じになるようです。
総事業費約350億円。2018年末には完成させ、試験運転などを経て2019年春に開業する予定です。そして那覇空港から名護市までのゆいレールのルート案は、すでに発表されているものだけでも7つの案があって、そのメリットやデメリットを検討する会議が何度も行われているようです。一日も早く那覇空港から名護までゆいレールが開通しますように!
そして「沖縄都市ゆいレール」のHP内の「モノなび沖縄」を覗くと、各エリアごとの観光ガイドマップがあり、エリアを選んで一番下までスクロールすると「ゆいレールの車窓から」という動画が観られます。沖縄の街並みを運転手目線で観れる動画は秀逸です!是非ご覧になってくださいね。