首里の鳥堀町で100年以上の歴史を持つ泡盛の蔵元「咲元酒造」が、沖縄の伝統体験ができるテーマパーク「琉球村」内に新工場を完成させ、移転しました。8月からは新工場での泡盛の製造がはじまり、来年早々には新工場産泡盛が登場することになります。しかし首里時代の古酒も残しているので、こだわりの「咲元」も楽しめるそうです。
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琉球村は、本島北部の恩納村にある観光名所。琉球古民家が立ち並び、昔ながらの沖縄を体験できる人気スポットです。村内を歩いていると、ゆっくりと時が流れ、なんとなく昔の沖縄にタイムスリップしたかのような気持ちになれます。赤瓦の琉球古民家では、沖縄の伝統工芸体験や三線体験などができ、時間によっては迫力あるエイサーや絵巻行列道ジュネーが楽しめます。
ちなみに「絵巻行列道ジュネー」とはなにか?沖縄各地で受け継がれている、様々な年中行事は、色々な神々との関わりがあるのが特長です。琉球村では、その年中行事にみられる芸能を、「絵巻行列道ジュネー(パレード形式)」として行います。これがまたとても見ごたえのある道ジュネーなんです!
※道ジュネ―の演目は、今の期間行われていません。エイサー演舞は開催しています。
驚きなのは、琉球村にある琉球建築の古民家は、実際に使われていた古民家を移築していること。この「旧西石垣家」は、約100年前に石垣島に建てられたもので、1981年に石垣島から琉球村へ移築しました。
こちらの「旧國場家」も「西石垣家」と同様に、沖縄県国頭郡に建てられていた古民家。琉球村のほとんどの建物が、移築された登録有形文化財なのです!
この素敵な古民家は「旧島袋家」。1982年沖縄本島北部名護市羽地より移築されたもの。明治期に建てられた民家で、所有者は農業で成功したといわれています。ステキな琉球建築ですよね~
この「旧島袋家」では、琉装体験が楽しめます。琉装を着て古民家で写真をパチリ!縁側で寝ている猫ちゃんが、沖縄っぽいですね!
毎日13時と15時には、この「旧西石垣家」で島唄ライブが行われます!雰囲気があっていいですよね。
こちらの「旧比嘉家」は、1982年玉城村百名より移築。沖縄の稲作発祥地「受水走水」の地主の旧家だったそうです。
そしてこの「旧比嘉家」は、泡盛の宝庫!!宝の山です(笑)20年ものまでの古酒体験が200円で出来るそうです。ドライバーなので今日は残念。
「旧比嘉家」では、泡盛を熟成させる酒瓶や甕を多く保管しています。古酒造りに重要な「仕次ぎ」の方法や泡盛についての知識からおいしい飲み方まで、スタッフが楽しく教えてくれます。
ちゃんぷるー劇場では、毎日無料で沖縄の芸能ショーを観覧する事ができます!劇団うりずんの公演は楽しさいっぱい!沖縄の芸能を肌で感じる事ができるのは嬉しいですね。
琉球村の屋内にある「陶芸工房」。ステキなシーサーややちむん、酒器などがたくさん売られています。
こちらの陶芸工房では、手びねりシーサー体験ができます。
完成は約一ヶ月後。ご自宅に送られてくるそうです。自分で作ったシーサーには愛着がわきますよね!
村内の案内図の右上をご覧ください。先ほど紹介した「旧國場家」の近くのようですね!では「旧國場家」を目指しましょう!
村内のキジムナーの指示に従いましょう(笑)ちなみにキジムナーとは。ガジュマルの木で暮らす精霊のこと。
琉球村内に建てられた「咲元酒造」の新工場!上等です!以前の首里鳥堀にあった工場と比べると、6倍も多くの泡盛が造れる規模だそうです。美味しい咲元の泡盛がたくさん呑めますね!
琉球村には琉球村村民証の「くがにカード」というものがあります。この「くがにカード」は、入会費や年会費は無料ですが、誰でも入れるわけではありません。入会条件は、沖縄を愛し、沖縄の文化を理解し「肝美らさ(ちむちゅらさ)文化」を誇りに思うことができる方だけが、入会できます!沖縄大好きの方々なら、みなさん入会できますね(笑)
そしてこの「くがにカード」に入会すると、ナント!咲元酒造の泡盛2合瓶がもらえるんです!さっそく入会しなきゃ!
★くがにカードの情報は、コチラををご覧ください。
泡盛を造るための蒸留器、三角棚、仕込みタンクは、元の首里工場で使っていたものをそのまま移設したそうです。
写真右に映っているのが三角棚。泡盛を造るための米を洗い、浸漬をして、蒸した米を、この三角棚に運び、泡盛造りに必要不可欠な「黒麹菌」を付けていくのです。
琉球村の新工場では、見学はガラス越し。ちょっぴり残念。
琉球村では、沖縄の歴史や文化が学べ、昔ながらの沖縄を感じる事ができる素晴らしい場所です。沖縄旅行に来られた時は、ぜひ琉球村に足を運んでくださいね!
住所:沖縄県国頭郡恩納村字山田1130 営業時間:9:00~17:00
入園料:大人1500円、高校生1200円、小中学生600円