「星空保護区」認定の石垣島はなぜ星がよく見えるのか？

星空が綺麗で有名な石垣島。ついに2018年3月30日（米国時間）に国際ダークスカイ協会から、石垣島北部と竹富町の西表石垣国立公園内が「星空保護区」に認定されました。「星空保護区」ってなに？沖縄の他の島でも星空見えるけどなんで石垣島じゃないとだめなの？？そんな疑問にお答えしつつ、星空保護区に認定された石垣島の星にまつわるスポットを御紹介します。

1 星空保護区石垣島が、星を観測するのに最適な理由
2 最適だからこそ観測施設があるのです！
3 星空に関するイベントも開催
- 3.1 南の島の星まつり
4 星に関するアクティビテイも充実
- 4.1 ぷしぃぬしまはこちらです

星空保護区石垣島が、星を観測するのに最適な理由

「天文学者が選ぶ日本で最も星空が美しい場所」に選ばれこともある星空保護区石垣島。それには理由があります。海に囲まれ、自然が多く観察に適した「暗さ」があるから、というのがまず１つ。それに加えて偏西風・貿易風の影響が少ない、という理由があります。それがなんで星空観測に適しているのか？？

その風の影響がないことで空気の揺らぎが少なく、星がチカチカしないということなのです。確かに私たちが星を見ているとき星の光が瞬いているように見えますよね！それは、こういった風が起こす揺らめきのせいだったんですね。この石垣島が、その影響を受けにくい奇跡的な場所ということなんですね。

また、北緯24度という場所も「観測に適した島」とされる理由のひとつ。そのおかげで空にある全88星座のうち84が石垣島からみえます。「南十字星」も石垣で見られる有名な星座のひとつですよね？それが「星空の島」といえる理由のひとつでもあります。

最適だからこそ観測施設があるのです！

先ほど書いたとおり、星の観察に適した島・星空保護区石垣島には立派な観測施設があります。

★石垣島天文台★

そのひとつがこちら石垣島天文台。

石垣市街から車で山を登ったところにあります。｢むりかぶし望遠鏡｣を擁して、太陽系天体やその他の天体の観測を行っています。昼間でも公開していて内部に入ることができます。また夜には天体観測会も行われているようです。観測に適した石垣島ならではの星の世界を体験したいですね。

☆石垣島天文台の情報はこちらをご覧ください。

石垣島天文台はこちらです。

住所：沖縄県石垣市新川1024-1

★電波望遠鏡　VERA石垣島観測局★

こちらも石垣島の有名な観測施設のひとつ電波望遠鏡です。

こちらは、国内のほかの場所にある電波望遠鏡と組んで、観測をしています。空に巨大なパラボラアンテナが向かっている様は星好きでなくてもワクワクします。併設に観測施設では、重要な観測時期以外は中で観測の説明を聞くことができます。マーコは以前、中に入り、巨大なパラボラアンテナの操作コマンドを入力させてもらうことができました。鳥肌が立ちます！