2024年10月20日(日)に那覇市・国際通りにて「第30回一万人のエイサー踊り隊」が開催されます。「一万人のエイサー踊り隊」は、例年8月の第1日曜日に那覇市の国際通りで行われる県内最大級のエイサー祭りです。2024年は猛暑が予想され、熱中症の危険性が高いことから、10月20日(日)に延期して開催されます。
■開催日時:2024年10月20日(日)14:00~21:00(交通規制 12:00~22:00)
※雨天荒天中止
■開催場所:国際通り(パレットくもじ前広場/てんぶす前広場/さいおんスクエア前広)
■料金:観覧無料
■お問合せ:098-863-2755(那覇市国際通り商店街振興組合連合会)
沖縄の伝統芸能である「エイサー」ですが、始まりは戦前の那覇の城下町、首里だといわれています。念仏踊りが庶民に浸透し、沖縄全島に広まっていきました。しかし戦後、焦土と化した沖縄では、エイサー文化は衰退してしまいましたが、1960年代から沖縄市を中心に「全島エイサー祭り」を行い、沖縄のエイサー文化は復活しました。今では沖縄県民に広く親しまれ、伝統芸能としても、島人の心を癒し、奮い立たせるものとして広く浸透しています。
エイサーといっても、大きく分けると「伝統エイサー」と「創作エイサー」の2つに分けられます。各地の青年団が行う「伝統エイサー」は各地域に根差し、旧盆の時期に自分たちの街を練り歩く「ミチジュネー」を行います。自分の地域の家々に「嘉例(カリー)をつける」ため、練り歩きます。ちなみに嘉例をつけるとは「縁起を担ぐ」という意味。「子供が生まれた」「家を新築した」「今年が初盆」など、人生の節目を迎える家を周り、想いを込めて演舞します。
「一万人のエイサー踊り隊」は、毎年8月の第1日曜日に那覇国際通りで行われる、県内最大級のエイサーのお祭りです。エイサーを次の世代に伝えていくために一助となり、エイサーの未来へ繋がる舞台となるよう1995年に始まり、2024年は30回目となります。2024年は猛暑が予想され、熱中症の危険性が高いことから、10月に延期して開催される運びとなりました。
毎年一般公募で集まった1000人の踊り手によるパフォーマンスをはじめ、県内各地の約70の青年会や子供会による勇壮な舞いが那覇国際通りを埋め尽くします!しかし2020年はコロナ禍のためイベントが中止に。2021年も中止の予定でしたがオンライン開催となり、全国どこにいてもエイサーを観る事ができました。2022年の「第28回一万人のエイサー踊り隊」では、3年ぶりに路上演舞が解禁!!規模を縮小して開催されました。そして昨年2023年は、台風のため中止となりました。
そして今年、2024年の「第30回一万人のエイサー踊り隊」が10月に開催!約20団体がエイサーを披露し、旗頭の演舞もあります!一段と暑い夏になりそうですね!