沖縄本島北部の本部半島から橋でつながる離島として人気の「瀬底島」。昭和60年(1985年)に瀬底大橋が架けられ、車で気軽にアクセスできるようになってから、那覇から気軽に日帰りで行かれる離島として、たくさんの観光客が訪れます。瀬底島は、周囲が約8kmの離島で、自転車で1時間ほどで1周できるほどの小さな島。
2019年6月10日日本航空便の機内から撮った瀬底島です。左上には瀬底大橋、橋の手前の白砂がアンチ浜。手前に広く細長い白浜が瀬底ビーチです。
瀬底ビーチの左側には森ビルが開発している瀬底リゾートの工事が着々と進んでいます。その右側、砂利を敷き詰めた場所ですが、瀬底島を知る人は「アレッ」と感じるはずです。
瀬底島は細い路地をはいっていくとフクギ並木がある様なのどかな田舎の島。
その奥の方で工事が進む沖縄瀬底プロジェクト。実はこの工事、たいへんな意味があるのです。
先ほどの砂利が敷き詰められた場所は、駐車場になっています。この場所に3月まで、廃墟となっていたホテルがありました。長年、開発がされず、放置されてきましたが、ようやく森ビルが権利を取得したところで、動き始めました。
これが工事現場入口に掲示されていたプロジェクトの内容です。工事中なのではいっていくわけに行きませんが、空撮写真と比較してみるとコテージタイプの建物が出来上がってきているのがよくわかります。(以上2019年6月13日)
そして西側に位置する瀬底ビーチは、白い砂浜とコバルトブルーのコントラストの美しい天然ビーチで、美しい夕日を眺められるスポットとしても有名な場所です。
海の向こうには水納島や伊江島も見えますね。「セソコ」という島の名前の由来は、セは精(聖)、スクは海(遥か遠い場所)を意味し、「遠くから神がやってきた聖なる地」という意味。
島内には15カ所ほどの拝所や御嶽(うたき)があり、中でも村落発祥の地とされるウチグシク、瀬底村初代交儀ノロ(村落の神事を司る神女)の骨神を祀ってあるといわれる宮島御嶽、アンチ浜の近くにあるアンチ御嶽などは「瀬底七御嶽」と呼ばれ、今も地域の人々の手で大切に守られています。
瀬底島には「アンチ浜」という、とても美しく素敵なビーチがあります。売店・カフェ・シャワーを完備、バナナボートやジェットスキーなどマリンスポーツも満喫できます。
瀬底大橋を渡ってすぐにある「アンチ浜」は、素朴な雰囲気が残りつつも施設も充実。ただココは駐車場が狭いのでご注意を。
白い砂浜はテンションが上がりますよね。
瀬底島内を散策していると牛や山羊のほか、馬にも出会えました!この時期はお休み中でしたが、乗馬(外乗)も出来るそうです。お馬さんは、やっぱり可愛いですね。〔体験レポーター:青木さなえ)
また瀬底島には島を代表する伝統的な行事の一つに「ピージャーオーラサイ」があり、沖縄の方言で、ヒージャーは山羊(ピージャーは北部の方言)、オーラサイは格闘を意味し、闘牛ならぬ闘ヤギの事。闘牛に負けず劣らず闘ヤギも迫力満点。瀬底島の「ピージャーオーラサイ」は、例年5月に開催されています。
(2016.9.4公開、2019.6.13更新)
住所:沖縄県国頭郡本部町瀬底2631 問い合わせ先:0980-47-2700
住所:沖縄県国頭郡本部町瀬底5750 瀬底ビーチ管理事務所:0980-47-2368