今から約150年前の明治初期まで、沖縄は琉球王国という一つの国でした。現在もその時代の文化が色濃く引き継がれています。那覇の三大祭り「那覇大綱挽」、「那覇ハーリー」と並ぶ、「琉球王朝祭り首里 古式行列」を紹介したいと思います。沖縄の歴史を知れば、もっともっと楽しくなります!2023年は11月3日(金・祝)に開催されます!
毎年11月3日に行われる、琉球王朝祭り首里「古式行列」は、琉球国王の行幸の一つ、正月三日「初行幸」と呼ばれる「三ヶ寺参詣行幸」の行列を再現したものです。琉球王国時代、国王が国家の安寧と五穀豊穣を祈願するため、首里城下にある三つのお寺(円覚寺、天王寺、天界寺)を参詣した様子が再現され、国王、王妃、王府高官、女官たちに扮した250名あまりの市民が、首里城正殿前から守礼門、龍譚通りまでを行列します。
以前は、首里城正殿に摂政、三司官など政府高官が、王、王妃を出迎えるところから始まっていましたが、正殿は現在建築中のため、奉神門~守礼門~龍潭通りにて行われます。
琉球王朝祭り首里「古式行列」の国王と王妃は、公募によって選ばれ、1年間その任を受けます。令和5年度の国王には渡嘉敷大雅(とかしきたいが)さん、新王妃にスピーナ瑛利香(すぴーなえりか)さんが選ばれました。選出された国王・王妃は、令和5年度の「首里城復興祭」(11月3日~5日)および「新春の宴」(令和6年1月1日~3日)に出演されます。
ちなみに新王妃のスピーナ瑛利香さんは、32代泡盛の女王ならびに2019年ミス沖縄でもあります!新王妃としても活躍されることでしょう!
2023年11月3日(金・祝)~11月5日(日)に開催される「首里城復興祭」でも、国王役と王妃役のお二人の晴れ姿を見ることができます。
ドラマのワンシーンのような素敵な国王と王妃様。
琉球王朝時代にタイムスリップしたような気分に浸れますね!!
<琉球王朝祭り首里の流れ>
1.摂政、三司官が琉球国王、王妃をお迎えにあがります。
2.国王と王妃のお出まし。
3.出発!楽士の喇叭の音も高らかに。
4.摂政、三司官とともに出立です。
5.いよいよ城外へ。
6.守礼門をくぐり三箇寺詣りに。
7.フィナーレの鳥堀へ。
ぜひ2023年11月3日(金・祝)~11月5日(日)に開催される「首里城復興祭」を、琉球王朝時代に思いを馳せながら楽しんでください。
★首里城復興祭2023では4年ぶりの琉球王朝絵巻行列も開催!の記事は、コチラをご覧ください。
住所:那覇市首里金城町1-2 ☎098-886-2020