2020年5月にグランドオープンした「DMMかりゆし水族館」が1周年を迎え、7月から映像コンテンツと光・音の空間演出をリニューアルしたということで、さっそく行ってきました!「DMMかりゆし水族館」は、美ら海水族館よりもコンパクトですが、インパクトは大。リアルとバーチャルの融合を楽しめる水族館です!
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「DMMかりゆし水族館」はもともと、新しいカタチのエンタテインメント水族館で、リアルとバーチャルの融合を楽しめる水族館。今回のリニューアルでは、光に満ち溢れた沖縄のさまざまな情景や沖縄の美しい海の雰囲気、そして力強く迫力ある生き物の動くとカメラワークをリニューアルの主なテーマとしています。
テーマの一つである「光をさがして」では、日常生活が大きく変わった当世で、少しでも希望となる光を探して見つめていたいというメッセージが込められています。そしてDynamic(ダイナミック)、Drastic(ドラスティック)、Dramatic(ドラマティック)の3つの「D」をコンセプトに、水中カメラで生き物たちが大胆に泳ぐシーンや、ドローンカメラによる迫力のあるカメラワークで、沖縄の自然や光の撮影を行ったそう。日常では見る事の出来ない視点で撮影された様々な沖縄の情景を見る事ができるのは、嬉しいですね!
まずはリニューアルエリアのシアタールーム「はいさいゲート」へ。多面大型スクリーンとサラウンドにより、臨場感あふれる沖縄の映像と音響を体験します。ソーシャルディスタンスを保てるよう、一定の間隔でしか椅子に座れないように工夫されています。シアタールームに限り、写真や動画撮影は禁止。許可を得て写真撮影をさせていただきました。
グランドオープン時に見た映像とはまた違っていて、今作では、沖縄の朝、昼、夕方、夜の時間帯によって表情を変える沖縄の自然を舞台に、空、海、陸とさまざまな場所で見られる「光」を取り上げたそうです。その中の一部を紹介。
沖縄の離島での水中撮影やドローン撮影による迫力のある映像と、沖縄で収録した効果音と賑やかな音楽が一体となったサラウンド音響で、魅力あふれる沖縄の情景が楽しめます。
映像が流れ始めると、一気に引き込まれます。4Dとまではいきませんが、音楽はもちろん風を感じる演出もあり、まるで自分が鳥になり空を飛んでるような感覚になります!わずか5分くらいの時間でしたが、素晴らしい映像を観る事ができました。
館内入口が2階にあるので、まずは2階から回ります。
ここで一つアドバイス!「DMMかりゆし水族館」に行く前に、専用の公式アプリをダウンロードしておきましょう。このアプリは、館内の「タッチポイント」にスマホをかざして、近くにいる“いきもの”の解説を見たり、ゲーム感覚で集めることができる新感覚体験型アプリなのです!
はいさいゲートを抜け館内に一歩足を踏み入れると、そこはもうやんばるの森に入ったかのような、日常から非日常の世界に。淡水魚の他、周辺には爬虫類や両生類が生息する森を再現したエリアです。
水槽上部も開いているし、すごく近い距離でいきものたちを感じることができます。ウッドデッキを登れば、様々な角度から生き物や植物を見る事もできました。
そして先へと進んで行くと・・・さてこれは何でしょう?正解はペンギンのお家「ペンギンぐすく」。
たまたますぐ近くにペンギンがいてとても可愛かったです。奥にはペンギン用の水槽もあるので、タイミングが合えば間近で泳いでいるペンギンが見られるかも。このエリアには、他にもワニやコツメカワウソなどもいました。
この美しい風景も水族館の中です。岩や手前の海水は本物で、魚たちも泳いでいます。が、奥に見える海は映像なのです。時には船が通ったり、クジラがジャンプしたり、まるで本物のよう。
ココだけ切り取ると、水族館の中とは思えません(笑)沖縄の表情豊かな空模様と波打ち際の海岸を再現した空間で、打ち寄せる波の音を聞きながら小さな海水魚たちを観察することができます。ずーっと見てられますね(笑)
そしてコチラは、ヒトデやサメの肌に触れることができるタッチプールです。見るだけでなく優しく触って生き物の肌を感じることができます。
そして私が一番テンションが上がったのこの水槽「ちゅらみなも」。床一面透明なガラス張りで、中を覗くと大水槽を上部から約6m見下ろすことができます。
まるで水面を歩いているような体験ができるのですが、まぁー怖いこと(笑)腰が引ける思いで歩きました。ココでは、沖縄近海の様々な海洋生物を観察することができます。
グランドオープンの時には準備中だった動物エリア「ゆいゆいズー」。ナマケモノやカピバラ、アルマジロやフクロウなど、10種類の陸に住む生き物が自由気ままに生活しているエリアです。
かなり大きなアルダブラゾウガメがのそのそと。
そしてフタユビナマケモノ。ナマケモノは、ほとんど寝ているため、目を開けている時間は一日のうち20分くらい。なのでレアショットいただきました(笑)しかも柵などの隔たりがなく、繋がれているわけでもないので、触れられるほどの間近な距離で生き物を観察できます。でも触れないでくださいね!
アナホリフクロウも可愛かった!
さぁエスカレーターで1階に向かいましょう。
そして1階へ。
1階には、キラキラと輝く水槽が!色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚が生息する水槽です。
頭上まで水に覆われるこの空間ではまるで海中に身を置いているかのような気分になり、海の世界を存分に楽しむことができます。
そしてこの水槽の裏側は、海中トンネルになっています。
こちらは、美しい熱帯魚を中心とした、個水槽が立ち並ぶエリア「ばんない水槽」です。砂や岩に隠れる小さなニモやチンアナゴなどを様々な角度から見る事ができました。
5枚のアクリルパエルに投影する巨大なバーチャル水槽「バーチャルあしびなー」。コチラでは3つの新しいコンテンツを公開していました。高精密なCGや高度な物理趣味レーションを駆使した、迫力のある映像・・・いや、映像というより、まるで本物の水槽のようでした。
新たに加わったコンテンツの一つ、上空から勢いよく潜水して狩りをするアオアシカツオドリの映像。イワシの大群に四方八方から水中に飛び込んでくる姿は圧巻。他にも高度な流体趣味レーションを駆使したCGで、沖縄の海の様子を再現した「ティールブルーの波」や、鋭く長い吻(ふん)と帆のような大きな背びれを持つ「バショウカジキ」も登場しますよ!
バーチャル水槽の向かい側には、リアルな水槽も。先ほどビビりながら歩いた水槽の上から見えた水槽です。沖縄近海の様々な海洋生物が回遊していて、数百匹のグルクマの群れや、大きなサメやエイなどを間近で見る事ができました。
以前にはありませんでしたが、バーチャルあしびなーのエリアには、ソーシャルディスタンスを保つように置かれたテーブルと椅子が設置され、ダイナミックな映像をゆったりと観る事ができるようになっていました。
すぐ隣には、沖縄ならではの食材を使用したメニューのカフェもあるので、飲食しながら映像を観ることもできます。
以前に訪れたときもその美しさに魅了されたエリア「クラゲよんなー」では、9月30日までの夏季シーズンに合わせて新しい演出の限定公開が始まっていました。
今回の舞台は沖縄の深い海。
時間と共に変化する空間演出と、ふわふわ漂うクラゲの幻想的な雰囲気に癒されます。ココで撮る写真は映えると思います。
出口のゲートを出るとお土産屋さんへと続きます。
ここでしか手に入らないオリジナルグッズやお菓子、ぬいぐるみなど多数ありました。
ガチャガチャも魅力的(笑)
DMMかりゆし水族館は、美ら海水族館と比べればコンパクトですが、その分ギュッと凝縮され内容が濃い!コンパクトながらも、約190種・約5000店の生き物を観る事ができ、リアルとバーチャルをうまく融合させて、とても楽しめる仕組みになっています。しかも空港や那覇市内からも近く行きやすいというのも利点。大型ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」併設なので、水族館もお食事もショッピングも楽しめ、雨の日にも最適です。ぜひ沖縄にお越しの際は、DMMかりゆし水族館へ足を運んでくださいね。
『DMMかりゆし水族館』の場所は、那覇空港から車で約20分の、沖縄県豊見城市字豊崎のイーアス沖縄豊崎内にあります。9月14日より沖縄進出した東京バスが、那覇空港から瀬長島やイーアス沖縄豊崎といった、南部の観光地を結ぶ路線バス「ウミカジライナー」の運行を開始しているので、DMMかりゆし水族館に行くには、とても便利です。
◆那覇空港からバスで行くこと場合は、約15分間隔の運行
空港の1番出口から以下いずれかのバスに乗り、終点「イーアス沖縄豊崎」で下車
・1番バス乗り場(TK02:ウミカジライナー):所要時間 約35分
・4番バス乗り場(95:空港あしびなー線):所要時間 約20分
2021年7月22日よりウミカジライナーが糸満市まで延伸され便利になります。
ゆいレール赤嶺駅前に停車するウミカジライナー。
また沖縄都市モノレール「ゆいレール」と東京バス全線乗り放題の一日乗車券を、期間限定で大人1,000円(子ども500円)で発売されています。
バスだけでなく、沖縄都市モノレール「ゆいレール」にも一日乗り放題なので、有意義に使えそうですね!9月30日まではバス車内で共通一日乗車券を購入できます。その後は、スマホを使ったチケットレス化の検討をしており、恐らく制度は残るけれど、利用の仕方が変わるかもしれません。
豊崎地区には、豊崎美らSUNビーチ、アウトレットモールあしびなー、道の駅豊崎、TOMITONなどがある場所なので、「DMMかりゆし水族館」と合わせて利用することも出来ます。そして豊崎地区は、沖縄自動車道の豊見城ICやレンタカーの営業所が多くある場所なので、沖縄観光の行き帰りに利用すると便利です。
★DMMかりゆし水族館が開業!さっそく行ってきました!の記事はコチラです。
★1000円乗り放題!東京バスとゆいレール共通一日乗車券!の記事は、コチラをご覧ください。
★「イーアス沖縄豊崎」に行ってきました!!の記事は、コチラをご覧ください。
★沖縄の移動手段はレンタカーなしでも楽しめる!の記事はコチラです。
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日等が記載と異なる場合がございます。ご来店時は、事前に店舗へご確認をお願いします。
「DMMかりゆし水族館」と併設する商業施設は「iias沖縄豊崎」と命名されました。この商業施設には、155店舗が出店。完全屋内型の施設と開放的屋外型の施設の融合。大きさ的には、サンエーパルコシティの敷地面積の約85,485㎡に対して、「iias沖縄豊崎」の敷地面積は約71,499㎡のため、パルコシティよりやや少し小さくなりそうですね!とはいえコンパクトでありながらギュッと凝縮された商業施設です。
★「イーアス沖縄豊崎」に行ってきました!!の記事は、コチラをご覧ください。
2022年3月には、商業施設「iias沖縄豊崎」内に、屋内型テーマパーク「スモールワールズ沖縄」をオープン予定。このテーマパークは、国内外の観光地や都市をミニチュアで再現し、小さな自動車や鉄道、飛行機の模型などを動き回らせる沖縄県内初の企画。人気アニメと融合させた展示や、スマートフォンをかざすと画面上でタイムスリップできる仕掛けも検討しているそうです。
2020年4月25日には、東京都江東区の有明物流センターに、沖縄よりも一足早く「スモールワールズ」が開業予定。関西国際空港、スペースセンター、エヴァンゲリオン、美少女戦士セーラームーン等、各世界観を7つのエリアで表現した世界最大の屋内型ミニチュア・テーマパークだなんて、めちゃくちゃ面白そう!
そして屋上型テーマパークのフォトジェニックカフェ「ステムリゾート」も、2020年7月に「iias沖縄豊崎」に開業。「ステムリゾート」は、国際通りドン・キホーテ屋上7階にもあり、オシャレなインスタ映えスポットとして、大人気。タピオカカフェ・ソフトクリーム・かき氷・綿菓子など、可愛いをテーマにした映えメニューが女の子の心を鷲掴みです!
★DMMかりゆし水族館が開業!さっそく行ってきました!の記事はコチラです。
さて気になる入場料金は、
・大人2,400円(18歳以上)
・中人2,000円(13歳~17歳)
・小人1,500円(4歳~12歳)
※3歳以下は無料となってます。
営業時間は、9時 ~ 20時 年中無休。
チケットは、当日水族館で購入可能。またWEB販売、コンビニ等で販売予定。
住所 | 沖縄県豊見城市豊崎3番 |
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交通 | 那覇空港からバスで約30分、タクシー・車で約20分 |