NHKのブラタモリでは、タモリさんが町を歩いて歴史をひもといていきます。2016年沖縄に初めて雪が降った日、タモリさんが沖縄でコートを着て収録していたことを思い出しますが、そんな街歩きすることを「まちまーい」といいます。国道58号線は通称ごっぱちなどと言いますが、その58号線に焦点を当てたガイドと歩く・那覇まちまーい「沖縄の大動脈!終点から歩く国道58号線」に参加して、58号線を詳しく知っていきたいと思います。
那覇まちまーいは、那覇市観光協会が実施しているガイドと歩く街歩きのことです。町を歩き、地元の人とのふれあいや、ちょっと目線を変えて楽しめるコースがたくさんあります。この沖縄REPEATでも何度かこのコースに参加して記事を書かせてもらっています。
さて、今回は「沖縄の大動脈!終点から歩く国道58号線」。明治橋から前島交差点までの約2kmを歩いて、車で走ったら気がつかないような所をのぞいていきます!
さて、今回は「沖縄の大動脈!終点から歩く国道58号線」。ゆいレール旭橋駅に朝10時集合、まずは、今日のコースの概略と国道58号線全体のことを旭橋駅の地図を使ってガイドの粟国さんから教えていただきます。
国道58号線は鹿児島市を起点に種子島、奄美大島、沖縄本島をつなぐ総延長880kmという国道4号線(東京から青森)に次ぐ2番目の長さの国道です。とは言え、そのほとんどが海上区間(609.5km)で、起点になる鹿児島市内は通称朝日通りというわずか700m。
沖縄本島における国道58号線は戦後、アメリカ軍が駐留した際に「一号線」として整備された道路が、日本返還の際に57号線まであった一級国道に相当する58号線となったわけです。(現在は1級、2級の区分けはありません)
那覇軍港、那覇港につながる国場川にかかる橋、NAHAマラソンではスタート地点になるところです。奥武山のセルラースタジアムにも近いですね。
道路の中央には写真にあるように「58」の表示がされていて、嘉手納、名護方面へ北に58号線が延びていきます。
この58号線の終点は、同時に331号線の起点(豊見城、糸満、南城と南部から東部海岸線を北上し、名護の北にある大宜味村まで)と332号線の終点(那覇空港から)となり、同じ地点になります。
さてこの地点から、海の方を見ましょう!写真真ん中辺りに「飛行機」が見えますか。那覇空港から離陸したところですね。その手前の島のように木が茂っている辺りをご覧ください。「御物城(おものぐすく)」です。
現在は那覇軍港として、米軍の敷地内で通信室になっており、許可なく中に入ることはできませんが、ブラタモリでは中に入っていましたね。琉球王朝時代、中国や東南アジアから輸入された宝物の倉庫として使われていました。戦前には「風月楼」という高級料亭になった時代もあります。四方が海に囲まれたオーシャンビューの料亭というわけです。
「御物城」の反対側は那覇港です。本部、与論島、奄美大島を経て鹿児島まで行く航路や、サンセットディナークルーズなどができる遊覽船の発着場です。那覇港は大型船が入ってくる泊8号埠頭や、久米島、慶良間諸島へ行く泊港、大阪、東京などへの海路となる那覇新港など、いろいろあるので船に乗るときは間違えないようにご注意ください。
御物城と那覇港を左手に見ながら、明治橋を歩いて行くと足下にそれぞれ違った沖縄の花が描かれています。これは、「アラマンダ」で温度さえ上がれば一年中開花する熱帯地方によく見られる花です。
駅弁は現在営業を中止しています。
明治橋を渡りきる直前、右手には壺川漁港があります。
ここには「海人がつくる壺川駅前弁当」が販売されています。「駅前弁当」ですが、最南の駅弁でしょうか。逆光になってしまい、見づらいですね。ごめんなさい。生魚や海ぶどうがはいった弁当で800円です。
明治橋を渡っただけですが、まだまだ、国道58号線は見所があるようです。
この続きは、第2弾「まちに龍が現る!」をメインに58号線を歩きます。
明治橋は下記の地図をご覧ください。
住所:那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇3F 電話:098-860-5780
受付時間:9:00~17:00 電話、HPから申し込みができます。
那覇まちまーいのホームページはこちらです。各コース案内、参加申し込み等はこちらからどうぞ。
まちまーい参加券を提示すると、主な観光施設の割引優待が受けられます。