那覇市与儀にある泡盛の酒造所「津波古酒造」。毎月第4金曜日と土曜日に「太平感謝祭」を開催中。SNSでも告知しないし、酒造所近くにひっそりと看板が置いてあるくらいなので、知らない方も多いはず。国際通りからでも歩けない距離じゃないし、タクシーに乗ってもわずかです。
2021年11月は第4金曜の11月26日、第4土曜日の11月27日開催ですが、この週は祭日があることもあって、特別にもう一日、11月23日(勤労感謝の日)は午前も午後もやります。
「津波古酒造場」は那覇市与儀にあります。こんな場所にあるの?!というくらい、住宅街の一角にあります。代表銘柄は「太平」。明治31年(1898)に現在の那覇軍港である、那覇市垣花で創業。「万人に受ける酒より、個性的な味」「飲みやすい酒より、旨い酒」にこだわる酒造所です。1898年創業ってことは、今年で創業120年!!
平和を願う気持ちを表したラベルには、地球と太陽を意味する二重丸が描かれ、宇宙的な平和も表しています。元号が大正から昭和に変わる前年の1925年発売され、以来80年以上飲み続けられている津波古酒造の代表的銘柄「太平」。深みのあるまろやかな味わいに仕上がる老麹を使った一般酒で、豊かで華やかな香りときれいな甘い味わい。
12月も3回開催です!
ヤッホーイ!たくさんの泡盛を見るとテンション上がりますね~(笑)タンク毎にこだわりを持って作った泡盛、35号タンクとか表記されていて、味わいが違うから、はまっちゃいますよ~!
しかもかなりお安い。津波古酒造は昔ながらの製造方法をかたくなに守り続け、なんと生産量の6割を古酒造りにあてているんですって!
やちむんもあります!!やちむん会では知らない人はいない金城次郎・敏雄兄弟の敏雄さんの孫金城秀義さんの作品です。
こちらの「原酒太平」は、蒸留後に一滴の水も加えず瓶詰したもの。原酒とはもろみを蒸留して精製した後、加水調整をせず旨味成分を抽出したままの状態で、割水を行っていない酒の事をさします。
それにしても泡盛の説明書きが可愛すぎる(笑)
でも上の写真の原酒と子の写真の原酒は割水をしていない同じ原酒なのに、説明書きに書かれた味が違うのはなんでだろう?
実はこのラベルの数字が決め手なんです!常圧蒸留法においては、もろみを蒸留器に入れて加熱すると、アルコールと水が蒸発し冷却されて「原酒」となります。その「原酒」を抽出された順番に5つのタンクに分けててあるんです。この5つのタンクはそれぞれ個性が違うので、それらをブレンドすることにより、同じ原酒でも違う味わいが楽しめるのです。で、このラベルの数字はそれぞれのタンクの割合なので、試飲して一番好きな味を買いましょう。
杜氏が自分用に造った泡盛「杜氏の晩酌」を感謝祭だけの限定販売、工場の中もチラ見できる貴重な感謝祭を狙って行ってみてください。美味しい泡盛をお得に飲みましょうね!
住所:那覇市与儀2-8-53 ☎098-832-3696
第4金曜日開催時間:13:30~16:00 第4土曜日開催時間:9:00~12:00