名護市の道の駅許田にほど近い『轟の滝』。公園一帯を改修して丸2年で入園者10万人を突破!久志岳と辺野古岳の間を流れる川を水源とする、落差約30mの美しい滝で、岩にぶつかり飛び散る水しぶきは、観る人々に清々しさを満喫させてくれます。そしてこの轟の滝は、沖縄県指定文化財になっています。冬にしか見る事の出来ない草花もあり、冬の滝もなかなかいいものです。
轟の滝は名護市数久田(すくた)の自然公園内にあります。956年に県の名勝地に指定された「轟の滝」は落差約30メートル、滝つぼの直径は約20メートル。轟の滝の展望台からは本島最大級の1枚岩で、圧倒的な存在感を示す「石英斑岩」を望むことができます。1804年には尚灝王(しょうこうおう)が納涼殿を建て、巡遊した記録があるそうです。
久志岳と辺野古岳を中心とする広大な樹海を源とする、約4キロに及ぶ川が名護市数久田集落の近くで滝になり落ちています。
最近では自然体験学習広場やイベント広場などが整備され、2018年12月1日に本格的にオープンしました。一枚岩の間から流れ出す豪快な轟の滝に、新たな魅力が加わったことで、県内外から家族連れや修学旅行の学生らが訪れ、にぎわっているそうです。
滝といえば夏のイメージですが、冬時期にしか見る事のできない植物もあります。それはピンク色や白いの小さい花を付ける『ハシカンボク』。
『リュウキュウバライチゴ』は、その名の通り赤いイチゴのような果実が実ります。
大きいものだと直径2~3センチに育つこの果実は、熟すと食べる事もでき、ジャムにしたりもできるんです。甘酸っぱくて美味しいですよ。
また可愛い白い花をつける『シラタマカズラ』は、熟すと白色の実が付きます。
漢字で書くと『白玉葛』。このネーミングは白玉団子に似てるから・・・だと思います。
自然体験広場付近では、方言名で「マヤーフィーグ」と呼ばれるヒカゲへゴの群生エリアもあります。道も整備されているので、轟の滝を見たあとの散策もおススメです。
『轟の滝』と同じ名護市にあるヘリオス酒造の泡盛『轟』。この泡盛の銘柄は『轟の滝』にちなんで付けられました。泡盛の銘柄になるなんて、地元に愛されている滝なんですね。
轟の滝広場は午前9時〜午後8時。年末31日〜1月3日は休園。入園料は大人200円(70歳以上100円)、小人100円(小学生から高校生)、未就学児、障がい者は無料です。ぜひ訪れてみてくださいね。
住所 | 沖縄県名護市数久田609 |
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電話 | 0980-52-3394 |
営業時間 | 9:00~20:00 |