宮古列島のひとつ、下地島(しもじしま)。この下地島の北端、通称「下地島空港17エンド」と呼ばれる道路から眺める海は、ありえない程の美しさ。しかし3月からは車両通行止めになるそうです。一部で全面通行止めかと思う報道もありましたが、あくまで車両通行止めなので徒歩で行くことが出来ます。最後に開港前の空港見学ツアーのお知らせがあります。
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『17END』(ワンセブンエンド)って聞きなれないことばですよね?下地島には、下地島空港というパイロット訓練用の空港があります。島のほとんどの部分がこの空港といってもいいほど小さい島です。
ではなぜ『17END』と呼ぶのか?それは滑走路に『17』の文字が書かれているからだと言われています。これは航空機がこの方向に進入すると約170°(南側)方向に着陸出来るという事を表している数字です。
また、航空用語で滑走路末端の事を「Runway End」(ランウェイ エンド)と呼んでいることもあり、この場所を『17END』と呼ぶようになったとされています。MAPの空港写真で見ると『17』の数字が見えます。
下地島空港管理事務所は、この『17END』と呼ばれ観光客にも親しまれている管理用通路(約2キロ)を、3月23日から全面車両通行止めとすることを発表しました。
通行止めの理由については、伊良部大橋開通後からレンタカーや大型観光バスの利用が急激に増加し、空港を管理する上で保安上の問題が出てきているためとのこと。
しかし徒歩での侵入は可能なので、この美しい海を観る事はできます。
この写真はtwitter 下地島空港タッチアンドゴー1990Sのサイトよりお借りしました。
このサイトでは下地島空港の訓練情報などリアルな情報が出ています。
2019年3月30日に下地島空港が開業します。レンタカーや観光バスの利用が急増したことで、混雑や事故、道路の劣化や空港フェンスの損壊が発生するようになり、3月30日の空港ターミナル開業も考慮し、全面通行止めを決めたそうです。
観光客が多く訪れる事はいいことですが、それによってゴミが捨てられたり荒らされたり、今までは入れていた場所に入れなくなることも多々あるので、とても残念でなりません。備瀬のワルミの閉鎖も然りですが、マナーは大事です。
下地島空港『17END』へは宮古空港から22.5km、車で伊良部大橋を渡り約36分程で到着します。『17END』から眺める海は、まるで水色の蛍光ペンを溶かしたような美しさ。写真映え間違いなしです。
そして『17END』は、国内で唯一のパイロット訓練場。羽田空港のメイン滑走路とほぼ同じ長さの3000m滑走路を備え、ジェット機が離・着陸を繰り返しすタッチアンドゴーの訓練を行っています。練習機は南東にある中の島ビーチ近くから、宮古島方向に離陸した後、大きく旋回して、北西方向の海側から着陸。この北西の海側には飛行場を取り巻くように道路が走っているので、エメラルド色の海に突き出た誘導路の上を爆音とともに降下してくる飛行機を間近に見ることができるんです。
車両通行止めにはなりますが徒歩での侵入は可能なので、まるで天国のような美しい海を観に行ってみてくださいね!
クラブツーリズム貸切企画!なんと、唯一下地島空港開港前の空港を見学できるツアーを見つけました。
開港前の下地島空港特別見学と宮古諸島5島めぐり 3日間の詳細はコチラです。
住所:沖縄県宮古島市伊良部佐和田1727