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名護にある3つの泡盛工場見学のオススメ

沖縄本島北部に位置する名護市。三方の海に囲まれ、山々が連なる自然豊かな街「名護」には、龍泉酒造・津嘉山酒造・ヘリオス酒造という3つの泡盛酒造所があります。それぞれの蔵元がこだわりをもち、造る泡盛は、味わい豊かでとても美味。そんな名護にある3つの蔵元を紹介したいと思います。

龍泉酒造

 

那覇から車で1時間半で名護市羽地地区にある「龍泉酒造」。龍泉酒造は工場長以下スタッフ7名で泡盛造りを行っています。

名護にある泡盛工場龍泉酒造

 

龍泉酒造の泡盛の特徴は、「老麹(ひねこうじ)」を使用した伝統的な製法から生まれる独特の風味です。通常より時間をかけ黒麹菌をしっかり米につかせて製麹(せいきく)させることにより、風味の高い古酒向きの深い味わいを生み出す麹が出来ます。

名護にある泡盛工場龍泉酒造

龍泉酒造工場内にある売店。試飲をさせてもらって好みの泡盛をお土産にいかがですか?

那覇市の国際通りには、龍泉プロデュースの居酒屋「龍泉」もあり、酒造所プロデュースならではの泡盛に合う沖縄料理が楽しめます。

龍泉酒造の公式サイトでは、龍泉酒造の3本飲み比べセットも販売していますので、気になる方はぜひ!ちなみに、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、酒造所見学の受入れについて当面の間一時中止中です。詳しくは公式サイトをご確認ください。

◆龍泉酒造の公式サイトはコチラをご覧ください。

◆名護でこだわりの泡盛酒造工場見学!龍泉酒造の記事は、コチラをご覧ください。

龍泉酒造

住所:沖縄県名護市字仲尾次222 ☎0980-58-2401

津嘉山酒造所

名護市大中にある「津嘉山酒造」。平成21年6月30日、津嘉山酒造の建物は国の重要文化財に指定された、沖縄にただ一つ残る戦前の泡盛工場施設なのです。

泡盛醸造のための施設と、移住部分を一体とした形式で、麹屋と共に昭和初期の醸造施設の形態をいい状態のままとどめているため、歴史あるこの建物をさらに後世へ残すべく、大規模な修理「平成大改修」が行われ、平成30年6月30日に落成式が行われました。赤瓦がとても素敵な酒造所ですね!

主要銘柄は「國華(こっか)」。創業当時、名護以北には酒造所がなく、また名護は緋寒さくらの名所だったことから、
「国頭の泡盛の華となりたい」という意味を込め「國華」になったそうです。現在は工場長と杜氏の秋村英和さんのたった二人で、津嘉山酒造の泡盛全てを造っています。

名護の名水で造られた泡盛「國華」は、守り継がれてきた独自の製法による麹と硬水で仕込んだもろみを蒸気を吹き込みながら、蒸留した爽やかな飲み口が特徴。原酒に含まれる泡盛本来の旨味を活かし、ふくらみのある味わいを残すため、冷却濾過や珪藻土濾過は行っていません。

写真の秋村さんは、とても個性的で面白い杜氏さんなので、ぜひ酒造所見学に行ってみて下さい。コロナ禍でも元気に工場見学受付中です。詳しくは公式サイトをご確認ください。

◆津嘉山酒造の公式サイトはコチラをご覧ください。

◆名護の重要文化財の津嘉山酒造所、戦後は米軍宿舎だった!の記事は、コチラをご覧ください。

◆秋村英和さんが語った内容が、沖縄REPEAT姉妹サイトknow-oに詳しく掲載されています。

 

津嘉山酒造所

住所:沖縄県名護市大中1-14-6 ☎0980-52-2070

ヘリオス酒造

名護にある泡盛工場ヘリオス酒造

 

名護市許田にある「ヘリオス酒造」は、6種類の酒類製造免許を持ち、泡盛だけではなくクラフトビール・紅芋焼酎・梅酒・リキュール・ラム酒・黒糖酒・ハブ酒・ウイスキーなど多種多様な商品を展開しています。年間を通じて湿潤なやんばる地方は降雨量も多く、森に降った雨は土のミネラルを蓄えながら地中深く深くへしみ込み、ゆっくり時間をかけて川へ送りだされます。ヘリオス酒造の酒は、裏手を流れる川の上流の清らかな天然水を使って仕込まれています。

名護にある泡盛酒造所ヘリオス酒造のくら

ヘリオス酒造の主要銘柄「くら」は、1991年の発売から29年間、親しまれ続けるロングセラーの泡盛古酒。樹齢70年以上の北米産ホワイトオークを原木に、古酒「くら」だけのために作られた専用のオーク樽「くらのゆりかご」」で三年以上、時間と手間を惜しまず、じっくり熟成しています。

ヘリオス酒造の蔵の中に入ると、まるでウイスキーのような甘い香りに魅了されますよ!

出典:ヘリオス酒造公式サイト

工場見学ツアーの最後は、ショップで泡盛やビールなどヘリオス酒造のすべてのお酒が試飲できますので、試飲をしてお気に入りの商品をゲットしてくださいね!

※新型コロナウイルス感染拡大防止策として、酒蔵見学は当面の間営業を自粛中。併設の古酒蔵ショップは、平日10時~17時まで営業されています。

◆ヘリオス酒造の公式サイトはコチラをご覧ください。

◆名護ヘリオス酒造で「ほろ酔い酒蔵ナイトツアー」の記事は、コチラをご覧ください。

ヘリオス酒造

住所:沖縄県名護市許田405 ☎0980-50-9686

名護市制50周年を彩る泡盛「75Majun」

2020年は、名護市が誕生して50周年をむかえる節目の年。このおめでたい年にリリースされた泡盛「75Majun」は、「ヘリオス酒造」、「津嘉山酒造所」、「龍泉酒造」の泡盛をブレンドしたもの。

ラベルにはなごんちゅが愛する山羊や琉球在来種のアグー豚といった特産品、ヒンプンガジュマルといった観光名所など市民にとってなじみ深い要素がいっぱい詰め込まれて描かれています。価格は1100円(税抜) ※基本は化粧箱無し。化粧箱付きは限定3000本のみ。

この泡盛「75Majun」は、名護市内でのみ販売されました。限定数のため、発売後ほぼ完売となっています。運良く在庫を見つけたら是非購入して飲んでみてください。3酒造所の特徴がよく出ていて味わい深いです。泡盛は瓶で寝かせても熟成するので、今後どのような味に育っていくのか楽しみな泡盛です。

名護を訪れた際には、ぜひ気にかけて探してみてくださいね!

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福岡県出身。沖縄が好きすぎて2011年に那覇市に移住。現在は、インスタグラムなどで沖縄大好きを発信中!沖縄モチーフの革小物を製作・販売するSunking LeatherCraft代表。レザーソムリエ。泡盛マイスター。

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