★体験レポート ~青木さなえさん
1周年記念のお祝いでやってきました。本日のメインイベント!
目次
この座談会、酒造メーカーの方たちも飲みながら、各酒造所の特徴、泡盛作りの思いなどを語っていただき、だんだんヒートアップしてきます。当然、私たちも貴重な泡盛の試飲もさせていただきました!
咲元酒造(左)の非売品の泡盛。石川酒造場(右)は、甕仕込みの蔵ならではの商品。
久米島にある米島酒造のキャップのロゴ。このロゴの意味は…久米島の名物の「お米」と「久米島蛍」。 そして、蛍の舞う姿と静かに止まる姿を、時の流れと表現し静と動を新酒と古酒、酒造りの時を表現。
さらに「蛍の光」と「酒造り」の時の流れを比較表現することで、温故知新の精神を表現しているそうです。
意味深い米島酒造のロゴです。
そして、超スペシャル、1991年蒸留の25年古酒、石川酒造場の「沈黙」、なんと25,000円!!試飲させていただきました!
そしていよいよ、甕入れの儀です。これらを全部甕の中にみんなで入れます!是非、ここにいる女子たちにも泡盛の楽しみ方を知ってほしいな。
最後に各蔵元さんからの素敵な言葉をいただいたので紹介したいと思います。このメッセージを読めば、泡盛がなぜこんなにも素敵なお酒なのかということが良くわかります。
今あるものに、地域文化を取り入れた泡盛を作りたい。
例えばインディカ米と島の国産米のブレンドや、久米島蛍が生息する白瀬走川の水を利用するなど、自分たちにしか出来ない泡盛作り、「究道無限」の精神で酒作りを追求したい。
沖縄の文化・食品を取り入れた泡盛作りをしたい。「四日麹(よっかこうじ)」のように手間暇かけても深い味わいがある新酒の泡盛を作るなど、製法にもこだわり、自分たちの蔵の酒で盛り上げていきたい。
そして、内地の人たちにも、本物の古酒を知ってほしい。
昔の伝統を変えることなく、きちんと咲元原酒を作りあげること。いい古酒を作るためにあまり濾過しないようにしたり(粗濾過)、低温発酵・低温蒸留、通常より時間をかけ熟成させている。
屋台村オリジナル泡盛を作るにあたり初めて濾過をしっかりすることに挑戦し新たな発見があった。「楽しく飲む酒」を作りたい。
甕仕込みにこだわり泡盛作りをしている。これからも甕にこだわりやっていきたいが、従来のやり方だけでなく、新しいものも取り入れた泡盛作りも今後は展開したい。
そして、みんなに飲んでもらうために飲み方の提案もしていきたい。
お酒の場をとにかく楽しい場にしたい。その時のツールとして、泡盛がいかに楽しい酒なのか、それを意識した酒作りをしたい。人と人との繋がりの酒の場、そのアイテムとして、楽しい場を意識した泡盛作りをしていきたい。
泡盛は素晴らしい酒。例えば、家族が増えたり、記念日だったり、様々なお祝い事。それぞれの思いで贈ったり、新しく泡盛甕を用意したり、今だけでなく、数年後の思いもこめる泡盛。
そんな素敵な泡盛の思いをこめて、モノづくりをしたい。
以上、熱い座談会だった。それぞれの蔵元さんの思い、作り方は様々あれど、泡盛という酒、これは実はひとつじゃないかと思う。
私が泡盛が好きな理由。みんなで飲む酒だからだ。新調した泡盛、頂いた泡盛、床の間に寝かせ、何年経っても変わらずにそこにいて、またはその時の味わいを感じ、語り合い、泡盛を通して絆が生まれる。
そんな素敵な酒なんだよなぁ、泡盛って!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
文:青木さなえ