場所は東京都豊島区池袋。ビルの地下へ降りると「琉球料理 みやらび」があります。土壁や琉球石灰岩、シーサーで飾られた店内はまさに沖縄。昭和28年創業の老舗で、沖縄の情緒溢れる雰囲気の店内にある舞台上では、本場の琉球舞踊や三線ライブが鑑賞できるのも魅力。東京にいながら沖縄を感じられる沖縄好きにはたまらない沖縄居酒屋をご紹介します！
池袋駅北口から徒歩3分、アークシティ池袋の地下に「琉球料理 みやらび」はあります。
入口はこんな感じ。ちなみに店名である「みやらび」とは、美しい乙女、娘さんを意味する沖縄の方言。
昭和28年創業の「琉球料理 みやらび」は、2024年8月で71周年を迎える老舗。一歩店内に入れば、東京に居ることを忘れてしまう程の沖縄空間が広がります。店内奥にある舞台上では、本場の琉球舞踊も鑑賞できます。舞台の作りも上等です！
店内の壁には江戸川乱歩や山下清など、著名人や芸能人のサインと写真がいっぱい。
沖縄の情緒あふれる店内には、テーブル席とカウンター席があり、お一人様から複数人まで利用可能です。カウンターや店内には、琉球舞踊関連の版画や写真がたくさん飾られています！
予約をするとこのような手書きのカードがお出迎えしてくれます。こういうサービスは嬉しいですね！
今回注文した泡盛は、まさひろ酒造の「花島唄25度」。爽快感のある口あたりと花開くようなフルーティな香りが広がる琉球泡盛です。泡盛初心者の方にもおすすめです。
まずはじーまみー豆腐。落花生を使った沖縄の郷土料理です。濃厚で美味。
もずくの天ぷら。衣が薄くてもずくがたっぷり！
ソーメンぷっとぅるー。ニラともやしがシャキシャキで美味しい！ちなみに一般的にはソーメンチャンプルーと呼ばれていますが、チャンプルーの定義はお豆腐が入っていること。ソーメンチャンプルーにはお豆腐が入っていないので、ソーメンタシヤー、もしくはソーメンぷっとぅるーが正解！
野菜たっぷりの「ふーイリチー」。イリチーとは沖縄の方言で炒め煮のこと。沖縄独特の太いくるま麩に卵の衣をたっぷりつけ、豚肉と野菜と炒め合わせた彩りのよい一品。泡盛ともよく合う！
チキアギ。沖縄風さつま揚げです！軽く焼いてあるので香ばしさがイイ！
ラフテー。ラフテーは皮付きの豚の三枚肉の角煮で、砂糖、醤油、泡盛で煮込んだもの。味がシミシミで柔らかく泡盛がススみます！
色鮮やかなゴーヤーチャンプルー。沖縄産のゴーヤーと島豆腐を使用しているそうです。
コチラはミヌダル。知らない方も多いと思いますが、ミヌダルは、琉球王朝時代の宮廷料理としてお祝いの席で酒の肴として供されていた料理。豚のロース肉の薄切りに黒ゴマだれをまぶして蒸しあげたもので、蒸すことで脂身が落ちるため、見た目に反して味はあっさりしています。酒の肴に最適！！
そして〆には沖縄そばのハーフサイズ。ハーフサイズがあるのも嬉しいですね！
店内にはイチオシ泡盛「瑞穂酒造」の特設コーナーもありました！瑞穂酒造は、1848年（嘉永元年）創業。首里最古の蔵元「瑞穂酒造」。泡盛はもちろん離島8島の黒糖から造った8種類のラム酒や、オリジナルのジンなど、こだわりを持ち造られています。
特設コーナーには、黒糖酵母により短期発酵を行い、タンク貯蔵後、時間をかけて複数回蒸溜した原酒を、ブレンドした新酒「The MIZUHO」もありました！世界で最も権威あるロンドンの酒類品評会インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション 2022（IWSC 2022）では、100点満点中96点を獲得し、金賞を受賞した泡盛です。気になる方はぜひ！
店内奥にある上等な舞台では、琉球舞踊や四代目の仲濱美海さんの歌三線を鑑賞できます。
「琉球料理みやらび」二代目オーナーの川田功子さん（写真左）は、冠船流川田功子の会主宰。現在は川田さんの孫である仲濱美海さん（写真右）が四代目として一緒に頑張っています。仲濱美海さんは12歳のころから三線を手に歌い始めたそう！
ぜひ四代目の仲濱美海さんの唄三線を聴いてほしいです！一気に沖縄にいる感じに浸れますよ！
二代目オーナーの川田功子さんも、三板（さんば）という楽器を手に、盛り上げてらっしゃいます！
東京に居ながら沖縄を感じられる「琉球料理みやらび」。ぜひ訪れてみてくださいね！琉球舞踊をみたい場合は、ご予約の際にお確かめください！
「泡盛」は沖縄の地酒！沖縄で泡盛を楽しもう！！の記事はコチラです。
住所：東京都豊島区池袋２-45-1アークシティ池袋 B1 ☎03-3971-5061 定休日：日曜、祝日、第１・第3火曜日
