2024年11月2日(土)と3日(日)の2日間、読谷村のGala 青い海で「第19回 読谷やちむんと工芸市」が開催されます。イベントでは、お祭り特別価格にて陶器や琉球ガラスが販売され、普段なかなか会うことのできない工房さんとの会話を楽しむこともできます。お気に入りの一品を見つけてみませんか?
■開催日時:2024年11月2日(土)・3日(日)10時~18時
■開催場所:Gala青い海(沖縄県読谷村高志保915)
■入場料:無料
■駐車場:完備
<出店>
◆やちむん工房◆
あき陶器工房
工房 双子堂
dango
土工房 陶糸
陶芸工房 てぃーだ
陶芸 城
陶工房 波久
陶眞窯
陶房高江州
nagaremo
南陶窯
はんざ窯
やちむん漂窯
吉陶房
Rururu陶房
◆琉球ガラス工房◆
伊豆味ガラス工房 うみのおと
ガラス工房ブンタロウ
硝子家swell
再生ガラス工房てとてと
Sunday Glass
Fizz Glass
琉球ガラス工房 硝子家すずめ
琉球ガラス工房 雫
琉球ガラス匠工房
RYUKYU GLASS WORKS 海風
■お問い合わせ:Gala青い海 ☎098-958-3940
まず「やちむん」とは、沖縄の言葉で焼物のこと。温かみがあってとても素敵ですよね。
1682年、琉球王朝の尚貞王は、各地にあった窯場を首里城下の壺屋に集積し、陶業の発展を図りました。これまでの技術と中国からの技術を吸収して、やちむん(焼き物)は発展していきます。戦後の復興とともに、次第に、壺屋が手狭になってきて、1972年、後に沖縄発の人間国宝となる金城次郎さんが、読谷に移転します。次第に、仲間が集まり、大嶺實清さん、金城明光さん、玉元輝政さん、山田真萬さんの4人の陶芸家が1980年に9連房の共同登り窯を作り、「読谷やちむんの里」となっていきます。現在、15の陶芸工房と、1つのガラス工房がやちむんの里にできており、加えて読谷村内には、若手陶芸家も数多く集まり、約60もの窯元があります。
沖縄での吹きガラス製造は、明治時代に長崎や大阪からやってきたガラス職人によって伝えられ、薬瓶やランプのほや等の生活用品が作られたのが始まりとされています。そして琉球ガラスが生まれたきっかけは、戦後ガラス製品を作る材料が不足し、当時進駐していた米軍が捨てたコーラ瓶やビール瓶などを砕いて再利用し、材料にしたのがはじまりといわれています。
琉球ガラスの基本の色は、オレンジ・茶・緑・水色・青・紫の6色です。基本の色以外にも、調合によりピンクや黄色、黒など、濃淡を含め、様々な色を作ることができます。昔は、コーラやジュースの空き瓶を溶かして瓶の色をそのまま利用していましたが、現在では、基本となる3種類の原料に、着色剤を調合して、沖縄をイメージした鮮やかな色彩を生み出しています。
★沖縄の魅力がたっぷり!琉球ガラスの歴史を知ろう!の記事は、コチラをご覧ください。
会場となる「Gala青い海」では、「見る」「作る」「食べる」の3つの感動を伝える、海と塩の楽しい体感スペースです。ろくろ体験から本格器作りやシーサー製作や、吹きガラス製作体験、マリンサービスで楽しんた後は、オーシャンズピザで本格的なピザを堪能できます。
★ 19の工房が点在する読谷窯、やちむんの里の記事は、コチラをご覧ください。
住所:沖縄県中頭郡読谷村字高志保915番地 ☎098-958-3940