沖縄REPEAT@何度でも行きたくなる沖縄観光サイト

|

首里の復元を願った「木曳式(こびきしき)」に行ってきました!

首里の復元を願った「木曳式(こびきしき)」に行ってきました!

琉球王国の時代より首里城造営・修復に際し行われてきた祭事「木曳式(こびきしき) 」。平成元年の首里城復元の際にも「木曳式」が執り行われました。沖縄県では令和の正殿着工への記念すべき第一歩として、木曳式に倣った令和首里城復興イベント『いざ首里城 令和の木曳式』が国際通りでも開催され、御材木を見に行ってきました!

 

琉球王国の時代から続く「木曳式(こびきしき)」とは?

首里城木曳式

2019年10月31日に発生した火災によって、大部分が焼失してしまった沖縄・首里城。いよいよ2022年11月より正殿の建築が着工されます。

「木曳式(こびきしき)」とは、琉球王国の時代より首里城の修復などに使う木材を伐採地から運ぶ儀式で、平成の復元工事の際にも行われました。今回の「木曳式」 は、焼失した首里城正殿を再建するため33年ぶりに行われ、正殿の構造材として使われる御材木(おざいもく)「オキナワウラジロガシ」が、沖縄県国頭村の「国頭フェスティバル」を皮切りにスタートし、やんばるの山から那覇まで約109キロ運ばれます。
今回の復元では、沖縄県国頭村の楚洲、浜、安波の村有林から各1本が調達され、県産材の使用が可能となりました。パレードでは楚洲産の樹齢98歳、長さ8・5~9メートル、重さ4トンの御材木が各地を巡ります。
毎年10月末から11月初めには首里城祭(正殿が復元されるまでは首里城復興祭)が行われますが、今年は正殿着工の「木曳式(こびきしき)」が同時に開催される特別な年であり、琉球王国の時代から行われてきたこの祭事に参加できるまたとないチャンスです。まさに一生に一度しか見れない行事になるかもしれません。

 

「木曳式(こびきしき)」のスケジュール

首里城木曳式

出典:首里城公園

いざ首里城 令和の「木曳式(こびきしき)」スケジュール

【10/30(日)】
10:00〜11:00 国頭フェスティバル(国頭村森林公園 多目的広場)ライブ配信
11:40〜12:00 出発式(道の駅ゆいゆい国頭)ライブ配信
12:00〜 木曳パレード(国頭 → 那覇)ライブ配信
14:00〜14:30 御材木立ち寄り オキハム総合食品
15:30〜16:00 御材木立ち寄り イオンモール沖縄ライカム
17:00〜17:30 御材木立ち寄り NTT西日本沖縄支店
18:30 那覇着 パレード終了

【10/31(月)】
11:00〜12:00 ●御材木展示 イオン北谷店
13:00〜14:00 ●御材木展示 ブルーシール牧港店
15:00〜16:00 ●御材木展示 イオン具志川店

【11/1(火)】
12:00〜13:00 ●御材木展示 沖縄アウトレットモール あしびなー
13:30〜14:30 ●御材木展示 イーアス沖縄豊崎

【11/3(木・祝)】
9:00〜 ●木遣行列(中山門跡)ライブ配信
9:05〜 奉祝パレード
9:40〜 木遣行列
10:15〜 旗頭行列
11:00〜12:00 ●木遣イベント(首里城公園芝生広場)ライブ配信
1.獅子舞 2.首里音頭(舞踊) 3.国頭サバクイ 4.旗頭(瑞雲)
11:00~21:30 ●御材木車展示(首里城公園前交差点近く)

首里城木曳式

出典:首里城公園

期間中、沖縄都市モノレール首里駅とてだこ浦西駅から首里城公園まで、無料シャトルバスが約15分間隔で運行されます。シャトルバス利用者には、てだこ浦西駅パーク&ライド駐車場の無料券が配布されますので、お車を利用される方は、てだこ浦西駅の駐車場に駐車し、シャトルバスをご利用くださいね!

◆いざ首里城 令和の木曳式の詳細はコチラをご覧ください。

 

国際通りで木曳式(こびきしき)を見てきました!

首里城木曳式

場所は、那覇市の国際通り。日曜日なのでトランジットモール(歩行者天国)になっています。当日の朝、やんばるの道の駅ゆいゆい国頭で出発式を終えたトラックが、国際通りへと到着。12時30分頃より県庁前から国際通りのてんぶす前広場までのパレードがスタート。

首里城木曳式

トラックには大きな爬竜船(はりゅうせん)にたくさんの人が乗っています。

首里城木曳式

結構迫力ありますね!ゆっくりゆっくりと進んで行きます。木曳式を知らない観光客は、みんな驚いていました。

首里城木曳式

1台だけかと思ったら、また次のトラックがやってきました。

首里城木曳式

爬竜船(はりゅうせん)はその名の通り、船体の先に龍頭、船尾に龍尾の彫り物が飾られているのですが、2台目の龍尾が車両用感知器をくぐれないというアクシデントが!!どうなることかと見守ると、龍尾の部分をパカっと取り外し事なきを得ることができました。龍尾の部分って外れるんですね(笑)

首里城木曳式

そしていよいよ樹齢98歳、長さ8・5~9メートル、重さ4トンの御材木御材木(おざいもく)「オキナワウラジロガシ」の登場です!

首里城木曳式

この御材木が首里城正殿のどこかに使用されるんですね!今回が33年ぶり。今後も大規模工事が行われない限り木曳式を見る機会はほぼないと思います。それほど貴重な機会なのです。あ~見ることができてよかった!

この期間に沖縄にいらっしゃる方は、首里城復興祭と共に貴重な「木曳式(こびきしき)」をご覧になってくださいね!

◆いざ首里城 令和の木曳式の詳細はコチラをご覧ください。

◆首里城復興祭2022の記事はコチラをご覧ください。

(Visited 496 times, 2 visits today)

福岡県出身。沖縄が好きすぎて2011年に那覇市に移住。現在は、インスタグラムなどで沖縄大好きを発信中!沖縄モチーフの革小物を製作・販売するSunking LeatherCraft代表。レザーソムリエ。泡盛マイスター。

アーカイブ

カテゴリーから選ぶ

エリアから探す

Translate »