糸満市役所の隣に建つ立派な建物は何の施設かわかりますか?以前から気なってはいたのですが、テレビで紹介されていて行ってみたいと思い見学してきました。
建物名は、糸満市観光文化交流拠点施設「シャボン玉石鹸くくる糸満」。楽しそうなイベントを開催していたり、糸満の海のことや、糸満の文化も知れて、子供から大人まで楽しめるので、ぜひ足を運んでみてください。
くくる糸満は糸満市役所隣にあり、糸満の暮らしや伝統文化がよくわかる展示や、イベントができる貸しホール、会議室やセミナーなどで利用できる小会議室などがあります。
屋外ステージもあり、音楽イベントなども開催しています。
他にも子供と一緒に楽しめるイベントも定期的に開催されているみたいなので、ホームページや入口付近にある掲示板で確認してみてください。
くくる糸満はイベント・催事だけではなく常設展示場もありそこがとても面白かったので、観光客の方はもちろん、まだ行った事のない沖縄住みの方も楽しむことができますよ。
こちらの常設展示場では、糸満の海のことや、糸満の伝統文化を深く知ることができます。
映像や展示物がしっかりしていて、時間を忘れるくらい入り込んでしまいました。
まず最初に糸満の海についての展示があります。
壁に自分で選んだ好みの魚を泳がすことができたり、糸満の海に生息している魚を知ることができます。
大きな窓の上には糸満の伝統式漁船「サバニ」があります。
空を飛んでるみたいですね。船を下から見上げることなんてないので新鮮です。
次に進むと先ほど紹介したサバニについて詳しく知ることができる、サバニシアターがあります。
シアターは壁を大きく使い、まるで自分が実際に海の中をサバニに乗っているような演出です。
他にも糸満に海の1日の様子が流れたりします。
サバニシアターの反対には糸満の言葉クイズがありました。
海の生き物クイズに挑戦してみました。
糸満の方言で魚の名前をあてるのですが、結果は5問中3問正解の新米の糸満海人でした。
沖縄は地域で方言が違うので、糸満独特の方言を知ることができておもしろいですよ。
次のエリアは糸満の歴史や伝統行事、食文化などについて展示されています。
琉球王朝の時代から戦後、戦後からの糸満への成り立ちや地形について学ぶことができます。
他に糸満市には多くのグスク(琉球王国時代に王や英雄が築いた城)が残っていて、どこにあるか、どんな役割をしていたかを知ることができます。
グスクの背景を知ってから実際に訪ねてみると、より楽しめそうですね。
また糸満のは海人のまちとして発展してきたそうですが、こちらでは糸満の漁業・農業として知ることができます。
次に糸満の伝統行事を学べるエリアがあります。
こちらでは沖縄の独特な食文化を知ることができますよ。
食材をめくると
沖縄ならではの食べ方を知ることができます。
他にも行事のときに食べるものの紹介があるのですが、糸満は旧暦文化を大切に残していて、沖縄県内でも他の地域と少し違うところがあってとてもおもしろいなと思いました。
重箱はよく目にするのですが、ヒヌカンのお供え物は初めて見ました。
他に糸満を代表する伝統行事「糸満ハーレー」や「大綱引き」についても展示されていました。
実際の衣装も展示されています。
大綱引きは映像での説明もあるので、わかりやすかったです。
展示場は各箇所にモニターがあり、映像でも説明があるので、大人はもちろん子供でも飽きずに学ぶことができると思います。
まだ行ったことがない人はぜひ足を運んでみてください。
またひとつ新たな糸満の魅力を感じることができますよ。