久米島のヤジヤーガマ探検に行ってきました。ここは一部歩道は整備されているものの、洞窟内には看板や明かりをあえて置かず、自然のままの洞窟になっているため、ガイドさんと一緒に入ることをおすすめします。ヘルメットと懐中電灯を借りて洞窟内へ入ってみましょう!
沖縄の癒しの離島・久米島の探検スポットをご紹介です!
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「ヤジヤーガマ」「ヤジャーガマ」と言われる洞窟です。「ヤジヤー」は地名、「ガマ」は洞窟という意味です。本島の戦跡で、戦時中に隠れた穴や洞窟をこう呼ぶので御存知の方も 多いと思いますが、その「ガマ」です。
久米島のなかでも最大級の鍾乳洞がこの「ヤジヤーガマ」で、ガイドさんがついて案内してくれるメニューが用意されています。今回このツアーに参加しましたので レポートです。
ガイドさんとの待ち合わせると、さっそくこの看板を見せてくれました。
ヤジヤーガマの全貌です!長さは約800メートル。
自然の鍾乳石の造形美の他に、久米島固有の昆虫や動物もいるそうです。
クメ●●という名前の生き物もいるんですねー。期待が膨らみます。では早速スタート
まずは階段を下っていきます。少し気温がさがったかな?とも思いますが、そこは夏の久米島、洞窟だからヒヤっとした、とまではなりません。
熱帯らしい植物が生い茂っていて、この先鍾乳洞があるの?という感じです。植物に関してもガイドの保久村昌欣さんが色々教えてくれます。普段見かけない植物ですので、勉強になりますよ。
保久村さんにはこちらのコースでもお世話になりました。
久米島の自然を歩く!ニブチの森散策ツアーの記事はコチラです。
洞窟の入り口らしきものがでてきましたよ。
中に入るとどんどんと暗くなってきます。
あたりが暗くなると懐中電灯がたよりです。
天井柄ぶら下がっているいくつもの鍾乳石がみえてきました。
「つらら石」というそうです。何本も無数に生えています。
水滴がしたたっています。この水に含まれた成分がかたまり、それを繰り返してつらら石が成長します。なんと2cmほどの長さができるのに約2500年もかかるとか!今は西暦2022年、ということは、飛鳥時代(700年頃)から今までで、約1センチってことか・・・。凄いことですね、そうやって考えると・・。
これは鍾乳洞の壁。キラキラと光る「方解石」という炭酸カルシウムの鉱物だそうです。きれいですね。
ようやく明るくなってきました。出口が近いですね。
そとの世界が見えてきました。見上げると木々の間を通った光が、緑色に光りまぶしいです。 それほど長い時間いなかったのに、地底の暮らしから出てきた人のような気分です。
こちらはようやく出口付近まできて明るくなった場所の写真です。
茶褐色の壺が転がっていますね? ほとんどが割れています。
「壺の失敗作??」「戦時中に運び込まれたもの??」と想像しても答えが見つかりませんので、ガイドさんに質問。
これは、琉球王朝の頃の風習で、風葬の跡だそうです。 その時代庶民は墓が持てなかったので、甕に遺体をいれて、放置することで風葬させていたそうです。よく見ると、人骨らしきものもありました。
ヤジヤーガマの探検ツアーの申し込みは、「島の学校」というサイトからが便利です
久米島観光協会が運営している久米島の観光案内や、現地メニューの予約サイトです。
そちらで申し込みができます。ぜひどうぞ!