2021年からリニューアル工事のため休園していた「福州園」が2022年7月8日(金)の那覇の日にリニューアルオープン!営業時間が21時まで拡大、ライトアップされます。那覇市久米にある「福州園」は、那覇市制70周年記念並びに、那覇市と中国福州市の友好都市10周年記念事業として建設された中国式庭園。福州市と歴史的つながりの深い久米村(クニンダと読み、現在の久米)に、設計から施工まで福州市の職人により、福州市の資材を使用して建設されました。
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1年3ヶ月の休業期間を経てリニューアルオープンした福州園。新しい照明機器を導入して見事なライトアップが楽しめます。
ライトアップは18時から21時まで。入園は20時30分までです。
訪れる時期にもよりますが、8月頃だと日没が19時15分くらい。18時から入れば、昼間の福州園とライトアップした福州園と両方楽しむことが出来ます。
福州園は総面積8,500㎡もの広さがあり、福州園は、四季(春・夏・秋冬)の三部空間で構成されているのが特徴です。まず福州園入口にあたる「大門」から左方向に進むと「夏景色」の空間へ。手前に「烏塔」、奥に「白塔」と呼ばれる双塔があり、この双塔は御影石で造られた福州の双塔の縮図で、典型的な福州の景観だそう。
夏景色の空間を通り抜けると、春景色の空間へ。写真は「桃花渓(とうかけい)」で、小川の清流と静かな池からなり、豊かな自然や流水、舞い落ちる花びらなど福州閩江(ふくしゅうびんこう)を表現しています。ちなみに閩江(びんこう)とは、福州市がある福建省最大の河川・閩江のこと。
そして東屋のような円形の建物は「知春亭(ちしゅんてい)」と呼ばれ、「すべて円満に」という思いが込められているそうです。
今度は福州園の入口にあたる「大門」から右方向に進むと、秋・冬景色の空間です。ちなみに大門をくぐると目の前にあるのが、御影石と寿仙岩を石材とした「照壁」。
秋・冬景色の空間の一番の見どころはこの「冶山・冶亭(やざん・やてい)」。石の冶山(人口山)の頂上に立つ冶亭と流れ落ちる滝。福州の名勝「冶山水景」を表しており、園内でもっともダイナミックな空間。冶亭まで階段で上がると素敵な風景が見渡せます。
そして滝の裏側にも行くことができますよ!
那覇空港から福州園まで車で約10分。モノレール県庁前駅からは徒歩で約8分の場所にあります。福州園入口の向かい奥には有料駐車場があり、1時間以内の駐車は無料。園内の主な建造物は、三山(千山、烏山、屏山)、二塔(白塔、烏塔)、一流(ミン江)など、中国・福州市を代表する風景を模したもの。とても素晴らしい中国式庭園で、中国にいるような気分を味わえます。
住所:沖縄県那覇市松山1丁目17-9
24時間営業、最初の1時間無料、福州園正面から奥へ70m、松山公園に隣接しています。
ライトアップに伴い、開園時間も延長され、夜間料金が設定されました。
琉球王国は、南海の小国でありながら独立国家として450年間(1429-1879年)成り立っていました。それを支えていたのは、中国皇帝から冊封使を迎え入れ、琉球王として承認を受けることで貿易立国として、中国を中心として、東南アジア、韓国、日本との交易で栄えていきました。特に福州は中国への入口であり、貿易の要になってきますが、同時に学問や文化が入ってきた入口でもあります。
福州園に併設されているクニンダテラス内歴史展示室(無料)の琉球王国交易すごろく。中国への入口は⑰福州が中心であったことがよくわかります。
福州園を満喫した後は、福州園のお隣にある「クニンダテラス」へ行きましょう。「クニンダテラス」は琉球や久米村(クニンダ)の歴史文化に触れる事ができる展示室や、飲食店、交流室からなる複合施設です。
■歴史展示室(入場無料)9:00~18:00 水曜定休
■交流室(有料)9:00~21:00 水曜定休 利用料:1時間210円 冷房利用料:1時間100円
併設のカフェレストラン「グッドファームズキッチン」では、農園野菜やブランド精肉をチャコールグリルにて提供してくれます。
リーズナブルなランチもあります。
■グッドファームズキッチン 11:00~23:00 年中無休
住所:那覇市久米2-29-19 ☎098-869-5384 営:9:00~21:00 水曜休園(水曜が休日の場合は翌日)