2024年10月12日(土)~10月14日(月・祝)の三日間、那覇市の秋の風物詩であり、三大祭りの一つである「第54回那覇大綱挽まつり」が開催されます。メインとなる「旗頭行列・那覇大綱挽」は13日(日)に行われ、市内全域の14旗の旗頭が国際通りを力強く練り歩く「旗頭行列(うふんなすねーい)」に始まり、国道58号線では世界一の大綱による「那覇大綱挽」が行われます。3日間花火も打ち上げられます。
目次
■開催日:2024年10月12日(土)~10月14日(月・祝)
<行事日時・場所>
◆旗頭行列(那覇大綱挽保存会):10月13日(日)11時半~14時(交通規制時間含む)/国際通り
◆那覇大綱挽(那覇大綱挽保存会):10月13日(日)綱挽開始16時~(交通規制を含めた時間) /国道58号線久茂地交差点
◆那覇大綱挽まつりRBC市民フェスティバル(琉球放送):10月12日(土)~14日(月・祝)11:00~21:00/奥武山総合運動公園
◆TSUNAフェス:10月12日(土)~13日(日)/てんぶす那覇前広場・パレットくもじ前広場
てんぶす那覇前広場11:00~21:00(予定)
パレットくもじ前広場13:00~21:00(予定)
※パレットくもじ前広場は12日(土)のみ
※例年実施の「市民演芸・民俗伝統芸能パレード」の実施はありません。
■那覇大綱挽まつりの公式サイトはコチラです。
奥武山総合運動公園では、「2024那覇大綱挽まつりRBC市民フェスティバル」が3日間を通して開催されます。飲食やゲームの出店をはじめ、音楽ライブなどの各種ステージイベントに、打ち上げ花火など、多彩な催しが行われます。
■開催日時:2024年10月12日(土)~10月14日(月・祝)
■開催場所:奥武山総合運動公園
■イベント内容:音楽ライブ/カラオケ大会/飲食屋台/ゲーム屋台/打ち上げ花火(3日間共に20:30より)
■RBC市民フェスティバルの公式サイトはコチラです。
当日午前中の久茂地交差点です。東の綱です。
西の綱です。みーんな(女綱)、をぅーんな(男綱)をかぬち棒で結合させて、西東に分かれて挽き合います!
挽き合うといっても太い綱を挽き合うのではなく、この枝分かれした細い綱の部分を参加者全員で挽きます。
那覇大綱挽会場には旗頭も勢揃いして、声をかけていきます。
2022年の那覇大綱挽まつりは、まさかの綱が切れてしまい東西引き分けとなりました。2022年は人数制限をしたため、短く、細くして綱の重さを約半分にしたそうです。例年ならワイヤーを入れて補強するそうですが、重量を軽くしたため、切れてしまったのでしょう。
綱が切れて引き分けが発表された直後の様子です。
那覇大綱挽に先立ち、市内全域の14旗の旗頭が国際通りを力強く練り歩く「旗頭行列(うふんなすねーい)」から始まり、国際通りでは旗頭行列が行われました。風にも影響されるし、太く重い旗をひとりで交代しながらあげていきます。
11時30分から14時までゆいレール牧志駅付近から、県庁の方に向かって旗頭行列が進んでいきました。
少し時間を戻してみましょう。58号線は奥の方に見えるように、緑地帯になっているのが普通ですが、久茂地交差点だけは左右ともにブロックになっています。このブロックを取り外して、ここに大綱がやってきます。
たしかに取り外しが出来るように組まれていますね。
早朝未だ暗いうちに那覇軍港で作られた大綱が運ばれてきます。クレーン車で持ち上げて綱をまっすぐにしていきます。
男綱と女綱といわれ、両方をつなぎあわせていきます。
那覇大綱挽は琉球王朝の時代にさかのぼり、国際交流都市として繁栄するに伴い、国王襲位の慶弔祝賀行事としてひかれるなど、琉球王国独特の大綱挽に成長し、1935年(昭和10年)まで挽かれてきました。沖縄戦で中断され、1971年(昭和46年)那覇市制施行50周年を記念して復活しました。
そして、1995年(平成7年)ギネス認定、さらに97年その記録を更新し、全長186m、総重量40トン220kg、綱直径1m58cm、手綱数236本、挽き手1万5000人、参加人員27万5000人と認定登録されました。一般の方々も参加することができ、国籍や性別年齢を超えた一大イベントでテレビ中継されるほどの大行事に発展しています。
黒装束のむむぬちはんたー(股引半套)を身にまとった各地区の青年たちが舞う旗頭(はたがしら)が、この綱挽を応援する村の旗印であります。
西方 琉球王朝を統一させた尚巴志と 東方 最後の北山王攀安知(はんあんち)の対決。赤い台の上でそれぞれの大将がにらみ合い、綱引きが始まる!!これまで東西の勝負はほぼ互角、さて今年はどちらに軍配が上がるのか?!ぜひ参加してみてくださいね!
那覇大綱挽に使われている綱は嘉例綱(かりーつな)とも呼ばれ、最後に持ち帰ることが出来ます。綱を持ち帰ると平和・幸福・繁栄をもたらすと言われています。しかし2022年は持ち帰りが禁止されました。2023年は持ち帰れますように!
会場やスケジュールなどの詳細は下記をご参照ください。