琉球王国時代、首里城での時刻は日影台(日時計)と漏刻門の水時計で管理されていました。日時計は季節によって太陽の角度が変わるため、傾斜角度を調整する必要があります。現在の首里城公園では、春分・秋分・夏至・冬至の年 4 回だけ変更されています。その変更に併せて、解説会が開催されます。
琉球王朝の時の管理は、首里城漏刻門において水時計で管理されていましたが、その補助的な役割を担ったのが、日影台(日時計)です。
12支が刻まれた時計盤に刺した棒の日陰によって、時間を計っていましたが、季節によって太陽の高さが異なるため、時計盤の角度を調整する必要があります。そこで本来は二十四節季毎に調整するのですが、現在では春分・秋分・夏至・冬至の年 4 回だけ変更されます。
今回はその春分にあわせて、3日間日影台の解説会が開かれます。
開催日:2022年12月22日(木・冬至)・24日(土)・25日(日)
時間:12:20 14:20 1日2回開催(約30分)
参加費:無料
申し込み:不要
場所:首里城公園 広福門前の日影台
あまり角度がない冬の時期の日影台です。冬至で10度に設定されます。
春分、秋分あたりは45度に設定され、夏至には64度になります。
守礼門から歓会門、瑞泉門、漏刻門を経て、無料区域の最後の門広福門です。この前に日影台があります。
日影台あたりからの眺めは素晴しく、天気が良いと慶良間諸島まで見渡すことが出来ます。
また、首里城周辺では赤瓦を使った屋根がたくさんあり、高さ制限や赤瓦と同じような色を使うようにされています。
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