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名護の玄関口を守る「ひんぷんガジュマル」は国指定天然記念物

名護の玄関口を守る「ひんぷんガジュマル」は国指定天然記念物

オリオンビールハッピーパークのすぐそば、商店街の入り口付近の中央に大きなガジュマルがデーンと座っている。道路は、ガジュマルを避けてロータリーのように曲がって走る。高さ約19m、胸の高さで幹周囲10m、推定樹齢300年から320年の巨木だ。平成9年に国指定天然記念物に指定されている。(写真提供:名護市)

名護の玄関口・ひんぷんガジュマル

名護のひんぷんガジュマル

ひんぷんガジュマルはちょうど名護の商店街の入り口に当たる位置にある。「ひんぷん」とは屋敷の正門と母屋の間に設けられた屏風上の塀のこと。外からの目隠しや、悪霊を防ぐものと言われている。名護の街の「ひんぷん」の役割をしているのが、このガジュマルと言える。

名護のひんぷんガジュマル

この地面の部分は、一面に根が張られている状態のため、この中に入ると根を痛めるようになるため、絶対に入らないようにする必要がある。

名護のひんぷんガジュマル

カジュマルの実を食べる鳥たちが、地面に落としたり、未消化のまま糞になったりしたものが、発芽して、このように無数の幹が生えてくる。このような幹が絡まってくることから「カラマル」が「ガジュマル」になったと言われている。

名護に遷都!?

名護のひんぷんガジュマル

1750年具志頭親方蔡温は、当時の運河開通論と王府を首里城から名護へ移遷しようという論議を鎮圧するための三府龍脈碑を建てたところ、「ひんぷん」に見えるところから、その隣のガジュマルが、「ひんぷんがじまる」と言われるようになった。(ひんぷんガジュマルの説明看板より)

名護のひんぷんガジュマル

三府龍脈碑をアップしてみましょう。
 
名護のひんぷんガジュマル道路わきにはガジュマル緑地になっている。奥に見えるガジュマルが「ひんぷんガジュマル」。手前にもガジュマルがある、横に広く根を張っている。

名護のガジュマルここは木陰になっていて、日曜日の天気がいい日などは近隣の方たちがゆんたくをしている姿を見受けたりする。憩いの広場にもなっているようだ。

名護さくらガイドがひんぷんガジュマルを紹介

名護のひんぷんガジュマル
 
名護さくらガイドさんたち(写真はさくらガイド西原良逸さん)が、名護の街中散策を案内してくれるコースがある。このガジュマルを中心にコースが組まれていて、「名護のシンボル、ひんぷんガジュマルパワースポット巡り」「名護博物館、やんばるの自然と生活、学びのコース」「沖縄の食文化、名護市営市場と酒造所巡り」などの6つのコースがある。参加費は、大人1500円、小人1000円(小、中、高)で90分のコースが組まれている。前日までに予約が必要ですが、歴史や背景がよくわかって、より一層名護が楽しい場所になるのではないでしょうか。
名護さくらガイドの詳細はこちらをご覧ください。

ひんぷんガジュマル

住所:〒905-0016 沖縄県名護市大東1丁目1

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2016年11月16日公開、2021年1月11日更新

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